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胆道ドレナージチューブ NEW

国内特許コード P170014279
整理番号 (S2014-0422-N0)
掲載日 2017年6月26日
出願番号 特願2016-506435
出願日 平成27年2月24日(2015.2.24)
国際出願番号 JP2015055194
国際公開番号 WO2015133333
国際出願日 平成27年2月24日(2015.2.24)
国際公開日 平成27年9月11日(2015.9.11)
優先権データ
  • 特願2014-040139 (2014.3.3) JP
発明者
  • 鎌田 英紀
出願人
  • 国立大学法人 香川大学
発明の名称 胆道ドレナージチューブ NEW
発明の概要 外瘻チューブと内瘻チューブを一回の内視鏡による措置で設置することができる胆道ドレナージチューブの提供を目的とする。
本発明は、胆道をドレナージするために使用されるチューブであって、長尺な外瘻チューブ(2)と、外瘻チューブ(2)の先端に着脱可能に設けられた内瘻チューブ(3)と、を備えている。
また、外瘻チューブ(2)と内瘻チューブ(3)の両方を胆管(Cd)に配置することができる。
そして、外瘻チューブ(2)を抜去すれば、内瘻チューブ(3)だけを胆管に残しておくことができるから、外瘻チューブ(2)から内瘻チューブ(3)に切り替えるときに、再度内視鏡(E)による施術をしなくてもよくなるので、患者の負担を軽減することができる。
従来技術、競合技術の概要

胆汁は、肝臓で作られる液体であり、胆管、胆嚢、総胆管を通って十二指腸に流入する。この胆汁は、十二指腸で膵液と一緒になることで、膵液の持つ消化酵素を活発にして、脂肪やタンパク質を分解して腸から吸収しやすくするという機能を有している。また、脂肪が分解されるとできる脂肪酸は吸収されにくくなるため、この脂肪酸を吸収しやすい形状に変化させる働きも胆汁は有している。


ところで、胆道閉塞などが生じると胆汁の流れが停滞してしまうが、胆汁の流れが停滞しても肝臓は胆汁を作り続ける。十二指腸に流入する胆汁の量よりも肝臓で生産される胆汁の量の方が多くなると、胆汁は胆嚢に貯留される。しかし、胆嚢が一杯になってしまうと、肝臓で作られた胆汁の一部は肝臓に溜ることになる。かかる胆汁は、十二指腸に流入すれば、上述したような機能を発揮するのであるが、肝臓に溜まるとその組織を破壊してしまう。そして、肝硬変を起こす可能性もある。したがって、胆道閉塞が生じた場合には、胆汁の流れを改善する胆道の減圧(ドレナージ)が必要となる。


胆道をドレナージする方法として、内視鏡を使用して、チューブを胆道に配置して胆汁の流路を形成する方法がある。この方法には、長いドレナージチューブ(外瘻チューブ)の一端を胆道に配置する一方その他端を鼻から体外に出して胆汁を体外に排液する外瘻法(図4(A)参照)と、短いチューブ(内瘻チューブ)を胆管と十二指腸との間をつなぐように配置して胆汁を体内(つまり十二指腸)に流す内瘻法(図4(B)参照)がある。


外瘻法は、胆汁の排出状況や排出量を把握できるので、ドレナージ効果が見えるという利点がある。一方、外瘻法は、外瘻チューブが鼻に通されており、また、排出された胆汁を回収する容器を常に携帯しなければならないので、患者に不快感を与えるという問題がある。このため、ドレナージの目的がある程度達成されたと判断されると、外瘻チューブを内瘻チューブに切り替えることが行われる。


そして、外瘻チューブを内瘻チューブに切り替える場合には、外瘻チューブを抜去した後、内視鏡を挿入して内瘻チューブを配置する措置が行われる。内視鏡を挿入する措置は、患者にある程度の苦痛を与えるので、できるだけ迅速に行うことが必要である。


かかる内瘻チューブを配置する装置として種々の装置が開示されており(例えば、特許文献1、2)、かかる措置を速くする医療機器として、「ラピッド エクスチェンジ 胆管ステント・システム」(ボストン・サイエンティフィック ジャパン製)が実用化されている。

産業上の利用分野

本発明は、胆道ドレナージチューブに関する。さらに詳しくは、胆汁を体外または十二指腸に排出する配管として使用される胆道ドレナージチューブに関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
胆道をドレナージするために使用されるチューブであって、
長尺な外瘻チューブと、
該外瘻チューブの先端に該外瘻チューブから分離可能に設けられた内瘻チューブと、を備えて
いる
ことを特徴とする胆道ドレナージチューブ。

