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開花制御方法および電気刺激付与装置 UPDATE

国内特許コード P170014110
整理番号 (S2014-1097-N0)
掲載日 2017年5月9日
出願番号 特願2016-529216
出願日 平成27年6月1日(2015.6.1)
国際出願番号 JP2015065784
国際公開番号 WO2015194355
国際出願日 平成27年6月1日(2015.6.1)
国際公開日 平成27年12月23日(2015.12.23)
優先権データ
  • 特願2014-125821 (2014.6.18) JP
発明者
  • 西村 亮
  • 田村 文男
  • 黒木 克翁
  • 浅野 圭祐
出願人
  • 国立大学法人鳥取大学
発明の名称 開花制御方法および電気刺激付与装置 UPDATE
発明の概要 【課題】簡便かつ快適な作業により花芽の開花制御を実現することが可能な開花制御方法およびそれに用いる電気刺激付与装置を提供する。
【解決手段】電気刺激付与装置1は、電極101と、電極101を保持するとともに電極101から離れた位置を把持可能なホルダ100と、電極101に接続され電極101に電位を付与する電源200と、電源200のアース端子202を地面に接続する電極板311と、を備える。作業者は、電極101に電位を付与した状態で、電極101を広葉果樹の枝に沿って移動させ、花芽に電圧を印加する。
【選択図】図5
従来技術、競合技術の概要


梨や桃等の落葉果樹は、生育過程で生育を一時的に停止する自発休眠を行う。自発休眠状態において、樹木が所定時間、低温環境下に晒されることにより、落葉果樹は、自発休眠から覚醒し生育を再開する。自発休眠から覚醒するのに必要な低温遭遇時間は、樹種や品種によって異なる。たとえば、日本梨では1400時間程度の低温遭遇が必要である。



低温遭遇時間が所定時間に満たない状態において落葉果樹を自発休眠から早期に覚醒させるための手法として、落葉果樹の花芽に過酸化水素水を塗布または散布する方法が紹介されている(特許文献1参照)。また、最近では、ニンニクから抽出した液体を落葉果樹の花芽に塗布する方法も、自発休眠の打破に効果があることが確認されている。



落葉果樹を自発休眠から早期に覚醒させることができれば、果実の収穫時期を早めることができ、果実の商品価値を高めることができる。また、地球温暖化の影響により果樹に必要な低温遭遇時間が確保されにくい地域では、低温遭遇時間の不足を上記手法による処置で補うことにより、着花不足や発芽・開花の不揃いを回避することが期待される。

産業上の利用分野


本発明は、花芽の開花を制御する開花制御方法およびそれに用いる電気刺激付与装置に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
花芽の開花を制御する開花制御方法であって、
樹木の休眠期間中の所定のタイミングにおいて前記樹木の花芽に電圧を印加する、
ことを特徴とする開花制御方法。

【請求項2】
前記樹木の花芽に印加する前記電圧の絶対値が1キロボルト程度以上である、
ことを特徴とする請求項1に記載の開花制御方法。

【請求項3】
電位が付与された電極を前記花芽に接近させることにより前記花芽に前記電圧を印加する、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の開花制御方法。

【請求項4】
前記電極を前記樹木に枝に沿って移動させることにより、前記枝の前記花芽に前記電圧を印加する、
ことを特徴とする請求項3に記載の開花制御方法。

【請求項5】
前記電極は、前記花芽に近付けられる面が球面状となっている、
ことを特徴とする請求項3または4に記載の開花制御方法。

【請求項6】
花芽の開花制御に用いる電気刺激付与装置であって、
電源と、
前記電源の電圧供給端子に接続され前記花芽に電圧を付与する電圧付与手段と、
前記電源のアース端子を地面に接続する接地手段と、を備える、
ことを特徴とする電気刺激付与装置。

【請求項7】
前記電圧付与手段は、
前記電源の前記電圧供給端子に接続された電極と、
前記電極を保持するとともに前記電極から離れた位置を把持可能なホルダと、を備える、
ことを特徴とする請求項6に記載の電気刺激付与装置。

【請求項8】
前記接地手段は、靴底に絶縁状態で設置される電極板を含む、
ことを特徴とする請求項7に記載の電気刺激付与装置。

【請求項9】
前記ホルダの被把持部付近に、前記電極と前記電源との接続および非接続を切り替えるスイッチが設けられている、
ことを特徴とする請求項7または8に記載の電気刺激付与装置。

【請求項10】
前記ホルダは、前記電極と被把持部との間の距離が調節可能な構成となっている、
ことを特徴とする請求項7ないし9の何れか一項に記載の電気刺激付与装置。

【請求項11】
前記電極は、前記花芽に近付けられる面が球面状となっている、
ことを特徴とする請求項7ないし10の何れか一項に記載の電気刺激付与装置。

【請求項12】
前記電源は、携帯可能な大きさであり、
作業者に前記電源を装備するための装備具をさらに備える、
ことを特徴とする請求項7ないし11の何れか一項に記載の電気刺激付与装置。

【請求項13】
前記電極は、第1電極部と第2電極部を有し、前記第1電極部と前記第2電極部で枝の周囲を取り囲むように構成され、
前記ホルダは、前記第1電極部と前記第2電極部を互いに接近および離間させる機構部を備える、
ことを特徴とする請求項7ないし12の何れか一項に記載の電気刺激付与装置。

【請求項14】
前記電圧付与手段は、前記樹木の枝に対する電圧の印加位置を切り替えるための付与位置切替手段を備える、
ことを特徴とする請求項6に記載の電気刺激付与装置。

【請求項15】
前記電源から前記電極に付与される電位を調節するための調節手段が設けられている、
ことを特徴とする請求項6ないし14の何れか一項に記載の電気刺激付与装置。
国際特許分類(IPC)
画像

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JP2016529216thum.jpg
出願権利状態 公開
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