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鉛含有ガラスからの鉛の回収方法 UPDATE コモンズ

国内特許コード P170014064
整理番号 FU702
掲載日 2017年4月26日
出願番号 特願2017-001480
公開番号 特開2017-082340
出願日 平成29年1月7日(2017.1.7)
公開日 平成29年5月18日(2017.5.18)
発明者
  • 岡田 敬志
  • 米沢 晋
  • 高島 正之
出願人
  • 国立大学法人福井大学
発明の名称 鉛含有ガラスからの鉛の回収方法 UPDATE コモンズ
発明の概要 【課題】鉛を含有する光学レンズ、ブラウン管などの鉛含有ガラスを高温に加熱する必要がなく、酸化鉛の蒸気を系外に排出させずに鉛を容易に回収することができる鉛含有ガラスからの鉛の回収方法を提供する。
【解決手段】閉鎖系内で鉛含有ガラスから鉛を回収する方法であって、一酸化炭素を発生する物質を耐熱性容器A内に入れ、耐熱性容器Aとは別に耐熱性容器Bを用意し、耐熱性容器B内に鉛含有ガラスおよびガラス溶融剤を入れた後、耐熱性容器Bを耐熱性容器A内に入れ、耐熱性容器Aの開口部を密閉した状態で当該鉛含有ガラスが当該ガラス溶融剤の存在下で900~1100℃の温度に加熱されるように耐熱性容器Aを加熱することによって当該鉛含有ガラスを溶融させ、得られた鉛含有ガラスの溶融物に前記一酸化炭素を発生する物質から発生した一酸化炭素ガスを接触させ、当該鉛含有ガラスの溶融物中で析出した鉛を回収することを特徴とする。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要


使用済みのブラウン管テレビに用いられているブラウン管に含まれているブラウン管ガラスは、資源として有効利用するために、カレット化することによってブラウン管ガラスの原材料として水平リサイクルすることが望まれる。しかし、近年、ブラウン管テレビから液晶テレビ、プラズマテレビなどに需要が移行しつつあるため、ブラウン管ガラスを水平リサイクルすることが困難となってきていることから、ブラウン管ガラスを埋立地に埋めることによって最終処分することが検討されている。



しかしながら、ブラウン管ガラスにおける鉛の含有率は、酸化鉛ベースで21~25質量%程度であることから、当該鉛を鉛原料として有効利用することが望まれる。特に、わが国においては、将来、鉛が不足することが予想され、また海外でも鉛の需要が増大することが考えられることから、ブラウン管ガラスを最終処分するのではなく、当該ブラウン管ガラスに含まれている鉛を回収することができる方法の開発が急務となっている。



前記ブラウン管ガラスなどの鉛含有ガラスに含まれている鉛を回収する方法として、鉛含有ガラスと粒径が100μm以上である還元剤と融剤とを含有する混合物を還元溶融し、当該鉛含有ガラスに含まれている酸化鉛を金属鉛として分離回収することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。



しかし、前記方法には、酸化鉛を還元することによって金属鉛として回収するためには、1200~1600℃の高温に加熱しなければならないことからエネルギー効率が低いのみならず、前記混合物を還元溶融する際に酸化鉛が一部蒸発することから金属鉛を効率よく回収することができず、さらに蒸発した酸化鉛が大気中に飛散することを防止するためのフィルターを必要とすることから装置自体が大がかりとなるという欠点がある。



したがって、近年、鉛を含有する光学レンズ、ブラウン管などの鉛含有ガラスから鉛を容易に回収することができる鉛含有ガラスからの鉛の回収方法の開発が望まれている。

産業上の利用分野


本発明は、鉛含有ガラスからの鉛の回収方法に関する。さらに詳しくは、本発明は、例えば、鉛を含有する光学レンズ、ブラウン管などの鉛含有ガラスから鉛を効率よく回収することができる鉛含有ガラスからの鉛の回収方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
閉鎖系内で鉛含有ガラスから鉛を回収する方法であって、一酸化炭素を発生する物質を耐熱性容器A内に入れ、耐熱性容器Aとは別に耐熱性容器Bを用意し、耐熱性容器B内に鉛含有ガラスおよびガラス溶融剤を入れた後、耐熱性容器Bを耐熱性容器A内に入れ、耐熱性容器Aの開口部を密閉した状態で当該鉛含有ガラスが当該ガラス溶融剤の存在下で900~1100℃の温度に加熱されるように耐熱性容器Aを加熱することによって当該鉛含有ガラスを溶融させ、得られた鉛含有ガラスの溶融物に前記一酸化炭素を発生する物質から発生した一酸化炭素ガスを接触させ、当該鉛含有ガラスの溶融物中で析出した鉛を回収することを特徴とする鉛含有ガラスからの鉛の回収方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2017001480thum.jpg
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