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内視鏡画像処理装置、内視鏡画像処理方法及び内視鏡画像処理プログラム NEW コモンズ 新技術説明会

国内特許コード P170014455
整理番号 H27-001
掲載日 2017年7月19日
出願番号 特願2015-154569
公開番号 特開2017-029549
出願日 平成27年8月4日(2015.8.4)
公開日 平成29年2月9日(2017.2.9)
発明者
  • 皆本 晃弥
出願人
  • 国立大学法人佐賀大学
発明の名称 内視鏡画像処理装置、内視鏡画像処理方法及び内視鏡画像処理プログラム NEW コモンズ 新技術説明会
発明の概要 【課題】カラーの内視鏡画像に対して画像処理を行うことで、内視鏡で確認が可能な病変部位を強調して表示し、専門医の負担を軽減することができる内視鏡画像処理装置等を提供する。
【解決手段】カラーの内視鏡画像を任意の色空間に変換する色空間変換部22と、変換後の画像情報に対して周波数分解の処理を行う周波数変換部23、前記周波数分解の処理における係数に前記画像情報のエッジを強調するコントラスト強調処理を適用するコントラスト強調部24とを備える。また、周波数逆変換部25で得られた画像を低値化又はビットプレーン分解する低値化処理部26と、画像の複雑性を求める複雑性演算部51と、求められた複雑性が高い箇所を病変箇所として特定する病変特定部52とを備える。
【選択図】図5
従来技術、競合技術の概要


現在、内視鏡画像を用いた早期癌の診断は、専門医の主観的な判断によるものであり、その経験や知識に大きく左右される。また、専門医は癌の有無を調べる過程で、数多くの正常な部位の画像も確認しなければならない。このことは、専門医の負担を非常に大きくする要因となっている。



早期癌の診断に用いる内視鏡画像システムには、白色光照明を用いたものと、レーザ光源を用いたものが広く知られている。特にレーザ光源を用いたものは、白色光照明の撮像では表現し難かった血管や表面構造を強調することが可能となっており、癌の早期発見に大きく寄与している。例えば、非特許文献1では、内視鏡画像に基づいて、早期食道癌の検出を行う技術が提案されている。この手法では、Gabor特徴量を用いて、RGB色空間、HSI色空間、YCbCr色空間での検出性能を評価し、サポートベクタマシン(SVM)を用いて、血管を基に早期癌の部位と正常部位の画像分類を行っている。



しかしながら、非特許文献1で扱っている画像は、専門的な知識がなくても明らかに異常とわかるものが多く、専門医の負担軽減という観点からは十分な技術ではない。すなわち、異常部位を明らかに判断することができるような内視鏡画像ではなく、正常部位と異常部位との区別が専門医でないと判断できないような内視鏡画像について、異常部位を強調できる技術が望まれている。



また、画像処理の技術を医療診断等に利用する技術として、例えば、特許文献1、2に示す技術が開示されている。特許文献1に示す技術は、少なくとも1つの医療映像を変換することにより、少なくとも1つの医療映像を、マルチスケールの複数方向を有する映像情報に分解する段階と、マルチスケールの映像情報において、各スケールの映像情報の係数分散を推定する段階と、推定された分散と、各スケールを含む複数個のスケールの映像情報の係数と、を利用し、各スケールの映像情報の係数値を調整する段階と、調整されたマルチスケールの複数方向を有する映像情報を逆変換することにより、少なくとも1つの医療映像の復元映像を生成する段階と、を含む医療映像処理方法である。



特許文献2に示す技術は、皮膚ゾーンにおける皮膚症状を検出して数量化する方法であって、予め決められた複数の肌の色の濃淡度の分類と複数のタイプの皮膚症状とに対して、選択された複数の波長を識別することにより、皮膚症状のタイプと肌の色の濃淡度の分類との各組み合わせに対して、上記波長の1つによって、この分類に属する肌の色の濃淡度を有する人の肌の皮膚におけるこのようなタイプの症状を、コントラストによって検出でき、白色光による画像を撮影し、この画像から肌の色の濃淡度と、対応する分類とを自動的に識別し、この肌の色の濃淡度の分類に応じて、この肌の色の濃淡度の分類と、検出しようとしているタイプの皮膚症状との組み合わせに対応する波長の画像を自動的に捕捉し、次いで、このように捕捉された画像を少なくとも処理して、前記検出しようとする上記タイプの皮膚症状を検出する方法である。

産業上の利用分野


本発明は、カラーの内視鏡画像を画像処理することで病変部位を強調する内視鏡画像処理装置等に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
カラーの内視鏡画像を任意の色空間に変換する色空間変換手段と、
変換後の画像情報に対して周波数分解の処理を行う周波数変換処理手段と、
前記周波数分解の処理における係数に前記画像情報のエッジを強調するコントラスト強調処理を適用するコントラスト強調処理手段とを備えることを特徴とする内視鏡画像処理装置。

【請求項2】
請求項1に記載の内視鏡画像処理装置において、
コントラストが強調された前記画像情報を低値化又はビットプレーン分解する低値化処理手段を備えることを特徴とする内視鏡画像処理装置。

【請求項3】
請求項2に記載の内視鏡画像処理装置において、
低値化された前記画像情報における複雑性が高い箇所を抽出する複雑性抽出手段を備えることを特徴とする内視鏡画像処理装置。

【請求項4】
請求項3に記載の内視鏡画像処理装置において、
前記画像情報における複雑性が高い箇所を癌の病変箇所として出力することを特徴とする病変出力手段を備えることを特徴とする内視鏡画像処理装置。

【請求項5】
コンピュータが、
カラーの内視鏡画像を任意の色空間に変換する色空間変換ステップと、
変換後の画像情報に対して周波数分解の処理を行う周波数変換処理ステップと、
前記周波数分解の処理における係数に前記画像情報のエッジを強調するコントラスト強調処理を適用するコントラスト強調処理ステップとを実行することを特徴とする内視鏡画像処理方法。

【請求項6】
カラーの内視鏡画像を任意の色空間に変換する色空間変換手段、
変換後の画像情報に対して周波数分解の処理を行う周波数変換処理手段、
前記周波数分解の処理における係数に前記画像情報のエッジを強調するコントラスト強調処理を適用するコントラスト強調処理手段としてコンピュータを機能させることを特徴とする内視鏡画像処理プログラム。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2015154569thum.jpg
出願権利状態 公開
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