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L―システインの製造方法 NEW

国内特許コード P170014048
整理番号 (S2013-1385-N0)
掲載日 2017年4月19日
出願番号 特願2015-535442
出願日 平成26年8月28日(2014.8.28)
国際出願番号 JP2014072567
国際公開番号 WO2015033849
国際出願日 平成26年8月28日(2014.8.28)
国際公開日 平成27年3月12日(2015.3.12)
優先権データ
  • 特願2013-183237 (2013.9.4) JP
発明者
  • 大津 厳生
  • 河野 祐介
  • 高橋 砂予
  • 舟橋 依里
  • 城山 真恵加
出願人
  • 国立大学法人 奈良先端科学技術大学院大学
発明の名称 L―システインの製造方法 NEW
発明の概要 本発明は、L-システインを効率的な製造方法、具体的には腸内細菌科に属する細菌を培地中で培養して得られた培養物からL-システインを採取する、L-システインの製造方法であって、前記腸内細菌科に属する細菌が、glp Eタンパク質、yee Dタンパク質、psp Eタンパク質、sse Aタンパク質、yce Aタンパク質、及びsir Aタンパク質からなる群より選択される少なくとも1種の硫黄転移ドメイン含有タンパク質が過剰発現するように改変されていることを特徴とする、製造方法を提供する。
従来技術、競合技術の概要


システイン・シスチン類は、医薬品、化粧品、食品等の多岐にわたる分野で利用されている。システインは、主に、人・動物の毛に多く含まれるアミノ酸であることから、古典的にはこれらの毛を加水分解することにより製造されてきた。しかし、製品の安全性をより高めるという観点、及び環境への影響をより少なくするという観点から、多くの他のアミノ酸と同様に発酵法によって製造することが望まれている。



従来から、腸内細菌科に属する細菌を用いた発酵法によりシステインを製造する方法が各種報告されている(特許文献1及び2)。腸内細菌科に属する細菌、例えば大腸菌には、システインを生合成する経路として、硫黄源として硫酸塩を利用する経路(硫酸経路)と、硫黄源としてチオ硫酸塩を利用する経路(チオ硫酸経路)の2つの経路が存在することが知られている(非特許文献1)。



しかしながら、システイン生合成経路にはいまだ未知の部分が多く、他の経路が存在すること、ましてやチオ硫酸経路として新たな経路が存在することは全く知られていなかった。

産業上の利用分野


本発明は、新規チオ硫酸経路を利用したL-システインの効率的な製造方法、及び該方法に適した細菌に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
腸内細菌科に属する細菌を培地中で培養して得られた培養物からL-システインを採取する、L-システインの製造方法であって、
前記腸内細菌科に属する細菌が、glp Eタンパク質、yee Dタンパク質、psp Eタンパク質、sse Aタンパク質、yce Aタンパク質、及びsir Aタンパク質からなる群より選択される少なくとも1種の硫黄転移ドメイン含有タンパク質が過剰発現するように改変されていることを特徴とする、製造方法。

【請求項2】
前記硫黄転移ドメイン含有タンパク質が、glp Eタンパク質、yee Dタンパク質、及びpsp Eタンパク質からなる群より選択される少なくとも1種である、請求項1に記載の製造方法。

【請求項3】
前記硫黄転移ドメイン含有タンパク質が、yee Dタンパク質、及びsir Aタンパク質からなる群より選択される少なくとも1種である、請求項1に記載の製造方法。

【請求項4】
前記培地が炭素源としてグリセロールを含む、請求項1~3のいずれかに記載の製造方法。

【請求項5】
前記培地が硫黄源としてチオ硫酸塩を含む、請求項1~4のいずれかに記載の製造方法。

【請求項6】
前記培地が硫黄源として硫酸塩を含む、請求項1~4のいずれかに記載の製造方法。

【請求項7】
前記腸内細菌科に属する細菌がエシェリヒア属細菌である、請求項1~6のいずれかに記載の製造方法。

【請求項8】
glp Eタンパク質、yee Dタンパク質、psp Eタンパク質、sse Aタンパク質、yce Aタンパク質、及びsir Aタンパク質からなる群より選択される少なくとも1種の硫黄転移ドメイン含有タンパク質が過剰発現するように改変されている腸内細菌科に属する細菌。

【請求項9】
さらに、O-アセチルセリンスルフヒドリラーゼBの活性が低下するように改変されている、請求項8に記載の細菌。

【請求項10】
前記硫黄転移ドメイン含有タンパク質が、glp Eタンパク質、yee Dタンパク質、及びpsp Eタンパク質からなる群より選択される少なくとも1種である、請求項8又は9に記載の細菌。

【請求項11】
前記硫黄転移ドメイン含有タンパク質が、yee Dタンパク質、及びsir Aタンパク質からなる群より選択される少なくとも1種である、請求項8又は9に記載の細菌。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 公開
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