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膵内分泌細胞及びその製造方法、並びに分化転換剤 UPDATE

国内特許コード P170014161
整理番号 (S2014-1134-N0)
掲載日 2017年5月29日
出願番号 特願2016-531476
出願日 平成27年7月3日(2015.7.3)
国際出願番号 JP2015069296
国際公開番号 WO2016002937
国際出願日 平成27年7月3日(2015.7.3)
国際公開日 平成28年1月7日(2016.1.7)
優先権データ
  • 特願2014-137719 (2014.7.3) JP
発明者
  • 松本 征仁
  • 岡崎 康司
  • 菅原 泉
出願人
  • 学校法人 埼玉医科大学
発明の名称 膵内分泌細胞及びその製造方法、並びに分化転換剤 UPDATE
発明の概要 GLISファミリー遺伝子乃至その遺伝子産物と、Neurogenin3遺伝子乃至その遺伝子産物とを体細胞に導入する導入工程を含む膵内分泌細胞の製造方法などである。
従来技術、競合技術の概要


膵内分泌細胞は、糖尿病の再生医療の材料として、また、糖尿病治療薬のスクリーニングに用いる材料などとして用いることが期待されている。前記再生医療の観点からは、例えば、インスリンが不足しているI型糖尿病の患者に対し、膵内分泌細胞の1つであり、インスリンを産生するβ細胞を投与することが期待されている。
そのため、膵内分泌細胞を、in vitroで大量に調製する方法の開発が強く求められている。



これまでに、胚性幹細胞(embryonic stem cell、以下、「ES細胞」と称することがある)、又は人工多能性幹細胞(induced pluripotent stem cell、以下、「iPS細胞」と称することがある)を用いてβ細胞を製造する方法が提案されている。しかしながら、前記方法では、細胞培養用の培地に様々な発生分化に関わる阻害剤を加えるなど培養環境を整える必要があり、煩雑であるという問題があり、また、再現性が得られない場合があるという問題もある。また、前記方法では、β細胞以外の細胞も製造されることから、効率面での問題もある。更に、β細胞を得るまでに、最低でも21日~30日を要し、短期間で製造することができないという問題もある。



したがって、簡便で再現が容易であり、生産効率に優れ、かつ短期間で製造することができる膵内分泌細胞の製造方法の速やかな提供が強く求められているのが現状である。



なお、GLISファミリーであるGLIS1(GLIS family zinc finger 1)は、iPS細胞の樹立改善効率を改善することが知られている(例えば、特許文献1参照)。また、GLIS3(GLIS family zinc finger 3)は、ヒト多分化性または多能性細胞を、インスリンを産生する機能的膵β細胞へ分化誘導するために用いることができることが知られている(例えば、特許文献2参照)。また、Ngn3(Neurogenin3)は、膵発生において、膵内分泌細胞内に一過性に発現することが知られている。
しかしながら、GLISファミリー及びNgn3が、幹細胞を経ずに、体細胞を直接膵内分泌細胞に変換することに関与することは、全く知られていない。

産業上の利用分野


本発明は、体細胞から膵内分泌細胞を製造する膵内分泌細胞の製造方法、及び前記製造方法により製造された膵内分泌細胞、並びに体細胞を膵内分泌細胞へ分化転換する分化転換剤に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
GLISファミリー遺伝子乃至その遺伝子産物と、Neurogenin3遺伝子乃至その遺伝子産物とを体細胞に導入する導入工程を含むことを特徴とする膵内分泌細胞の製造方法。

【請求項2】
導入工程が、更にPdx1遺伝子乃至その遺伝子産物を体細胞に導入する請求項1に記載の膵内分泌細胞の製造方法。

【請求項3】
GLISファミリー遺伝子乃至その遺伝子産物が、GLIS1遺伝子乃至その遺伝子産物である請求項1から2のいずれかに記載の膵内分泌細胞の製造方法。

【請求項4】
体細胞が、繊維芽細胞及び間葉系幹細胞のいずれかである請求項1から3のいずれかに記載の膵内分泌細胞の製造方法。

【請求項5】
膵内分泌細胞が、β細胞である請求項1から4のいずれかに記載の膵内分泌細胞の製造方法。

【請求項6】
請求項1から5のいずれかに記載の膵内分泌細胞の製造方法により製造されたことを特徴とする膵内分泌細胞。

【請求項7】
膵内分泌細胞が、β細胞である請求項6に記載の膵内分泌細胞。

【請求項8】
体細胞を膵内分泌細胞へ分化転換する分化転換剤であって、
GLISファミリー遺伝子乃至その遺伝子産物と、Neurogenin3遺伝子乃至その遺伝子産物とを含むことを特徴とする分化転換剤。

【請求項9】
更にPdx1遺伝子乃至その遺伝子産物を含む請求項8に記載の分化転換剤。

【請求項10】
GLISファミリー遺伝子乃至その遺伝子産物が、GLIS1遺伝子乃至その遺伝子産物である請求項8から9のいずれかに記載の分化転換剤。

【請求項11】
体細胞が、繊維芽細胞及び間葉系幹細胞のいずれかである請求項8から10のいずれかに記載の分化転換剤。

【請求項12】
膵内分泌細胞が、β細胞である請求項8から11のいずれかに記載の分化転換剤。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 公開


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