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新規なグルコース誘導体、および該誘導体を用いた細胞イメージング方法およびイメージング剤 NEW

国内特許コード P170014095
整理番号 (S2014-0801-N0)
掲載日 2017年5月9日
出願番号 特願2015-078062
公開番号 特開2015-205870
出願日 平成27年4月6日(2015.4.6)
公開日 平成27年11月19日(2015.11.19)
優先権データ
  • 特願2014-079071 (2014.4.8) JP
発明者
  • 山田 勝也
  • 佐々木 綾子
  • 豊島 正
  • 山本 敏弘
  • 大塚 祐治
出願人
  • 国立大学法人弘前大学
  • 株式会社ペプチド研究所
発明の名称 新規なグルコース誘導体、および該誘導体を用いた細胞イメージング方法およびイメージング剤 NEW
発明の概要 【課題】本発明は、糖の膜輸送系を介して細胞内に取り込まれる新規なグルコース誘導体を提供することを目的とする。本発明はまた、該グルコース誘導体を用いた、細胞または細胞内分子のイメージング剤およびイメージング方法を提供することを目的とする。本発明はさらには、該グルコース誘導体を用いたがん細胞を精度よく検出するための方法、およびその方法に用いるイメージング剤を提供することを目的とする。
【解決手段】クマリン骨格またはキノリン骨格をもつ蛍光分子団の7位にグルコースが結合した、D-グルコース誘導体およびL-グルコース誘導体が提供される。さらに、該誘導体を用いた細胞のイメージング剤およびイメージング方法が提供される。また、前記L-グルコース誘導体を用いたがん細胞のイメージング剤およびイメージング方法が提供される。
【選択図】図2
従来技術、競合技術の概要


生きた細胞を対象に、細胞を可視化イメージングする、或いは、生体内の分子をターゲットにした可視化イメージングで分子動態、分子間相互作用、分子位置情報を明らかにし、生命科学機構の解明や創薬スクリーニングに繋げようとする分子イメージングが活発に行われている。また特に、異常をきたした細胞、例えばがん細胞を可視化してがん細胞やがん部位を検出するための研究も活発に行われている。



本発明者らのグループは、生きた細胞のD-グルコースの動的な取り込みプロセスの研究に使用することができる方法として、D-デオキシグルコースの2位に蛍光発色団としてN-(7-ニトロベンズ-2-オキサ-1,3-ジアゾール-4-イル)アミノ基を結合せしめた、緑色の蛍光を発する2-[N-(7-ニトロベンズ-2-オキサ-1,3-ジアゾール-4-イル)アミノ]-2-デオキシ-D-グルコース(2-NBDG)を用いる方法を提案し、その有用性を哺乳動物の各種の細胞を用いて実証した(非特許文献1)。



この方法は、2-NBDGが生きた細胞内に選択的に取り込まれる性質を利用したものであり、取り込みによる蛍光強度の変化を追跡することで細胞のD-グルコースの取り込みについての動的活動を定量的に知ることができることから、生物がD-グルコースをどのようにして細胞内に取り込んで利用するのかを研究する上での画期的な方法として世界中の研究者に評価され、今や、この研究分野において欠かすことができない標準的なプロトコルとして位置付けられている(非特許文献2)。



現在までの蛍光D-グルコース誘導体開発の歴史において、緑色の蛍光基NBDを結合したD-グルコース誘導体2-NBDGならびに6-NBDGの他には、細胞内にグルコーストランスポーターGLUTを介して輸送されることが国際的に認知され、様々な追試を受けたものは存在しない。更に、がんのPET検査で用いられるFDGと同様に、細胞内に取り込まれた後リン酸化されることが示されている分子は2-NBDG以外に存在しない。このため、2-NBDGは、基礎科学分野への利用目的に留まらず、臨床医学における腫瘍細胞イメージングへの応用可能性が早くから示唆され(非特許文献3、特許文献1など)、がんの画像診断に応用しようとする試みも多数なされている。(非特許文献4,5)



2-NBDG以外の分子でGLUT通過が期待される化合物として、発明者らはNBDの類縁体であるDBDをD-グルコースに結合した分子2-DBDG(2-[N-7-(N’,N’-ジメチルアミノスルホニル)ベンズ-2-オキサ-1,3-ジアゾール-4-イル)アミノ]-2-デオキシ-D-グルコース)を開発してその性質を報告した(特許文献2)。しかし、2-DBDGは蛍光波長が2-NBDGよりわずかに長波長側にシフトするものの、2-NBDGとスペクトルのオーバーラップが大きく、2-NBDGと同時に使用した場合に両者を識別する上で問題がある。



