TOP > 国内特許検索 > 動物細胞用構造体、動物細胞の分離方法及び動物細胞用構造体表面の弾性調節方法

動物細胞用構造体、動物細胞の分離方法及び動物細胞用構造体表面の弾性調節方法

国内特許コード P170014242
掲載日 2017年6月23日
出願番号 特願2015-553550
出願日 平成26年12月16日(2014.12.16)
国際出願番号 JP2014083247
国際公開番号 WO2015093472
国際出願日 平成26年12月16日(2014.12.16)
国際公開日 平成27年6月25日(2015.6.25)
優先権データ
  • 特願2013-261677 (2013.12.18) JP
発明者
  • 角南 寛
  • 横田 育子
出願人
  • 国立研究開発法人科学技術振興機構
発明の名称 動物細胞用構造体、動物細胞の分離方法及び動物細胞用構造体表面の弾性調節方法
発明の概要 動物細胞が静置される平坦な表面を有する弾性体層を備え、前記弾性体層は、該弾性体層が部分的に裏面側から支持されることによって、又は、該弾性体層の厚みの変化によって、表面の弾性が変化していることを特徴とする、動物細胞用構造体。
従来技術、競合技術の概要



近年、動物細胞用構造体などのソフトマテリアルの弾性を調節する技術が注目されており、ソフトマテリアルの弾性を調節する技術として、以下に述べる先行技術が知られている。
(1)温度制御により弾性を調節する技術として、例えば、ゴム弾性を温度によって任意に変化させる方法(例えば特許文献1参照)や、分離膜の弾性を加熱によって調節する方法(例えば特許文献2参照)。
(2)架橋密度や架橋方法によって弾性を調節する技術として、コラーゲン、プロテオグリカン及びヒアルロン酸からなる成形体を熱脱水架橋することで、一定以上の弾性率を維持させる方法(例えば、特許文献3参照)、化学的方法や物理的方法による架橋により、足場材料として用いる高い弾性のコラーゲンゲルを得る方法(例えば特許文献4参照)、コラーゲンの架橋条件を変えることにより、細胞導出基材として用いるコラーゲンゲルの弾性率を調節する方法(例えば特許文献5参照)、ヒアルロン酸ゲルの架橋(光架橋)密度を変えることにより、ヒアルロン酸ゲルの弾性率を調節する方法(例えば特許文献6参照)。
(3)無機物を添加・分散させることによって弾性を調節する技術として、アクリルアミド系のモノマーに粘土鉱物を分散させ、重合後の高分子ヒドロゲルの弾性率を調節する方法(例えば、特許文献7参照)。
(4)三次元的な構造制御を行うことによって弾性を調節する技術として、コラーゲンを多孔質化することで、弾性を調節する方法(例えば、特許文献8参照)。




また、細胞は低弾性率の表面から高弾性率の表面に向かって遊走する傾向があることが知られている(例えば、非特許文献1-8参照)。動物細胞用構造体の表面において選択的に弾性を調節するための先行技術として、架橋剤の濃度が異なる領域を動物細胞用構造体の作製時に配置する方法(例えば、非特許文献1-7参照)や、局所的な光架橋を利用した方法(例えば、非特許文献8参照)が知られている。
更に、細胞の遊走速度を制御する技術(例えば、非特許文献1,9-13参照)、細胞の増殖速度を制御する技術(例えば、非特許文献14参照)、表面の弾性率の変化による細胞の形態変化を利用した技術(非特許文献2,9,14-16参照)、表面の弾性率の差異による細胞の分化度変化や分化方向変化利用した技術(非特許文献17-22参照)が知られている。

産業上の利用分野



本発明は、医用材料、医療用デバイス、人工臓器、再生医療、細胞治療、再生医工学、悪性新生物診断、細胞分離、病理診断の分野における、動物細胞の遊走、増殖および分化等の制御に適した凹凸三次元形状を用いた動物細胞用構造体、動物細胞の分離方法及び動物細胞用構造体表面の弾性調節方法に関する。
本願は、2013年12月18日に、日本に出願された特願2013-261677号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。

特許請求の範囲 【請求項1】
動物細胞が静置される平坦な表面を有する弾性体層を備え、
前記弾性体層は、該弾性体層が部分的に裏面側から支持されることによって、又は、該弾性体層の厚みの変化によって、表面の弾性が変化していることを特徴とする、動物細胞用構造体。

【請求項2】
さらに、前記弾性体層を裏面側から部分的に支持する基材層を備え、
前記基材層は、前記弾性体層を支持する第1基材層部と、前記弾性体層を支持しない第2基材層部とを有する凹凸三次元形状とされ、
前記凹凸三次元形状により、前記弾性体層の表面弾性が変化している、請求項1に記載の動物細胞用構造体。

【請求項3】
前記弾性体層の裏面側が凹凸三次元形状とされ、該凹凸三次元形状によって前記弾性体層の厚みが変化している、請求項1に記載の動物細胞用構造体。

【請求項4】
さらに、前記弾性体層を裏面側から支持する基材層を備える、請求項3に記載の動物細胞用構造体。

【請求項5】
前記基材層が、前記弾性体層の凹凸三次元形状に対応した凹凸三次元形状とされ、前記弾性体層を全体的に支持する、請求項4に記載の動物細胞用構造体。

【請求項6】
動物細胞の遊走、増殖および分化制御用である請求項1~5のいずれか一項に記載の動物細胞用構造体。

【請求項7】
請求項1~6のいずれか一項に記載の動物細胞用構造体を用いることを特徴とする動物細胞の分離方法。

【請求項8】
請求項1~6のいずれか一項に記載の動物細胞用構造体を用いることを特徴とする、動物細胞用構造体表面の弾性調節方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

JP2015553550thum.jpg
出願権利状態 公開
ライセンスをご希望の方、特許の内容に興味を持たれた方は、問合せボタンを押してください。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close