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ウナギがニホンウナギであるか否かを判定する方法及びキット UPDATE

国内特許コード P170014353
整理番号 S2016-0027-N0
掲載日 2017年6月30日
出願番号 特願2015-230126
公開番号 特開2017-093367
出願日 平成27年11月25日(2015.11.25)
公開日 平成29年6月1日(2017.6.1)
発明者
  • 吉永 龍起
  • 藤原 篤志
出願人
  • 学校法人北里研究所
  • 国立研究開発法人水産研究・教育機構
発明の名称 ウナギがニホンウナギであるか否かを判定する方法及びキット UPDATE
発明の概要 【課題】本発明は、ウナギがニホンウナギであるか否かを高い精度で容易に判定することができる技術を提供することを目的とする。
【解決手段】ウナギがニホンウナギであるか否かを判定する方法であって、前記ウナギのミトコンドリア16S rRNAの塩基配列を決定する工程と、決定した前記塩基配列のうち、配列番号1に記載の塩基配列に対応する領域の塩基配列と、配列番号1に記載の塩基配列との配列同一性を算出する工程と、前記配列同一性が95%以上であった場合に前記ウナギはニホンウナギであると判定し、前記配列同一性が95%未満であった場合に前記ウナギはニホンウナギでないと判定する工程と、を備える方法。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


ウナギはウナギ属に属する魚であり、東南アジアを中心に世界で19種・亜種が知られている。ウナギの養殖は、天然のウナギの稚魚(シラスウナギ)を河口で漁獲して蓄養することにより行われる。一般的に、ニホンウナギの方が他の外国種のウナギより高価で取引されることから、ニホンウナギ以外のウナギの稚魚をニホンウナギと偽って販売する例が後を絶たない。このため、消費者の食の安心・安全の確保、生産者の商品力維持、悪質な食品関連業者への牽制等の観点から、ウナギがニホンウナギであるか否かを判定する技術が求められている。



また、ニホンウナギの稚魚は、1960年代から激減しており、現在は絶滅危惧種に指定されている。このため、ニホンウナギがワシントン条約の附属書リストに登録される可能性がある。リストに登録された場合には、税関等でウナギがニホンウナギであるか否かを判定することが必要になる。



例えば、特許文献1には、ウナギの稚魚を撮像する撮像手段と、該撮像手段で撮像した画像に基づいてウナギの稚魚の種を判別する判別手段と、を具備した種判別装置が記載されている。

産業上の利用分野


本発明は、ウナギがニホンウナギであるか否かを判定する方法及びキットに関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
ウナギがニホンウナギであるか否かを判定する方法であって、
前記ウナギのミトコンドリア16S rRNAの塩基配列を決定する工程と、
決定した前記塩基配列のうち、配列番号1に記載の塩基配列に対応する領域の塩基配列と、配列番号1に記載の塩基配列との配列同一性を算出する工程と、
前記配列同一性が95%以上であった場合に前記ウナギはニホンウナギであると判定し、前記配列同一性が95%未満であった場合に前記ウナギはニホンウナギでないと判定する工程と、
を備える方法。

【請求項2】
ウナギがニホンウナギであるか否かを判定する方法であって、
前記ウナギのミトコンドリアDNAを鋳型として、
配列番号2に記載の塩基配列のうち、第1193~1195番目のいずれかの塩基を3’末端とし、連続する15~40ヌクレオチドからなる塩基配列、又は、配列番号2に記載の塩基配列のうち、第1193~1195番目のいずれかの塩基を3’末端とし、連続する15~40ヌクレオチドからなる塩基配列において、1若しくは数個の塩基置換を有する塩基配列からなるセンスプライマーと、
配列番号2に記載の塩基配列の第1211~1704番目の塩基配列のうち、連続する15~40ヌクレオチドからなる塩基配列の相補配列、又は、配列番号2に記載の塩基配列の第1211~1704番目の塩基配列のうち、連続する15~40ヌクレオチドからなる塩基配列の相補配列において、1若しくは数個の塩基置換を有する塩基配列からなるアンチセンスプライマーと、
を用いた遺伝子増幅反応を行う工程と、
前記遺伝子増幅反応により遺伝子断片の増幅が認められた場合に前記ウナギはニホンウナギであると判定し、遺伝子断片の増幅が認められなかった場合に前記ウナギはニホンウナギでないと判定する工程と、
を備える方法。

