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イリジウム錯体およびそれを用いた有機エレクトロルミネッセンス素子 NEW

国内特許コード P170014305
整理番号 (S2014-0575-N0)
掲載日 2017年6月26日
出願番号 特願2016-507293
出願日 平成27年2月18日(2015.2.18)
国際出願番号 JP2015000760
国際公開番号 WO2015136845
国際出願日 平成27年2月18日(2015.2.18)
国際公開日 平成27年9月17日(2015.9.17)
優先権データ
  • 特願2014-047889 (2014.3.11) JP
発明者
  • 八木 繁幸
出願人
  • 公立大学法人大阪府立大学
発明の名称 イリジウム錯体およびそれを用いた有機エレクトロルミネッセンス素子 NEW
発明の概要 新規なイリジウム錯体、およびそれを用いた有機EL素子を提供する。イリジウム錯体は、Ir原子と、これに配位する下記式(L1)で表される第1配位子とを含む
(式中、*を付した原子は、Irに配位する配位原子、R1は電子求引性の置換基、R2~R6のそれぞれは置換基であり、mは1~3、nは0~4、pは0~4、qは1~3、p+q≦5、rは0~4、sは1~3、r+s≦5であり、tおよびuのそれぞれは0~4である。)。
【化1】


従来技術、競合技術の概要


有機EL素子は、陽極と、陰極と、これらの間に介在する発光層とを含む。陽極と発光層との間にはホール注入層、および/またはホール輸送層などが形成され、陰極と発光層の間には、電子注入層、および/または電子輸送層などが形成される場合もある。発光層に含まれる発光材料としては、蛍光性の材料、および/またはりん光性の材料などが使用されており、高い量子効率を確保し易い観点から、りん光性の発光材料が注目されている。



有機EL素子を形成する各層は、蒸着などにより形成することができるが、溶液塗布法(コーティング法)を利用することができれば、素子の作製を簡素化できるため、工業的に有利である。例えば、発光層を形成する発光材料としては、ホール輸送性および/または電子輸送性のホスト材料と発光色素とを含むドープ型の発光材料、またはホール輸送ユニットおよび/または電子輸送ユニットと発光色素ユニットとが連結した非ドープ型の発光材料などが挙げられる。



特許文献1には、ホスト材料としてのカルバゾリルフェニルベンゼン誘導体と、りん光色素とを含むドープ型の発光層が提案されている。
非特許文献1には、ビフェニル骨格またはジフェニルエチレン骨格などをりん光性の発光色素に導入したデンドリマーが提案されている。このようなデンドリマーは、非ドープ型の材料であり、ドープ型の材料と比べて、溶液を調製し易く、均一な膜を形成し易いため、コーティング法の利用が期待される。

産業上の利用分野


本発明は、有機エレクトロルミネッセンス(EL)素子材料として利用可能なイリジウム錯体、およびそれを用いた有機EL素子に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
イリジウム原子と、前記イリジウム原子に配位する第1配位子とを含み、
前記第1配位子は、下記式(L1
【化1】


(式中、*を付した原子は、前記イリジウム原子に配位する配位原子であり、R1は電子求引性の置換基であり、R2は電子求引性の置換基、アルキル基、アルコキシ基またはジアルキルアミノ基であり、R3およびR4のそれぞれは、アルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原子または過ハロゲン化アルキルであり、R5およびR6のそれぞれは、アルキル基またはアルコキシ基であり、mは1~3の整数であり、nは0~4の整数であり、pは0~4の整数であり、qは1~3の整数であり、p+q≦5であり、rは0~4の整数であり、sは1~3の整数であり、r+s≦5であり、tおよびuのそれぞれは0~4の整数である。)
で表される、イリジウム錯体。

【請求項2】
前記第1配位子を2個または3個含む、請求項1に記載のイリジウム錯体。

【請求項3】
下記式(1)
【化2】


(式中、L1は前記第1配位子であり、L2はアニオン性の二座配位子である第2配位子であり、aは2または3であり、a+b=3である。)
で表される、請求項1または2に記載のイリジウム錯体。

【請求項4】
1はハロゲン原子または過ハロゲン化アルキル基であり、mは1または2であり、nは0~2の整数であり、pは0~2の整数であり、qは1または2であり、rは0~2の整数であり、sは1または2であり、tは1または2であり、uは1または2である、請求項1~3のいずれか1項に記載のイリジウム錯体。

【請求項5】
前記第1配位子は、下記式(L1-1)
【化3】


(式中、R5aおよびR5bのそれぞれは前記R5と同じであり、R6aおよびR6bのそれぞれは前記R6と同じであり、t1およびt2のそれぞれは前記tと同じであり、u1およびu2のそれぞれは前記uと同じであり、vは0または1であり、*を付した原子、R1~R3、m、n、pおよびqのそれぞれは前記と同じである。)
で表される、請求項1~4のいずれか1項に記載のイリジウム錯体。

【請求項6】
1は、フッ素原子またはペルフルオロC1-5アルキル基であり、nは0であり、R5およびR6のそれぞれは、C1-8アルキル基である、請求項1~5のいずれか1項に記載のイリジウム錯体。

【請求項7】
陽極、陰極、前記陽極と前記陰極との間に介在する発光層を含み、
前記発光層は、請求項1~6のいずれか1項に記載のイリジウム錯体を含む、有機エレクトロルミネッセンス素子。

【請求項8】
前記発光層は、さらに電子輸送材料を含む、請求項7に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 公開
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