実際、NBD以外の様々な蛍光分子を結合したD-グルコース誘導体もこれまでに提案されてきた。特に、より組織透過度の高い近赤外領域に蛍光極大を有するプローブを結合した分子、あるいは二光子顕微鏡を用いた励起に適した分子、2-NBDGより強力な蛍光を発する分子等の開発が繰り広げられてきた。しかしながら、これらのD-グルコース誘導体分子は2-NBDGよりはるかに大きな分子サイズを有するため、その細胞内への取り込み機構は、食作用や、あるいはタンパクに結合した状態でinternalizationによって取り込まれる等、GLUT以外の経路を介して細胞内に取り込まれるものと推定されている(非特許文献6)。



また、緑色や赤色、近赤外の蛍光スペクトルを有する分子の他に、青色の蛍光スペクトルを有するクマリン誘導体分子をD-グルコースに結合した蛍光グルコース誘導体も報告されている(Esculin、Fraxin、およびWO2012/70024号公報(特許文献3)記載の化合物)。しかしながら、これらの誘導体はGLUTを介して細胞内に取り込まれるのもではなく、これまでに青色の蛍光分子団を分子内に有する糖誘導体であって、かつGLUTを通過する分子は報告されていない。



また、グルコースにキノリン誘導体分子が結合した物質として、G. Wagnerら(非特許文献7)により下記の物質:



【化1】


が、Roman Kimmelら(非特許文献8)により下記の物質:



【化2】


が報告されているが、これらはいずれもグルコースの1位に、直接または酸素原子を介してキノリン誘導体が結合した構造であり、いずれもGLUTを介して細胞内に取り込まれることは報告されていない。



一方、本発明者らによって、グルコースに、3-カルボキシ-6,8-ジフルオロ-7-ヒドロキシクマリン(パシフィックブルー)又は3-カルボキシメチル-6,8-ジフルオロ-7-ヒドロキシ-4-メチルクマリン(マリーナブルー)を、アミド結合を介してグルコースに結合した化合物が提案され、PCT/JP2013/076629として特許出願されている。

産業上の利用分野


本発明は、新規なグルコース誘導体に関する。本発明はまた、新規なグルコース誘導体を用いた細胞イメージング方法およびイメージング剤に関する。本発明はまた、新規なグルコース誘導体を用いてがん細胞を検出および/またはイメージングする方法およびそのためのイメージング剤に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
下記式(1):
【化1】


(式中、X-Y-Zは、O-C=O,NH-C=O、NR3-C=O、またはN=C-OR4であり、ここで、R3はC1-C5アルキルであり、R4はC1-C5アルキルである、
1およびR2は、各々独立に、水素、ハロゲン、C1-C5アルキル、C2-C5アルケニル、C2-C5アルキニル、C1-C5ハロアルキル、C1-C5アルキルアミノ、シクロアルキル、フェニル、ピリジル、チオフェニル、ピロリル、およびフラニルからなる群より選ばれる基であり、
Gは、下記式(G1)~(G4):
【化2】


から選ばれる基である)
で表される化合物またはその塩であるグルコース誘導体。

【請求項2】
下記式(2):
【化3】


(式中、XはO、NH、またはNR3であり、ここで、R3はC1-C5アルキルである、
1およびR2は、各々独立に、水素、ハロゲン、C1-C5アルキル、C2-C5アルケニル、C2-C5アルキニル、C1-C5ハロアルキル、C1-C5アルキルアミノ、シクロアルキル、フェニル、ピリジル、チオフェニル、ピロリル、およびフラニルからなる群より選ばれる基である。)
で表される化合物またはその塩である、請求項1に記載のグルコース誘導体。

【請求項3】
前記式(2)において、XがOである、請求項2に記載のグルコース誘導体。

【請求項4】
下記式(3):
【化4】


(式中、R1およびR2は、各々独立に、水素、ハロゲン、C1-C5アルキル、C2-C5アルケニル、C2-C5アルキニル、C1-C5ハロアルキル、C1-C5アルキルアミノ、シクロアルキル、フェニル、ピリジル、チオフェニル、ピロリル、およびフラニルからなる群より選ばれる基であり、R4は、C1-C5アルキルである)
で表される化合またはその塩である請求項1に記載のグルコース誘導体。

