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新規の脱分化誘導方法を用いた多能性幹細胞化 NEW コモンズ

国内特許コード P170014309
整理番号 (S2013-0142-C0)
掲載日 2017年6月26日
出願番号 特願2014-553063
出願日 平成25年12月2日(2013.12.2)
国際出願番号 JP2013082399
国際公開番号 WO2014097875
国際出願日 平成25年12月2日(2013.12.2)
国際公開日 平成26年6月26日(2014.6.26)
優先権データ
  • 特願2012-278330 (2012.12.20) JP
発明者
  • 三浦 典正
出願人
  • 国立大学法人鳥取大学
発明の名称 新規の脱分化誘導方法を用いた多能性幹細胞化 NEW コモンズ
発明の概要 新規の多能性幹細胞の作製方法、又は悪性腫瘍の治療薬を取得すること。
miR-520d-5p被制御遺伝子の発現又は機能を阻害する工程を含む、細胞を脱分化誘導する方法を用いる。又は、上miR-520d-5p被制御遺伝子に対する発現又は機能阻害剤を含む、悪性腫瘍の治療薬を用いる。
従来技術、競合技術の概要


多能性幹細胞の作製技術は、近年の医療業界で特に注目されている分野である。代表的な多能性幹細胞の作製技術としては、特許文献1に記載の方法が挙げられる。この文献には、4つの遺伝子(Oct3/4、Klf4、Sox2、c-Myc)を細胞に導入することで多能性幹細胞を作製したことが記載されている。この細胞はiPS細胞と称され、この技術が開発された頃から、多能性幹細胞に関連する研究成果の報告数は急速に増えている。例えば、特許文献2には、3つの遺伝子(Oct3/4、Klf4、Sox2)と、1つのmiRNA(hsa-miR-372等)を細胞に導入することで多能性幹細胞を作製したことが記載されている。非特許文献1には、上記の4つまたは3つの遺伝子を導入する場合に多能性幹細胞化させる細胞のp53遺伝子を欠損させておくと、多能性幹細胞の作製効率が上昇したことが記載されている。特許文献3及び4には、特定のRNA鎖(miR-520d-5p等)を細胞に導入することで多能性幹細胞を作製したことが記載されている。



一方で、近年、製薬会社が特に資金を投入している分野は、悪性腫瘍分野である。悪性腫瘍は罹患メカニズムが複雑で不明な点が多く、他の疾患に比べて有効な治療薬が少ない。そのような中、本願発明者は非特許文献2において、癌のバイオマーカーとしてhTERT mRNAを適用できることを報告している。また、上記特許文献3及び4において、特定のRNA鎖が悪性腫瘍の治療に使用できることを報告している。

産業上の利用分野


本発明は、細胞を脱分化誘導する方法、多能性幹細胞の生産方法、又は悪性腫瘍の治療薬等に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
miR-520d-5p被制御遺伝子の発現又は機能を阻害する工程を含む、細胞を脱分化誘導する方法。

【請求項2】
前記miR-520d-5p被制御遺伝子は、ELAVL2、TEAD1、GATAD2B、SBF2、PUM2、NBEA、UBE2E3、CPEB3、GNAO1、WNK1、MEF2A、SEH1L、HOOK3、KLHL23、PAPOLG、JAZF1、JAG1、CPEB2、ZCRB1、ZFC3H1、ZEB2、EPHA7、UBN2、PELI2、PRKD3、及びFCHO2からなる群から選ばれる1種以上の遺伝子である、請求項1に記載の方法。

【請求項3】
前記阻害は、miR-520d-5p被制御遺伝子のmRNAに対するRNAi分子による阻害である、請求項1又は2に記載の方法。

【請求項4】
前記阻害は、ELAVL2 mRNA、TEAD1 mRNA、GATAD2B mRNA、SBF2 mRNA、PUM2 mRNA、NBEA mRNA、UBE2E3 mRNA、CPEB3 mRNA、GNAO1 mRNA、WNK1 mRNA、MEF2A mRNA、SEH1L mRNA、HOOK3 mRNA、KLHL23 mRNA、PAPOLG mRNA、JAZF1 mRNA、JAG1 mRNA、CPEB2 mRNA、ZCRB1 mRNA、ZFC3H1 mRNA、ZEB2 mRNA、EPHA7 mRNA、UBN2 mRNA、PELI2 mRNA、PRKD3 mRNA、及びFCHO2 mRNAからなる群から選ばれる1種以上のmRNAに対するRNAi分子による阻害である、請求項1~3いずれかに記載の方法。

【請求項5】
請求項1~4いずれかに記載の方法で細胞を脱分化誘導する工程を含む、多能性幹細胞の生産方法。

【請求項6】
請求項5に記載の生産方法を経て得られる、多能性幹細胞又は多能性幹細胞集団。

【請求項7】
請求項6に記載の多能性幹細胞を培養する工程を経て得られる、再生医療用材料。

【請求項8】
miR-520d-5p被制御遺伝子に対する発現又は機能阻害剤を含む、悪性腫瘍の治療薬。

【請求項9】
前記miR-520d-5p被制御遺伝子は、ELAVL2、TEAD1、GATAD2B、SBF2、PUM2、NBEA、UBE2E3、CPEB3、GNAO1、WNK1、MEF2A、SEH1L、HOOK3、KLHL23、PAPOLG、JAZF1、JAG1、CPEB2、ZCRB1、ZFC3H1、ZEB2、EPHA7、UBN2、PELI2、PRKD3、及びFCHO2からなる群から選ばれる1種以上の遺伝子である、請求項8に記載の治療薬。

【請求項10】
前記阻害剤は、miR-520d-5p被制御遺伝子のmRNAに対するRNAi分子、又はそのRNAi分子をコードするポリヌクレオチドである、請求項8又は9に記載の治療薬。

【請求項11】
前記阻害剤は、ELAVL2 mRNA、TEAD1 mRNA、GATAD2B mRNA、SBF2 mRNA、PUM2 mRNA、NBEA mRNA、UBE2E3 mRNA、CPEB3 mRNA、GNAO1 mRNA、WNK1 mRNA、MEF2A mRNA、SEH1L mRNA、HOOK3 mRNA、KLHL23 mRNA、PAPOLG mRNA、JAZF1 mRNA、JAG1 mRNA、CPEB2 mRNA、ZCRB1 mRNA、ZFC3H1 mRNA、ZEB2 mRNA、EPHA7 mRNA、UBN2 mRNA、PELI2 mRNA、PRKD3 mRNA、及びFCHO2 mRNAからなる群から選ばれる1種以上のmRNAに対するRNAi分子、又はそのRNAi分子をコードするポリヌクレオチドである、請求項8~10いずれかに記載の治療薬。

【請求項12】
生体内で悪性腫瘍細胞を脱分化方向へ誘導する、請求項8~11いずれかに記載の治療薬。

【請求項13】
miR-520d-5p被制御遺伝子に対する発現又は機能阻害剤を含む、脱分化誘導剤。

【請求項14】
miR-520d-5p被制御遺伝子に対する発現又は機能阻害剤を含む、多能性幹細胞誘導剤。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2014553063thum.jpg
出願権利状態 公開
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