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トリアシルグリセロール高生産性藻類の作製法

国内特許コード P170014118
整理番号 (S2014-0535-N0)
掲載日 2017年5月10日
出願番号 特願2016-507824
出願日 平成27年3月12日(2015.3.12)
国際出願番号 JP2015057302
国際公開番号 WO2015137449
国際出願日 平成27年3月12日(2015.3.12)
国際公開日 平成27年9月17日(2015.9.17)
優先権データ
  • 特願2014-049651 (2014.3.13) JP
発明者
  • 岩井 雅子
  • 太田 啓之
  • 下嶋 美恵
出願人
  • 国立大学法人東京工業大学
発明の名称 トリアシルグリセロール高生産性藻類の作製法
発明の概要 藻類の細胞中にトリアシルグリセロールを効率的に蓄積させることを目的として、トリアシルグリセロール合成酵素遺伝子とリン欠乏応答プロモーターと3'非翻訳領域を藻類に導入する方法を提供する。
従来技術、競合技術の概要


クラミドモナス・レインハーディ(Chlamydomonas reinhardtii、以下「C. reinhardtii」という場合がある。)などの藻類にTAG合成酵素遺伝子を導入し、それにより細胞中にTAG蓄積させることは従来行われてきた(特許文献1、非特許文献1)。



例えば、非特許文献1には、C. reinhardtiiに、強発現プロモーターであるpsaDを付加したDGAT2遺伝子を導入し、これを窒素又は硫黄欠乏条件下で培養し、TAGを細胞中に蓄積させる方法が記載されている。特許文献1にも、非特許文献1と同様に、psaDを付加したDGAT2遺伝子を導入したC. reinhardtiiが記載されている。



TAGの生産に関しては、C. reinhardtii以外にも、ナンノクロロプシス(Nannochloropsis)属の藻類も注目されている。この藻類は、C. reinhardtiiの100倍程の高密度で培養することが可能であることから、C. reinhardtiiよりもTAGの生産に適していると考えられる。

産業上の利用分野


本発明は、トリアシルグリセロール(以下、「TAG」という)高生産性藻類の作製法、及びTAG高生産性藻類、並びに前記藻類を用いたTAGの製造方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
藻類に以下の(1)~(3)を含むコンストラクトを導入することを特徴とするトリアシルグリセロール高生産性藻類の作製法、
(1)トリアシルグリセロール合成酵素遺伝子、
(2)トリアシルグリセロール合成酵素遺伝子の上流に配置されるリン欠乏応答プロモーター、
(3)トリアシルグリセロール合成酵素遺伝子の下流に配置され、コンストラクトを導入しようとする藻類と同種の藻類に由来する遺伝子の3'非翻訳領域。

【請求項2】
リン欠乏応答プロモーターが、SQD2遺伝子のプロモーターであることを特徴とする請求項1に記載のトリアシルグリセロール高生産性藻類の作製法。

【請求項3】
トリアシルグリセロール合成酵素遺伝子が、DGAT2遺伝子であることを特徴とする請求項1又は2に記載のトリアシルグリセロール高生産性藻類の作製法。

【請求項4】
トリアシルグリセロール合成酵素遺伝子が、DGTT4遺伝子であることを特徴とする請求項1又は2に記載のトリアシルグリセロール高生産性藻類の作製法。

【請求項5】
藻類が、ナンノクロロプシス属、クラミドモナス属、シュードコリシスチス属、フェオダクチラム属、オステレオコックス属、シアニディオシゾン属、クレブソルミディウム属、クロロキブス属、スピロギラ属、カラ属、コレオケーテ属、クロレラ属、又はフィスチュリフェラ属に属する藻類であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のトリアシルグリセロール高生産性藻類の作製法。

【請求項6】
藻類が、ナンノクロロプシス属に属する藻類であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のトリアシルグリセロール高生産性藻類の作製法。

【請求項7】
以下の(1)~(3)を含むコンストラクトが導入されていることを特徴とするトリアシルグリセロール高生産性藻類、
(1)トリアシルグリセロール合成酵素遺伝子、
(2)トリアシルグリセロール合成酵素遺伝子の上流に配置されるリン欠乏応答プロモーター、
(3)トリアシルグリセロール合成酵素遺伝子の下流に配置され、コンストラクトを導入しようとする藻類と同種の藻類に由来する遺伝子の3'非翻訳領域。

【請求項8】
リン欠乏応答プロモーターが、SQD2遺伝子のプロモーターであることを特徴とする請求項7に記載のトリアシルグリセロール高生産性藻類。

【請求項9】
トリアシルグリセロール合成酵素遺伝子が、DGAT2遺伝子であることを特徴とする請求項7又は8に記載のトリアシルグリセロール高生産性藻類。

【請求項10】
トリアシルグリセロール合成酵素遺伝子が、DGTT4遺伝子であることを特徴とする請求項7又は8に記載のトリアシルグリセロール高生産性藻類。

【請求項11】
藻類が、ナンノクロロプシス属、クラミドモナス属、シュードコリシスチス属、フェオダクチラム属、オステレオコックス属、シアニディオシゾン属、クレブソルミディウム属、クロロキブス属、スピロギラ属、カラ属、コレオケーテ属、クロレラ属、又はフィスチュリフェラ属に属する藻類であることを特徴とする請求項7乃至10のいずれか一項に記載のトリアシルグリセロール高生産性藻類。

【請求項12】
藻類が、ナンノクロロプシス属に属する藻類であることを特徴とする請求項7乃至10のいずれか一項に記載のトリアシルグリセロール高生産性藻類。

【請求項13】
請求項7乃至12のいずれか一項に記載のトリアシルグリセロール高生産性藻類をリン欠乏条件下で培養し、藻類細胞中にトリアシルグリセロールを蓄積させ、蓄積したトリアシルグリセロールを採取することを特徴とするトリアシルグリセロールの製造方法。

【請求項14】
藻類に以下の(1)及び(2)を含むコンストラクトを導入することを特徴とするトリアシルグリセロール高生産性藻類の作製法、
(1)トリアシルグリセロール合成酵素遺伝子、
(2)トリアシルグリセロール合成酵素遺伝子の上流に配置されるリン欠乏応答プロモーター。

【請求項15】
リン欠乏応答プロモーターが、SQD2遺伝子のプロモーターであることを特徴とする請求項14に記載のトリアシルグリセロール高生産性藻類の作製法。

【請求項16】
トリアシルグリセロール合成酵素遺伝子が、DGAT2遺伝子であることを特徴とする請求項14又は15に記載のトリアシルグリセロール高生産性藻類の作製法。

【請求項17】
トリアシルグリセロール合成酵素遺伝子が、DGTT4遺伝子であることを特徴とする請求項14又は15に記載のトリアシルグリセロール高生産性藻類の作製法。

【請求項18】
藻類が、ナンノクロロプシス属、クラミドモナス属、シュードコリシスチス属、フェオダクチラム属、オステレオコックス属、シアニディオシゾン属、クレブソルミディウム属、クロロキブス属、スピロギラ属、カラ属、コレオケーテ属、クロレラ属、又はフィスチュリフェラ属に属する藻類であることを特徴とする請求項14乃至17のいずれか一項に記載のトリアシルグリセロール高生産性藻類の作製法。

【請求項19】
藻類が、ナンノクロロプシス属に属する藻類であることを特徴とする請求項14乃至17のいずれか一項に記載のトリアシルグリセロール高生産性藻類の作製法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 公開
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