【請求項5】
下記式(4):
【化5】


(式中、XはO、NH、またはNR3であり、ここで、R3はC1-C5アルキルである、
1およびR2は、各々独立に、水素、ハロゲン、C1-C5アルキル、C2-C5アルケニル、C2-C5アルキニル、C1-C5ハロアルキル、C1-C5アルキルアミノ、シクロアルキル、フェニル、ピリジル、チオフェニル、ピロリル、およびフラニルからなる群より選ばれる基である。)
で表される化合物またはその塩である、請求項1に記載のグルコース誘導体。

【請求項6】
前記式(4)において、XがOである、請求項5に記載のグルコース誘導体。

【請求項7】
下記式(5):
【化6】


(式中、R1およびR2は、各々独立に、水素、ハロゲン、C1-C5アルキル、C2-C5アルケニル、C2-C5アルキニル、C1-C5ハロアルキル、C1-C5アルキルアミノ、シクロアルキル、フェニル、ピリジル、チオフェニル、ピロリル、およびフラニルからなる群より選ばれる基であり、R4は、C1-C5アルキルである)
で表される化合物またはその塩である請求項1に記載のグルコース誘導体。

【請求項8】
以下に記載の化合物:
2-デオキシ-2-(2-オキソ-2H-クロメン-7-イル)アミノ-D-グルコース(CDG)、2,4-ジデオキシ-2-(2-オキソ-2H-クロメン-7-イル)アミノ-4-フルオロ-D-グルコース(4-F-CDG)、2,6-ジデオキシ-2-(2-オキソ-2H-クロメン-7-イル)アミノ-6-フルオロ-D-グルコース(6-F-CDG)、2-デオキシ-2-(2-オキソ-1,2-ジヒドロキノリン-7-イル)アミノ-D-グルコース(QDG)、2-デオキシ-2-(2-オキソ-2H-3-メチル-クロメン-7-イル)アミノ-D-グルコース(3-MCDG)、2-デオキシ-2-(2-オキソ-2H-4-メチル-クロメン-7-イル)アミノ-D-グルコース(4-MCDG)、2-デオキシ-2-(2-オキソ-2H-3-トリフルオロメチル-クロメン-7-イル)アミノ-D-グルコース(3-TFMCDG)、2-デオキシ-2-(2-オキソ-2H-4-トリフルオロメチル-クロメン-7-イル)アミノ-D-グルコース(4-TFMCDG)、2-デオキシ-2-(2-オキソ-1,2-ジヒドロ-3-メチル-キノリン-7-イル)アミノ-D-グルコース(3-MQDG)、2-デオキシ-2-(2-オキソ-1,2-ジヒドロ-4-メチル-キノリン-7-イル)アミノ-D-グルコース(4-MQDG)、2-デオキシ-2-(2-オキソ-1,2-ジヒドロ-3-トロフルオロメチル-キノリン-7-イル)アミノ-D-グルコース(3-TFMQDG)、2-デオキシ-2-(2-オキソ-1,2-ジヒドロ-4-トロフルオロメチル-キノリン-7-イル)アミノ-D-グルコース(4-TFMQDG)、2-デオキシ-2-(2-オキソ-2H-クロメン-7-イル)アミノ-L-グルコース(CLG)、2,4-ジデオキシ-2-(2-オキソ-2H-クロメン-7-イル)アミノ-4-フルオロ-L-グルコース(4-F-CLG)、2,6-ジデオキシ-2-(2-オキソ-2H-クロメン-7-イル)アミノ-6-フルオロ-L-グルコース(6-F-CLG)、2-デオキシ-2-(2-オキソ-1,2-ジヒドロキノリン-7-イル)アミノ-L-グルコース(QLG)、2-デオキシ-2-(2-オキソ-2H-3-メチル-クロメン-7-イル)アミノ-L-グルコース(3-MCLG)、2-デオキシ-2-(2-オキソ-2H-4-メチル-クロメン-7-イル)アミノ-L-グルコース(4-MCLG)、2-デオキシ-2-(2-オキソ-2H-3-トリフルオロメチル-クロメン-7-イル)アミノ-L-グルコース(3-TFMCLG)、2-デオキシ-2-(2-オキソ-2H-4-トリフルオロメチル-クロメン-7-イル)アミノ-L-グルコース(4-TFMCLG)、2-デオキシ-2-(2-オキソ-1,2-ジヒドロ-3-メチル-キノリン-7-イル)アミノ-L-グルコース(3-MQLG)、2-デオキシ-2-(2-オキソ-1,2-ジヒドロ-4-メチル-キノリン-7-イル)アミノ-L-グルコース(4-MQLG)、2-デオキシ-2-(2-オキソ-1,2-ジヒドロ-3-トロフルオロメチル-キノリン-7-イル)アミノ-L-グルコース(3-TFMQLG)、および2-デオキシ-2-(2-オキソ-1,2-ジヒドロ-4-トロフルオロメチル-キノリン-7-イル)アミノ-L-グルコース(4-TFMQLG)
からなる群より選ばれる請求項1に記載のグルコース誘導体。

