TOP > 国内特許検索 > 量子ドット蛍光増強免疫測定法

量子ドット蛍光増強免疫測定法 NEW

国内特許コード P170014104
整理番号 (S2014-0305-N0)
掲載日 2017年5月9日
出願番号 特願2015-562818
出願日 平成27年2月10日(2015.2.10)
国際出願番号 JP2015053572
国際公開番号 WO2015122391
国際出願日 平成27年2月10日(2015.2.10)
国際公開日 平成27年8月20日(2015.8.20)
優先権データ
  • 特願2014-025431 (2014.2.13) JP
発明者
  • 朴 龍洙
  • 李 在郁
  • 李 在範
出願人
  • 国立大学法人静岡大学
  • 釜山大学校
発明の名称 量子ドット蛍光増強免疫測定法 NEW
発明の概要 試料中の標的物質を検出する方法であって、試料及び標的物質を含まない陰性対照のそれぞれに、第1のプローブ及び第2のプローブを添加してインキュベーションするインキュベーション工程であって、第1のプローブは、カーボンナノチューブに固定された金属ナノ粒子に結合され、第2のプローブは、量子ドットに結合されている、工程と、インキュベーション工程後の試料及び陰性対照中の量子ドットの蛍光強度を測定する蛍光測定工程と、試料中の量子ドットの蛍光強度が、陰性対照中の量子ドットの蛍光強度と比較して強い場合に、試料中に標的物質が存在すると判定する判定工程と、を含み、第1のプローブ及び第2のプローブは、上記標的物質と結合するが互いに結合せず、第1のプローブ及び第2のプローブが上記標的物質と結合することにより、上記金属ナノ粒子及び上記量子ドットが近接し、それにより上記量子ドットの蛍光強度が増強する、方法を提供する。
従来技術、競合技術の概要


最近、ナノ素材を用いた感染症の検出や診断に関する研究が多く行われている。特に、ナノ粒子の光学的特性、電気伝導性、蛍光特性及び磁性特性を利用し、標的細胞を検出又は診断する研究例が報告されている。例えば、金ナノ粒子に抗体を修飾させ、抗原の量に応じた金ナノ粒子凝集度の変化、これに伴う光学的特性の変化により抗原を検出する方法、また抗体を修飾した磁性ナノ粒子と金ナノ粒子を用いた磁気泳動、これに伴う金ナノ粒子の光学的特性の変化による結核の検出方法、疾病の相補的DNAをナノ粒子の表面に修飾して標的DNAとハイブリダイゼーションを誘導し、電子的信号の変化による疾病を診断する方法など、ナノ粒子を用いた疾病の検出又は診断する方法が報告されている。例えば、非特許文献1には、ガラス様炭素電極にカーボンナノチューブを担持させ、該カーボンナノチューブにCdTe量子ドットを介してメチルパラチオン分解酵素を固定化させたデバイスを用いて、メチルパラチオンの検出が増強されることを報告している。



一方、本発明者らは、これまでに金属ナノ粒子に量子ドットをコーティングする技術について報告している。具体的には、非特許文献2では、酸化鉄Feの表面をCdTe量子ドットでコーティングした蛍光磁性ナノ粒子を、静電的相互作用を利用して抗体に結合させ、結腸癌のイメージングを行うことを報告している。また、非特許文献3では、銀ナノニードルを有するフィルムの表面をCdSe/ZnS量子ドットでコーティングすると、量子ドットの蛍光が増強されることを報告している。さらに、非特許文献4では、突起を有する金ナノ粒子の表面を、抗体を固定化したCdTe量子ドットでコーティングしたナノ複合体を用いて、抗ネオスポラ抗体を検出できることを報告している。

産業上の利用分野


本発明は、量子ドット蛍光増強免疫測定法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
試料中の標的物質を検出する方法であって、
試料及び標的物質を含まない陰性対照のそれぞれに、第1のプローブ及び第2のプローブを添加してインキュベーションするインキュベーション工程であって、第1のプローブは、カーボンナノチューブに固定された金属ナノ粒子に結合され、第2のプローブは、量子ドットに結合されている、工程と、
インキュベーション工程後の試料及び陰性対照中の量子ドットの蛍光強度を測定する蛍光測定工程と、
試料中の量子ドットの蛍光強度が、陰性対照中の量子ドットの蛍光強度と比較して強い場合に、試料中に標的物質が存在すると判定する判定工程と、
を含み、
第1のプローブ及び第2のプローブは、前記標的物質と結合するが互いに結合せず、第1のプローブ及び第2のプローブが前記標的物質と結合することにより、前記金属ナノ粒子及び前記量子ドットが近接し、それにより前記量子ドットの蛍光強度が増強する、方法。

【請求項2】
試料中の標的物質を定量する方法であって、
試料及び既知濃度の標的物質を含む複数の標準試料のそれぞれに、第1のプローブ及び第2のプローブを添加してインキュベーションするインキュベーション工程であって、第1のプローブは、カーボンナノチューブに固定された金属ナノ粒子に結合され、第2のプローブは、量子ドットに結合されている、工程と、
インキュベーション工程後の試料及び複数の標準試料中の量子ドットの蛍光強度を測定する蛍光測定工程と、
試料中の量子ドットの蛍光強度を、複数の標準試料中の量子ドットの蛍光強度と比較して、試料中の標的物質を定量する定量工程と、
を含み、
第1のプローブ及び第2のプローブは、前記標的物質と結合するが互いに結合せず、第1のプローブ及び第2のプローブが前記標的物質と結合することにより、前記金属ナノ粒子及び前記量子ドットが近接し、それにより前記量子ドットの蛍光強度が増強する、方法。

【請求項3】
前記金属ナノ粒子は、金平糖状金属ナノ粒子である、請求項1又は2に記載の方法。

【請求項4】
前記金属ナノ粒子は、金ナノ粒子である、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。

【請求項5】
前記量子ドットは、可視光領域の蛍光を発するものである、請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。

【請求項6】
第1のプローブ及び第2のプローブは、抗原、抗体、レクチン、糖、レセプター、リガンド、アプタマー又は核酸である、請求項1~5のいずれか一項に記載の方法。

【請求項7】
試料中の標的物質の検出又は定量用キットであって、
第1のプローブ及び第2のプローブとを含み、
第1のプローブは、カーボンナノチューブに固定された金属ナノ粒子に結合され、
第2のプローブは、量子ドットに結合され、
第1のプローブ及び第2のプローブは、前記標的物質と結合するが互いに結合せず、第1のプローブ及び第2のプローブが前記標的物質と結合することにより、前記金属ナノ粒子及び前記量子ドットが近接し、それにより前記量子ドットの蛍光強度が増強する、キット。

【請求項8】
前記金属ナノ粒子は、金平糖状金属ナノ粒子である、請求項7に記載のキット。

【請求項9】
前記金属ナノ粒子は、金ナノ粒子である、請求項7又は8に記載のキット。

【請求項10】
前記量子ドットは、可視光領域の蛍光を発するものである、請求項7~9のいずれか一項に記載のキット。

【請求項11】
第1のプローブ及び第2のプローブは、抗原、抗体、レクチン、糖、レセプター、リガンド、アプタマー又は核酸である、請求項7~10のいずれか一項に記載のキット。
国際特許分類(IPC)
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

JP2015562818thum.jpg
出願権利状態 公開
ライセンスをご希望の方、特許の内容に興味を持たれた方は、下記までご連絡ください。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close