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緑藻による希土類元素の回収方法 NEW

国内特許コード P170014348
整理番号 T6-15008-T
掲載日 2017年6月30日
出願番号 特願2015-208673
公開番号 特開2017-061739
出願日 平成27年10月23日(2015.10.23)
公開日 平成29年3月30日(2017.3.30)
優先権データ
  • 特願2015-187382 (2015.9.24) JP
発明者
  • 越川 博元
  • 古橋 康弘
出願人
  • 学校法人 龍谷大学
発明の名称 緑藻による希土類元素の回収方法 NEW
発明の概要 【課題】環境汚染を起こさず、環境への負荷を低減しつつ、低濃度の希土類元素を高い選択性で回収できる希土類元素の回収方法を提供する。
【解決手段】イカダモに属する緑藻、もしくはその藻体処理物、またはこれらの抽出物を希土類元素と接触させる工程を含む、希土類元素の回収方法。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


希土類元素(レアアース)は、蛍光体、蓄電池や発光ダイオードなどの電子部品の性能向上に必要不可欠な材料である。日本の廃棄物中には、世界の埋蔵量の10位内に該当する量の希土類元素が含まれており、希土類元素を廃棄物から回収し、国内で循環利用する技術の開発が求められている。従来、希土類元素を回収するために強酸等の化学薬品を使用する方法が知られているが、危険性や毒性が高く、環境への負荷が大きいという課題を有している。



一方、環境への負荷が小さい希土類元素の回収方法として、微生物の生物作用によって希土類元素を吸着・分離する技術が開発されている。



特許文献1は、水溶液中の希土類イオンをクロレラ、あるいはスピルリナを用いて吸着する方法を開示する。しかし、クロレラを用いた方法では、金属に対する選択性が十分ではなく、希土類元素以外の金属も混入してしまう。



特許文献2、および非特許文献1~2は、溶液中で、硫酸性温泉より単離された紅藻を培養することにより、溶液に含まれる金属イオンを回収または除去する方法を開示する。しかし、希土類元素はpH2.5の条件下で回収されており、金属に対する選択性を向上するためには、さらにpH1という強酸条件にすることが必要である。工業スケールで回収する場合にこれらのpH条件で回収すると、反応条件の管理が困難であり、環境への負荷が大きいことが問題となる。

産業上の利用分野


本発明は、選択性の高い希土類元素の回収方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
イカダモに属する緑藻、もしくはその藻体処理物、またはこれらの抽出物を希土類元素と接触させる工程を含む、希土類元素の回収方法。

【請求項2】
イカダモに属する緑藻、もしくはその藻体処理物、またはこれらの抽出物を希土類元素と接触させる工程をpH5~9で行う、請求項1に記載の方法。

【請求項3】
希土類元素がイットリウム、ユーロピウム、ネオジム、またはジスプロシウムである、請求項1または2に記載の方法。

【請求項4】
イカダモに属する緑藻、もしくはその藻体処理物、またはこれらの抽出物を希土類元素と接触させる工程を、グルコースの存在条件下で行う、請求項1~3のいずれかに記載の方法。

【請求項5】
藻体処理物が加熱乾燥物、凍結乾燥物、または減圧乾燥物である、請求項1~4のいずれかに記載の方法。

【請求項6】
イカダモに属する緑藻、もしくはその藻体処理物、またはこれらの抽出物が担体に固定化され、または膜に包含されている、請求項1~5のいずれかに記載の方法。

【請求項7】
イカダモに属する緑藻が、Scenedesmus属に属する緑藻である、請求項1~6のいずれかに記載の方法。

【請求項8】
イカダモに属する緑藻が、Scenedesmus acuminatusに属する緑藻である、請求項1~7のいずれかに記載の方法。

【請求項9】
イカダモに属する緑藻、もしくはその藻体処理物、またはこれらの抽出物を含む、希土類元素の回収剤。

【請求項10】
イカダモに属する緑藻が、Scenedesmus属に属する緑藻である、請求項9に記載の回収剤。

【請求項11】
イカダモに属する緑藻が、Scenedesmus acuminatusに属する緑藻である、請求項9または10に記載の回収剤。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 公開
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