【請求項9】
以下に記載の化合物:
2-デオキシ-2-(2-オキソ-2H-クロメン-7-イル)アミノ-D-グルコース(CDG)、2-デオキシ-2-(2-オキソ-1,2-ジヒドロキノリン-7-イル)アミノ-D-グルコース(QDG)、2-デオキシ-2-(2-オキソ-2H-クロメン-7-イル)アミノ-L-グルコース(CLG)、および2-デオキシ-2-(2-オキソ-1,2-ジヒドロキノリン-7-イル)アミノ-L-グルコース(QLG)、
からなる群より選ばれる請求項1に記載のグルコース誘導体。

【請求項10】
2-デオキシ-2-(2-オキソ-2H-クロメン-7-イル)アミノ-D-グルコース(CDG)、または2-デオキシ-2-(2-オキソ-2H-クロメン-7-イル)アミノ-L-グルコース(CLG)である請求項9に記載のグルコース誘導体。

【請求項11】
請求項1~10に記載のグルコース誘導体において、グルコースの2位、4位または6位のいずれか一つのヒドロキシ基が18Fに置換された放射性標識されたグルコース誘導体。

【請求項12】
2-デオキシ-2-(2-オキソ-2H-3-[11C]メチル-クロメン-7-イル)アミノ-D-グルコース(3-[11C]MCDG)、2-デオキシ-2-(2-オキソ-2H-4-[11C]メチル-クロメン-7-イル)アミノ-D-グルコース(4-[11C]MCDG)、2-デオキシ-2-(2-オキソ-2H-3-[18F]フルオロジフルオロメチル-クロメン-7-イル)アミノ-D-グルコース(3-[18F]TFMCDG)、2-デオキシ-2-(2-オキソ-2H-4-[18F]フルオロジフルオロメチル-クロメン-7-イル)アミノ-D-グルコース(4-[18F]TFMCDG)、2-デオキシ-2-(2-オキソ-1,2-ジヒドロ-3-[11C]メチル-キノリン-7-イル)アミノ-D-グルコース(3-[11C]MQDG)、2-デオキシ-2-(2-オキソ-1,2-ジヒドロ-4-[11C]メチル-キノリン-7-イル)アミノ-D-グルコース(4-[11C]MQDG)、2-デオキシ-2-(2-オキソ-1,2-ジヒドロ-3-[18F]フルオロジフルオロメチル-キノリン-7-イル)アミノ-D-グルコース(3-[18F]TFMQDG)、2-デオキシ-2-(2-オキソ-1,2-ジヒドロ-4-[18F]フルオロジフルオロメチル-キノリン-7-イル)アミノ-D-グルコース(4-[18F]TFMQDG)、2-デオキシ-2-(2-オキソ-2H-3-[11C]メチル-クロメン-7-イル)アミノ-L-グルコース(3-[11C]MCLG)、2-デオキシ-2-(2-オキソ-2H-4-[11C]メチル-クロメン-7-イル)アミノ-L-グルコース(4-[11C]MCLG)、2-デオキシ-2-(2-オキソ-2H-3-[18F]フルオロジフルオロメチル-クロメン-7-イル)アミノ-L-グルコース(3-[18F]TFMCLG)、2-デオキシ-2-(2-オキソ-2H-4-[18F]フルオロジフルオロメチル-クロメン-7-イル)アミノ-L-グルコース(4-[18F]TFMCLG)、2-デオキシ-2-(2-オキソ-1,2-ジヒドロ-3-[11C]メチル-キノリン-7-イル)アミノ-L-グルコース(3-[11C]MQLG)、2-デオキシ-2-(2-オキソ-1,2-ジヒドロ-4-[11C]メチル-キノリン-7-イル)アミノ-L-グルコース(4-[11C]MQLG)、2-デオキシ-2-(2-オキソ-1,2-ジヒドロ-3-[18F]フルオロジフルオロメチル-キノリン-7-イル)アミノ-L-グルコース(3-[18F]TFMQLG)、および2-デオキシ-2-(2-オキソ-1,2-ジヒドロ-4-[18F]フルオロジフルオロメチル-キノリン-7-イル)アミノ-L-グルコース(4-[18F]TFMQLG)から選ばれる放射性標識された請求項1に記載のグルコース誘導体。

