TOP > 国内特許検索 > 3-ハロアラインを生成するための合成中間体及びその合成方法

3-ハロアラインを生成するための合成中間体及びその合成方法 NEW

国内特許コード P170014081
整理番号 (S2014-0641-N0)
掲載日 2017年5月9日
出願番号 特願2016-507803
出願日 平成27年3月11日(2015.3.11)
国際出願番号 JP2015057210
国際公開番号 WO2015137417
国際出願日 平成27年3月11日(2015.3.11)
国際公開日 平成27年9月17日(2015.9.17)
優先権データ
  • 特願2014-050883 (2014.3.13) JP
発明者
  • 吉岡 英斗
  • 宮部 豪人
出願人
  • 学校法人兵庫医科大学
発明の名称 3-ハロアラインを生成するための合成中間体及びその合成方法 NEW
発明の概要 【課題】
より少ない工程数で、簡便に合成可能なアライン前駆体及びその合成方法。
【解決手段】
本発明によれば、トリアルキルシリル基と、該トリアルキルシリル基に隣接する両隣の位置に、-OSO基[RはC2m+1(mは整数)あるいはアルキルで置換されていてもよいアリール又はヘテロアリール基である]と、-X基[XはF、Cl又はBrである]とを有する芳香族化合物が提供される。
【選択図】 なし
従来技術、競合技術の概要


アライン(1,2-ベンザインまたはo-ベンザイン、単にベンザインとも言う)は、芳香環上に三重結合を有する反応性の高い化学種の総称である。アラインは反応性に富むため、多環性複素環類等の生物活性物質や機能性分子の合成など多方面で利用されている(非特許文献1、特許文献1、2)。
アラインを生成する方法としては主に、高温や強塩基性などの過酷な反応条件を必要とするものが知られていた。1983年に温和な条件下でアラインを発生する方法として、芳香環上に隣接するトリメチルシリル基とトリフルオロメタンスルホン酸エステル基を用いる方法が報告された(非特許文献2)。また、3-ハロアラインを温和な条件下で生成する前駆体として、6-トリメチルシリル-2-ハロフェニルトリフルオロメタンスルホナート(非特許文献3)や6-ブロモ-4-トリメチルシリル-1H-インドール-5-イルトリフルオロメタンスルホナート(非特許文献4)が報告されたが、この前駆体は本発明とは異なる化合物であり、その合成法も異なる。
以下の文献は、それぞれが参照により本明細書に援用される。
【非特許文献1】
P. M. Tadross and B. M. Stoltz, Chem. Rev., 2012, 112, 3550-3577.
【非特許文献2】
H. Kobayashi, et al., Chem. Lett., 1983, 12, 1211-1214.
【非特許文献3】
H. Yoshida, et al., Angew. Chem. Int. Ed., 2013, 52, 8629-8632.
【非特許文献4】
N. K. Garg, et al., J. Am. Chem. Soc., 2011, 133, 3832-3835.
【非特許文献5】
R. C. Larock, et al., Org. Biomol. Chem., 2013, 11, 191-218.
【非特許文献6】
S. M. Bronner and N. K. Garg, J. Org. Chem., 2009, 74, 8842-8843.
【非特許文献7】
A. E. Goetz and N. K. Garg, Nature Chem., 2013, 5, 54-60.
【非特許文献8】
M. F. Greanye, et al., Chem. Commun., 2013, 49, 7602-7604.
【特許文献1】
特開平10-245367号公報
【特許文献2】
国際公開第2014/024212号

産業上の利用分野


本発明は、3-ハロアラインを生成するための合成中間体及びその合成方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
-H(水素)基と、該-H基に隣接する両隣の位置に、トリアルキルシリルオキシ基と、-X基[XはF、Cl又はBrである]とを有する芳香族化合物を、リチウムアミド、又はマグネシウムアミドもしくは亜鉛アミドとリチウム塩とのアート錯体型の複塩と反応させる工程を含む、
トリアルキルシリル基と、該トリアルキルシリル基に隣接する両隣の位置に、-OSO基[RはC2m+1(mは整数)あるいはアルキルで置換されていてもよいアリール又はヘテロアリール基である]と、-X基[XはF、Cl又はBrである]とを有する芳香族化合物を合成するための方法。

【請求項2】
前記トリアルキルシリル基、-OSO基及び-X基が直接結合している環が炭素六員環である、請求項1に記載の方法。

【請求項3】
前記芳香族化合物が、置換されていてもよいベンゼン、ナフタレン、インドール、キノリン、イソキノリン又はベンゾフランに、前記トリアルキルシリル基、-OSO基及び-X基が結合した芳香族化合物である、請求項1又は2に記載の方法。

【請求項4】
トリアルキルシリル基と、該トリアルキルシリル基に隣接する両隣の位置に、-OSO基[RはC2m+1(mは整数)あるいはアルキルで置換されていてもよいアリール又はヘテロアリール基である]と、-X基[XはF、Cl又はBrである]とを有する芳香族化合物であって、前記トリアルキルシリル基、-OSO基及び-X基が直接結合している環が炭素六員環である芳香族化合物。

【請求項5】
置換されていてもよいベンゼン、ナフタレン、インドール、キノリン、イソキノリン又はベンゾフランに、前記トリアルキルシリル基、-OSO基及び-X基が結合した芳香族化合物である、請求項4に記載の芳香族化合物。

【請求項6】
請求項4又は5に記載の化合物からなるアラインの生成のための中間体。

【請求項7】
請求項4又は5に記載の化合物にフッ化物イオンを反応させることを含む、アラインを生成するための方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 公開


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close