【請求項3】
ウナギがニホンウナギであるか否かを判定する方法であって、
前記ウナギのミトコンドリアDNAを鋳型として、
配列番号2に記載の塩基配列の第1~1178番目の塩基配列のうち、連続する15~40ヌクレオチドからなる塩基配列、又は、配列番号2に記載の塩基配列の第1~1178番目の塩基配列のうち、連続する15~40ヌクレオチドからなる塩基配列において、1若しくは数個の塩基置換を有する塩基配列からなるセンスプライマーと、
配列番号2に記載の塩基配列のうち、第1192~1194番目のいずれかの塩基を5’末端とし、連続する15~40ヌクレオチドからなる塩基配列の相補配列、又は、配列番号2に記載の塩基配列のうち、第1192~1194番目のいずれかの塩基を5’末端とし、連続する15~40ヌクレオチドからなる塩基配列の相補配列において、1若しくは数個の塩基置換を有する塩基配列からなるアンチセンスプライマーと、
を用いた遺伝子増幅反応を行う工程と、
前記遺伝子増幅反応により遺伝子断片の増幅が認められた場合に前記ウナギはニホンウナギであると判定し、遺伝子断片の増幅が認められなかった場合に前記ウナギはニホンウナギでないと判定する工程と、
を備える方法。

【請求項4】
配列番号2に記載の塩基配列のうち、第1193~1195番目のいずれかの塩基を3’末端とし、連続する15~40ヌクレオチドからなる塩基配列、又は、配列番号2に記載の塩基配列のうち、第1193~1195番目のいずれかの塩基を3’末端とし、連続する15~40ヌクレオチドからなる塩基配列において、1若しくは数個の塩基置換を有する塩基配列からなるセンスプライマーと、
配列番号2に記載の塩基配列の第1211~1704番目の塩基配列のうち、連続する15~40ヌクレオチドからなる塩基配列の相補配列、又は、配列番号2に記載の塩基配列の第1211~1704番目の塩基配列のうち、連続する15~40ヌクレオチドからなる塩基配列の相補配列において、1若しくは数個の塩基置換を有する塩基配列からなるアンチセンスプライマーと、
を備える、ウナギがニホンウナギであるか否かの判定用キット。

【請求項5】
配列番号2に記載の塩基配列の第1~1178番目の塩基配列のうち、連続する15~40ヌクレオチドからなる塩基配列、又は、配列番号2に記載の塩基配列の第1~1178番目の塩基配列のうち、連続する15~40ヌクレオチドからなる塩基配列において、1若しくは数個の塩基置換を有する塩基配列からなるセンスプライマーと、
配列番号2に記載の塩基配列のうち、第1192~1194番目のいずれかの塩基を5’末端とし、連続する15~40ヌクレオチドからなる塩基配列の相補配列、又は、配列番号2に記載の塩基配列のうち、第1192~1194番目のいずれかの塩基を5’末端とし、連続する15~40ヌクレオチドからなる塩基配列の相補配列において、1若しくは数個の塩基置換を有する塩基配列からなるアンチセンスプライマーと、
を備える、ウナギがニホンウナギであるか否かの判定用キット。

【請求項6】
配列番号2に記載の塩基配列において、前記センスプライマーと、前記アンチセンスプライマーとに挟まれる領域内の連続する15~40ヌクレオチド又は前記ヌクレオチドに相補的なヌクレオチドからなり、5’末端又は3’末端の一方に蛍光物質を有し、他方に消光物質を有するプローブを更に備える、請求項4又は5に記載のキット。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 公開


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