【請求項2】
前記内瘻チューブは、
前記外瘻チューブの先端に挿入された状態で前記外瘻チューブに取り付けられている
ことを特徴とする請求項1記載の胆道ドレナージチューブ。

【請求項3】
前記外瘻チューブは、
本体部と、該本体部の先端部に設けられた細径部を備えており、
該細径部は、
本体部の外径および前記内瘻チューブの内径よりも外径が細くなるように形成されており、
前記内瘻チューブは、
前記外瘻チューブの細径部が該内瘻チューブ内に挿入された状態で前記外瘻チューブに取り付けられている
ことを特徴とする請求項2記載の胆道ドレナージチューブ。

【請求項4】
前記内瘻チューブの脱落を防止する脱落防止部を備えている
ことを特徴とする請求項1、2または3記載の胆道ドレナージチューブ。

【請求項5】
前記脱落防止部は、
前記内瘻チューブと前記外瘻チューブを連結するものであり、体内で溶ける素材によって形成されている
ことを特徴とする請求項4記載の胆道ドレナージチューブ。

【請求項6】
前記脱落防止部が、
前記内瘻チューブと前記外瘻チューブを連結する糸および/またはテープおよび/または接着剤である
ことを特徴とする請求項5記載の胆道ドレナージチューブ。

【請求項7】
前記外瘻チューブの細径部は、
その軸方向の長さが前記内瘻チューブの長さよりも長くなっており、
前記内瘻チューブの脱落を防止する脱落防止部を備えており、
該脱落防止部は、
前記外瘻チューブの細径部に設けられた、前記内瘻チューブの内径よりも径が太くなった部分であり、
前記内瘻チューブを取り付けた状態において、前記内瘻チューブの先端から突出した位置に設けられており、
外部からの刺激により径を収縮し得る構造を有している
ことを特徴とする請求項3記載の胆道ドレナージチューブ。

【請求項8】
前記脱落防止部は、
前記外瘻チューブの細径部を変形させて形成されたものであり、ガイドワイヤーよりも剛性の低い素材によって形成されている
ことを特徴とする請求項7記載の胆道ドレナージチューブ。

【請求項9】
前記脱落防止部は、
前記外瘻チューブの細径部を螺旋状に形成したものである
ことを特徴とする請求項7または8記載の胆道ドレナージチューブ。

【請求項10】
前記内瘻チューブと前記外瘻チューブを連結する連結部が設けられており、
該連結部は、
超音波刺激によって前記内瘻チューブと前記外瘻チューブの連結が分離し得るように構成されている
ことを特徴とする請求項1記載の胆道ドレナージチューブ。

【請求項11】
前記内瘻チューブと前記外瘻チューブが連続した一本のチューブから形成されている
ことを特徴とする請求項10記載の胆道ドレナージチューブ。

【請求項12】
胆道をドレナージするために使用されるチューブであって、
本体部と、
該本体部の先端に設けられた細径部と、を備えており、
該細径部は、
前記本体部の外径および内瘻チューブの内径よりも外径が細いものである
ことを特徴とする胆道ドレナージチューブ。

【請求項13】
前記細径部に、前記内瘻チューブの脱落を防止する脱落防止部が形成されている
ことを特徴とする請求項12記載の胆道ドレナージチューブ。

【請求項14】
前記細径部は、
その軸方向の長さが前記内瘻チューブの長さよりも長くなっており、
前記脱落防止部は、
前記内瘻チューブの内径よりも径が太くなった部分であり、
前記内瘻チューブを取り付けたときに、前記内瘻チューブの先端から突出する位置に設けられており、
外部からの刺激により径を収縮し得る構造を有している
ことを特徴とする請求項13記載の胆道ドレナージチューブ。

【請求項15】
前記脱落防止部は、
前記外瘻チューブの細径部を変形させて形成されたものであり、ガイドワイヤーよりも剛性の低い素材によって形成されている
ことを特徴とする請求項13記載の胆道ドレナージチューブ。

【請求項16】
前記脱落防止部は、
前記外瘻チューブの細径部を螺旋状に形成したものである
ことを特徴とする請求項14または15記載の胆道ドレナージチューブ。

【請求項17】
前記内瘻チューブは、
その一端に、その一端から軸方向に延びる切欠きおよび/または切れ目が形成されていることを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の胆道ドレナージチューブ。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2016506435thum.jpg
出願権利状態 公開


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