【請求項13】
請求項1~10のいずれか一つに記載のグルコース誘導体を含む、標的細胞をイメージングするための組成物。

【請求項14】
請求項3または4に記載のグルコース誘導体を含む、標的細胞をイメージングするための組成物。

【請求項15】
請求項6または7に記載のグルコース誘導体を含む、標的細胞をイメージングするための組成物。

【請求項16】
請求項8に記載のグルコース誘導体を含む、標的細胞をイメージングするための組成物。

【請求項17】
請求項9に記載のグルコース誘導体を含む、標的細胞をイメージングするための組成物。

【請求項18】
前記グルコース誘導体が2-デオキシ-2-(2-オキソ-2H-クロメン-7-イル)アミノ-D-グルコース(CDG)または2-デオキシ-2-(2-オキソ-2H-クロメン-7-イル)アミノ-L-グルコース(CLG)である、請求項17に記載の組成物。

【請求項19】
前記グルコース誘導体が2-デオキシ-2-(2-オキソ-1,2-ジヒドロキノリン-7-イル)アミノ-D-グルコース(QDG)または2-デオキシ-2-(2-オキソ-1,2-ジヒドロキノリン-7-イル)アミノ-L-グルコース(QLG)である、請求項17に記載の組成物。

【請求項20】
請求項11または12に記載のグルコース誘導体を含む、標的細胞をイメージングするための組成物。

【請求項21】
標的細胞をイメージングする方法であって、以下の工程、
a.標的細胞に、請求項1~12のいずれか一つに記載のグルコース誘導体を接触させる工程、および
b.該標的細胞内に存在するグルコース誘導体が発する蛍光を検出する工程、
を含む細胞のイメージング方法。

【請求項22】
前記グルコース誘導体が2-デオキシ-2-(2-オキソ-2H-クロメン-7-イル)アミノ-D-グルコース(CDG)または2-デオキシ-2-(2-オキソ-2H-クロメン-7-イル)アミノ-L-グルコース(CLG)である、請求項21に記載のイメージング方法。

【請求項23】
前記グルコース誘導体が2-デオキシ-2-(2-オキソ-1,2-ジヒドロキノリン-7-イル)アミノ-D-グルコース(QDG)または2-デオキシ-2-(2-オキソ-1,2-ジヒドロキノリン-7-イル)アミノ-L-グルコース(QLG)である、請求項21に記載のイメージング方法。

【請求項24】
前記工程aにおける組成物が、さらに別の蛍光標識グルコース誘導体を含み、かつ前記工程bが、標的細胞内に存在する少なくとも一つのグルコース誘導体を検出する工程である、請求項21~23に記載のイメージング方法。

【請求項25】
前記別の蛍光標識グルコース誘導体が、2-[N-(7-ニトロベンズ-2-オキサ-1,3-ジアゾール-4-イル)アミノ]-2-デオキシ-D-グルコース(2-NBDG)、2-[N-(7-ニトロベンズ-2-オキサ-1,3-ジアゾール-4-イル)アミノ]-2-デオキシ-L-グルコース(2-NBDLG)、2-デオキシ-2-[N-7-(N’,N’-ジメチルアミノスルホニル)ベンズ-2-オキサ-1,3-ジアゾール-4-イル)アミノ]-D-グルコース(2-DBDG)、2-デオキシ-2-[N-7-(N’,N’-ジメチルアミノスルホニル)ベンズ-2-オキサ-1,3-ジアゾール-4-イル)アミノ]-L-グルコース(2-DBDLG)、および、2位にスルホローダミン(好ましくは、スルホーダミン101、スルホーダミンB)をスルホンアミド結合せしめた2-アミノ-2-デオキシ-L-グルコースからなる群より選ばれる少なくとも一つのグルコース誘導体である、請求項24に記載のイメージング方法。

【請求項26】
前記グルコース誘導体の組合せが、蛍光として青色、緑色および赤色から選ばれる2色の色をそれぞれ発する2つのグルコース誘導体の組合せである、請求項25に記載のイメージング方法。

