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セキュリティマーク、及びその認証方法、認証装置及び製造方法、並びにセキュリティマーク用インク及びその製造方法

国内特許コード P170014259
整理番号 (AF20-03WO)
掲載日 2017年6月23日
出願番号 特願2016-506104
出願日 平成27年1月28日(2015.1.28)
国際出願番号 JP2015000371
国際公開番号 WO2015133056
国際出願日 平成27年1月28日(2015.1.28)
国際公開日 平成27年9月11日(2015.9.11)
優先権データ
  • 特願2014-040378 (2014.3.3) JP
発明者
  • 阿部 二朗
  • 小林 洋一
出願人
  • 国立研究開発法人科学技術振興機構
発明の名称 セキュリティマーク、及びその認証方法、認証装置及び製造方法、並びにセキュリティマーク用インク及びその製造方法
発明の概要 フォトロクミック化合物を用いたセキュリティマークの認証方法において、一層高いセキュリティ性能を達成可能な技術として、フォトクロミック化合物を含んでなるセキュリティマークに励起光を照射するプロセスと、励起光照射後の前記セキュリティマークによる吸収スペクトル及び/又は反射スペクトルの経時変化に関する第一のセキュリティ情報を取得するプロセスと、取得された第一のセキュリティ情報と、前記セキュリティマークについて予め取得した第一のセキュリティ情報とを照合するプロセスと、を含む認証方法を提供する。この認証方法において、前記セキュリティマークは、好ましくは、フォトクロミック反応による着色及び/又は着色後の消色速度が異なる2以上のフォトクロミック化合物を含んでなるものとされる。
従来技術、競合技術の概要


フォトクロミズムを示すフォトクロミック化合物として、ジアリールエテン系(特許文献1)、スピロピラン系(特許文献2)、ヘキサアリールビイミダゾール系(非特許文献1)及びアゾベンゼン系(非特許文献2)の化合物が知られている。「フォトクロミズム」とは、「ホトクロミズム」、「フォトクロミー(photochromy)」、「光互変(光可逆変色:phototropy)」とも称され、ある種の物質が固体又は溶液の状態で特定の波長の光(紫外線又は可視光線)の照射により色を変え、別の波長の光(紫外線又は可視光線)を照射、あるいは光照射を停止すると再びもとの色に戻る現象のことをいう。



フォトクロミック化合物は、光照射によって可逆な着色を示すことから、調光材料への応用(特許文献3)や光記録材料への応用(特許文献4及び5)を目指した研究が行われている。また、特許文献6にはフォトロクミック化合物を用いたインクが記載されている。このインクは、耐光性を有し、光を長時間照射しても着色濃度が減少しないとされている。



本発明者らによる特許文献7には、フォトロクミック化合物を用いたセキュリティインクが開示されている。このセキュリティインクは、塗装または印刷等により形成されたセキュリティインク層に対して紫外光等を照射するとフォトクロミック化合物が着色して塗装または印刷等された文字や図形等のセキュリティマークが視認可能となり、紫外光等の照射を停止するとフォトクロミック化合物が消色してセキュリティマークの視認が不可能となるものである。なお、特許文献7には、セキュリティインクに、フォトクロミック特性の異なる2以上の化合物を配合することは記載されていない。

産業上の利用分野


本発明は、セキュリティマーク、及びその認証方法、認証装置及び製造方法、並びにセキュリティマーク用インク及びその製造方法に関する。より詳しくは、フォトクロミック化合物を用いたセキュリティマークの認証方法等に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
セキュリティマークの認証方法であって、
フォトクロミック化合物を含んでなるセキュリティマークに励起光を照射するプロセスと、
励起光照射後の前記セキュリティマークによる吸収スペクトル及び/又は反射スペクトルの経時変化に関する第一のセキュリティ情報を取得するプロセスと、
を含む認証方法。

【請求項2】
取得された第一のセキュリティ情報と、前記セキュリティマークについて予め取得した第一のセキュリティ情報とを照合するプロセスをさらに含む、請求項1記載の認証方法。

【請求項3】
取得された第一のセキュリティ情報を取得時の温度により校正して、前記セキュリティマークについて予め取得した第一のセキュリティ情報との照合を行う、請求項2記載の認証方法。

