TOP > 国内特許検索 > アンブレインの製造方法

アンブレインの製造方法 NEW 新技術説明会

国内特許コード P170014293
整理番号 (S2013-1240-C0)
掲載日 2017年6月26日
出願番号 特願2015-535401
出願日 平成26年8月12日(2014.8.12)
国際出願番号 JP2014071333
国際公開番号 WO2015033746
国際出願日 平成26年8月12日(2014.8.12)
国際公開日 平成27年3月12日(2015.3.12)
優先権データ
  • 特願2013-184143 (2013.9.5) JP
発明者
  • 佐藤 努
  • 上田 大次郎
  • 星野 力
出願人
  • 国立大学法人 新潟大学
発明の名称 アンブレインの製造方法 NEW 新技術説明会
発明の概要 テトラプレニル-β-クルクメン環化酵素を3-デオキシアキレオールAに反応させて、アンブレインを得ること、を含むアンブレインの製造方法。
従来技術、競合技術の概要


龍涎香(ambergris)は、7世紀ごろから世界各地で使用されてきた高級香料であり、漢方薬としても使用されている。龍涎香は、マッコウクジラが食物(タコ、イカ等)の不消化物を消化管分泌物により結石化させ、排泄したものと考えられているが、詳細な生成メカニズムは不明である。龍涎香の主成分はアンブレインであり、龍涎香が海上を浮遊する間に日光と酸素によって酸化分解を受け、各種の香りを持つ化合物を生成すると考えられている。



龍涎香の主成分アンブレインは、香料又は薬剤として用いられているが、自然界から大量に入手することは不可能である。このため、種々の有機合成法が提案されている。
例えば、特開平10-236996号公報には、(+)-アンブレインを簡便かつ安価に効率よく製造する方法として、アンブレノリドから、新規なスルホン酸誘導体を製造し、これにγ-シクロゲラニルハライドの光学活性体をカップリングさせる工程を含む方法が開示されている。
また、Tetrahedron Asymmetry, (2006) Vol.17, pp.3037-3045には、(±)(5,5,8a-トリメチルオクタヒドロ-1H-スピロ[ナフタレン-2,2’-オキシラン]-1-イル)メタノールから合成した2-((1R,2R,4aS,8aS)-2-(メトキシメトキシ)-2,5,5,8a-テトラメチルデカヒドロナフタレン-1-イル)アセトアルデヒドと、(±)メチル 6-ヒドロキシ-2,2-ジメチルシクロヘキサンカルボキシレートから合成した5-((4-((S)-2,2-ジメチル-6-メチレンシクロヘキシル)ブタン-2-イル)スルホニル)-1-フェニル-1H-テトラゾールとを、Juliaカップリング反応によって収束的合成して、アンブレインを得る方法が開示されている。



一方、スクアレン-ホペン環化酵素の変異型酵素(D377C、D377N、Y420H、Y420W等)を用いることによって、スクアレンから、単環性トリテルペンである3-デオキシアキレオールAを得る方法が知られている(Biosci. Biotechnol. Biochem., (1999) Vol.63, pp.2189-2198、Biosci. Biotechnol. Biochem., (2001) Vol.65, pp.2233-2242、Biosci. Biotechnol. Biochem., (2002) Vol.66, pp.1660-1670)。
また、テトラプレニル-β-クルクメン環化酵素が、テトラプレニル-β-クルクメンから4環性のC35テルペノールを生成する反応と、スクアレンから2環性のトリテルペンを生成する反応と、の2つの反応に関与する二機能性酵素であることが報告されている(J. Am. Chem. Soc., (2011) Vol.133, pp.17540-17543)。

産業上の利用分野


本発明は、アンブレインの製造方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
テトラプレニル-β-クルクメン環化酵素を3-デオキシアキレオールAに反応させて、アンブレインを得ること、を含むアンブレインの製造方法。

【請求項2】
テトラプレニル-β-クルクメン環化酵素が、バチルス属細菌由来である、請求項1に記載のアンブレインの製造方法。

【請求項3】
テトラプレニル-β-クルクメン環化酵素が、バチルス・メガテリウム、バチルス・サブチリス及びバチルス・リケニフォルミスのいずれか由来である、請求項1又は請求項2に記載のアンブレインの製造方法。

【請求項4】
スクアレンから3-デオキシアキレオールAを生成可能な変異型スクアレン-ホペン環化酵素を、スクアレンに反応させて、3-デオキシアキレオールAを得ること、をさらに含む、請求項1~請求項3のいずれか1項に記載のアンブレインの製造方法。

【請求項5】
変異型スクアレン-ホペン環化酵素が、配列番号1で示されるアミノ酸配列における377位、420位、607位及び612位からなる群より選択される少なくとも1つの部位にアミノ酸置換を有する、請求項4に記載のアンブレインの製造方法。

【請求項6】
変異型スクアレン-ホペン環化酵素が、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7及び配列番号8のいずれかで示されるアミノ酸配列を有する、請求項4又は請求項5に記載のアンブレインの製造方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 公開
ライセンスをご希望の方、特許の内容に興味を持たれた方は、下記「問合せ先」までお問い合わせください。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close