【請求項27】
前記グルコース誘導体の組合せが、蛍光として青色を発するグルコース誘導体と緑色を発するグルコース誘導体と赤色を発するグルコース誘導体の組合せである、請求項25に記載のイメージング方法。

【請求項28】
癌または癌細胞を検出するための方法であって、以下の工程、
a.標的細胞に、請求項3または4に記載のグルコース誘導体を含有する組成物を接触させる工程、および
b.該標的細胞内に存在する該グルコース誘導体を検出する工程、
を含む検出方法。

【請求項29】
前記グルコース誘導体が、CDG、QDG、3-TFMCDG、4-TFMCDG、3-TFMQDG、または4-TFMQDGである請求項28に記載の検出方法。

【請求項30】
前記グルコース誘導体がCDGである請求項29に記載の検出方法。

【請求項31】
癌または癌細胞を検出するための方法であって、以下の工程、
a.標的細胞に、請求項6または7に記載のグルコース誘導体を含有する組成物を接触させる工程、および
b.該標的細胞内に存在する該グルコース誘導体を検出する工程、
を含む検出方法。

【請求項32】
前記グルコース誘導体が、CLG、QLG、3-TFMCLG、4-TFMCLG、3-TFMQLG、または4-TFMQLGである請求項31に記載の検出方法。

【請求項33】
前記グルコース誘導体がCLGである上記32に記載の検出方法。

【請求項34】
前記工程bにおける検出が標的細胞をイメージングすることにより行う請求項28~33のいずれか一つに記載の検出方法。

【請求項35】
前記工程aにおける組成物が、さらに別の蛍光標識グルコース誘導体を含み、かつ前記工程bが、標的細胞内に存在する少なくとも一つのグルコース誘導体を検出する工程である、請求項28~34のいずれか一つに記載の検出方法。

【請求項36】
前記、別の蛍光標識グルコース誘導体が、2-[N-(7-ニトロベンズ-2-オキサ-1,3-ジアゾール-4-イル)アミノ]-2-デオキシ-D-グルコース(2-NBDG)、2-[N-(7-ニトロベンズ-2-オキサ-1,3-ジアゾール-4-イル)アミノ]-2-デオキシ-L-グルコース(2-NBDLG)、2-デオキシ-2-[N-7-(N’,N’-ジメチルアミノスルホニル)ベンズ-2-オキサ-1,3-ジアゾール-4-イル)アミノ]-D-グルコース(2-DBDG)、2-デオキシ-2-[N-7-(N’,N’-ジメチルアミノスルホニル)ベンズ-2-オキサ-1,3-ジアゾール-4-イル)アミノ]-L-グルコース(2-DBDLG)、および、2位にスルホローダミン(好ましくは、スルホーダミン101、スルホーダミンB)をスルホンアミド結合せしめた2-アミノ-2-デオキシ-L-グルコースからなる群より選ばれる少なくとも一つのグルコース誘導体である、請求項35に記載の検出方法。

【請求項37】
前記グルコース誘導体の組合せが、蛍光として青色、緑色および赤色から選ばれる2色の色をそれぞれ発する2つのグルコース誘導体の組合せである、請求項36に記載の検出方法。

【請求項38】
前記グルコース誘導体の組合せが、蛍光として青色を発するグルコース誘導体と緑色を発するグルコース誘導体と赤色を発するグルコース誘導体の組合せである、請求項36に記載の検出方法。

【請求項39】
標的がん細胞をイメージングするためのイメージング剤であって、請求項3または4に記載のグルコース誘導体を含むがん細胞のイメージング剤。

【請求項40】
前記グルコース誘導体が、CDG、QDG、3-TFMCDG、4-TFMCDG、3-TFMQDD、または4-TFMQDGである請求項39に記載のイメージング剤。

【請求項41】
前記グルコース誘導体がCDGである請求項40に記載のイメージング剤。

【請求項42】
標的がん細胞をイメージングするためのイメージング剤であって、請求項6または7に記載のグルコース誘導体を含むがん細胞のイメージング剤。

【請求項43】
前記グルコース誘導体が、CLG、QLG、3-TFMCLG、4-TFMCLG、3-TFMQLD、または4-TFMQLGである請求項42に記載のイメージング剤。

【請求項44】
前記グルコース誘導体がCLGである請求項43に記載のイメージング剤。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2015078062thum.jpg
出願権利状態 公開
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