【請求項4】
前記セキュリティマークが、フォトクロミック反応による着色及び/又は着色後の消色速度が異なる2以上のフォトクロミック化合物を含んでなる、請求項1~3のいずれか一項に記載の認証方法。

【請求項5】
前記セキュリティマークがさらに蛍光物質を含んでなり、
前記セキュリティマークから放出される蛍光のスペクトルに関する第二のセキュリティ情報を取得するプロセスと、
取得された第二のセキュリティ情報と、前記セキュリティマークについて予め取得した第二のセキュリティ情報とを照合するプロセスをさらに含む、請求項1~4のいずれか一項に記載の認証方法。

【請求項6】
前記第一のセキュリティ情報を時間分解吸収スペクトル及び/又は反射スペクトル測定により取得する、請求項1~5のいずれか一項に記載の認証方法。

【請求項7】
セキュリティマークに紫外光及び/又は波長400~600nmの光を含む励起光を照射する励起用光源と、
前記セキュリティマークに可視光及び/又は近赤外光を照射する測定用光源と、
前記セキュリティマークによる前記可視光及び/又は近赤外光の透過光又は反射光を検出する光検出器と、
該光検出器からの出力される信号を、励起光照射後の前記セキュリティマークによる吸収スペクトル及び/又は反射スペクトルの経時変化に関する第一のセキュリティ情報として格納する解析部と、
を含む、セキュリティマークの認証装置。

【請求項8】
表示部をさらに備え、
前記解析部は、前記セキュリティマークについて予め取得した第一のセキュリティ情報を保持し、
取得された第一のセキュリティ情報と、保持された第一のセキュリティ情報とを照合し結果を前記表示部に出力する、請求項7記載の認証装置。

【請求項9】
前記解析部は、前記フォトクロミック化合物の消色速度と温度との関係を規定した校正情報を保持し、
該校正情報に基づき、取得された第一のセキュリティ情報を取得時の温度により校正して、保持された第一のセキュリティ情報との照合を行う、請求項8記載の認証装置。

【請求項10】
フォトクロミック反応による着色及び/又は着色後の消色速度が異なる2以上のフォトクロミック化合物を含んでなるセキュリティマーク用インク。

【請求項11】
フォトクロミック反応による着色及び/又は着色後の消色速度が異なる2以上のフォトクロミック化合物を混合し、励起光照射後の吸収スペクトル及び/又は反射スペクトルの経時変化パターンを作成する工程を含む、セキュリティマーク用インクの製造方法。

【請求項12】
フォトクロミック反応による着色及び/又は着色後の消色速度が異なる2以上のフォトクロミック化合物を含んでなるセキュリティマーク。

【請求項13】
フォトクロミック反応による着色及び/又は着色後の消色速度が異なる2以上のフォトクロミック化合物を混合し、励起光照射後の吸収スペクトル及び/又は反射スペクトルの経時変化パターンを作成する工程を含む、セキュリティマークの製造方法。

【請求項14】
フォトクロミック反応による着色及び/又は着色後の消色速度が異なる2以上のフォトクロミック化合物を含んでなるセキュリティマークが付された物品。

【請求項15】
物品の認証方法であって、
認証対象物に、フォトクロミック反応による着色及び/又は着色後の消色速度が異なる2以上のフォトクロミック化合物を含んでなるセキュリティマークを付す手順を含む認証方法。

【請求項16】
物品の認証方法であって、
認証対象物に付された、フォトクロミック反応による着色及び/又は着色後の消色速度が異なる2以上のフォトクロミック化合物を含んでなるセキュリティマークに励起光を照射する手順と、
励起光照射後の前記セキュリティマークによる吸収スペクトル及び/又は反射スペクトルの経時変化に関する第一のセキュリティ情報を取得する手順と、を含む認証方法。

【請求項17】
物品の認証方法であって、
認証対象物に付された、フォトクロミック反応による着色及び/又は着色後の消色速度が異なる2以上のフォトクロミック化合物を含んでなるセキュリティマークによる吸収スペクトル及び/又は反射スペクトルの経時変化に関する第一のセキュリティ情報と、基準情報と、を照合する手順を含む認証方法。

国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 公開
参考情報 (研究プロジェクト等) CREST プロセスインテグレーションに向けた高機能ナノ構造体の創出 領域
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