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植物系材料の成形方法及びその成形体 NEW コモンズ 新技術説明会

国内特許コード P170014549
整理番号 2006003305 ( H18/07/25 )
掲載日 2017年8月29日
出願番号 特願2006-213305
公開番号 特開2008-036941
登録番号 特許第4849609号
出願日 平成18年8月4日(2006.8.4)
公開日 平成20年2月21日(2008.2.21)
登録日 平成23年10月28日(2011.10.28)
発明者
  • 金山 公三
  • 三木 恒久
  • 杉元 宏行
  • 山下 修
出願人
  • 国立研究開発法人産業技術総合研究所
発明の名称 植物系材料の成形方法及びその成形体 NEW コモンズ 新技術説明会
発明の概要 【課題】植物系材料を成形して成形体を製造する方法及びその成形体を提供する。
【解決手段】植物系材料を圧力を加えることにより深底構造等の成形体を製造する方法であって、植物系材料を金型に供給して加圧し、金型内の所定の自由空間に構成細胞を移動させて構成細胞間に剪断力を作用させて該細胞の相互位置関係を変化させて変形させ、金型内の上記空間に充填し、圧縮力を加えて賦形して一体化することにより所望の深底構造等を有する成形体とすることを特徴とする該深底構造等を有する成形体の製造方法、及びその成形体製品。
【効果】植物系材料を用いて、金型を利用して、成形体の熱分解を抑え、原材料の風合いを成形体に反映させて、深底構造等を有する成形体を製造し、提供することができる。
【選択図】図3
従来技術、競合技術の概要


木材や竹等の植物系材料は、再生産が可能であり、埋蔵資源である石油を原料として作られるプラスチックに替わる材料として、最近注目されている材料である。該植物系材料を所望する三次元形状に成形するために、先行技術として、例えば、圧縮成形木材及びそれを用いた電子機器の外装材に関して、板状の木材を金型で加圧して成形する方法(特許文献1)や、圧縮木材の成形方法として、棒状の木材を金型で加圧して成形する方法(特許文献2)、また、木質系の熱硬化性樹脂成形材料の成形方法として、粉末化した木材に樹脂を混入して流動性を持たせ、これを金型に流し込み、冷却・固化させる方法(特許文献3)、等が提案されている。



しかし、上記した板状や棒状の木材を金型で加圧して成形する方法では、材料を構成する細胞が加圧により圧縮されることを利用して変形させるため、その変形量に制約があり、製作可能な形状が限定されるという問題がある。また、上記した木材粉末を原料とする方法では、木材の粉末化に多大な時間とエネルギーを要し、更に、混入する樹脂の使用によって環境負荷が増大するという問題がある。



【特許文献1】
特開2006-076055号公報
【特許文献2】
特開2004-009567号公報
【特許文献3】
特開2002-146195号公報

産業上の利用分野


本発明は、植物系材料の成形方法及びその成形体に関するものであり、更に詳しくは、植物系材料を型に供給して加圧し、型内に形成された所定の自由空間に構成細胞を移動させて構成細胞に剪断力を作用させて相互位置関係を変化させて変形させ、型内の上記空間に充填し、圧縮力を加えて賦形、一体化することにより所望の成形体とする該成形体の成形方法及びその製品に関するものである。本発明は、再生産可能な資源としてその活用が高く期待されている木材や竹等の植物系材料を、化学薬品等を使用することなく、簡便な装置及び工程により、三次元形状に成形する植物系材料の新規成形技術を提供するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
植物系材料を圧力を加えることにより成形して成形体を製造する方法であって、植物系材料を所定の自由空間を形成した金型に供給してプレス手段で加圧し、金型内で所定の自由空間に構成細胞を移動させて構成細胞間に剪断力を作用させて細胞と細胞をその界面でずらし該細胞の相互位置関係を変化させて変形させ、金型内の上記空間に充填し、圧縮力を加えて賦形して一体化することにより所望の成形体とすることを特徴とする成形体の製造方法。

【請求項2】
成形前の植物系材料が、単一又は複数のバルク体として金型に供給される、請求項1に記載の成形体の製造方法。

【請求項3】
成形前の植物系材料の配置を調整することにより、得られる成形体の繊維配向を制御する、請求項1に記載の成形体の製造方法。

【請求項4】
成形時の材料を構成する細胞の組織の流れる方向を制御する制御手段を配置することにより、得られる成形体の組織配向を制御する、請求項1に記載の成形体の製造方法。

【請求項5】
植物系材料を常温又は加熱下で加圧する、請求項1に記載の成形体の製造方法。

【請求項6】
植物系材料が、竹、又は木材である、請求項1に記載の成形体の製造方法。

【請求項7】
カップ状の深底構造を有する成形体を作製する、請求項1に記載の成形体の製造方法。

【請求項8】
金型を冷却することなく金型から成形体を取り出す、請求項1に記載の成形体の製造方法。

【請求項9】
植物系材料を所定の自由空間を形成した金型に供給してプレス手段で加圧し、金型内で所定の自由空間に構成細胞を移動させて構成細胞間に剪断力を作用させて細胞と細胞をその界面でずらし該細胞の相互位置関係を変化させて変形させ、金型内の上記空間に充填し、圧縮力を加えて賦形して一体化することにより製造してなる、植物系材料を原料に用いて成形された深底構造の成形体であって、原料の風合いが成形体に反映されていて、カップ状の深底構造を有している、ことを特徴とする成形体。

【請求項10】
植物系材料が、竹、又は木材である、請求項に記載の成形体。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2006213305thum.jpg
出願権利状態 登録
参考情報 (研究プロジェクト等) バルク木材・木質系材料の流動現象を用いた塑性加工技術(流動成形技術)
ライセンス等を御希望の方又は特許の内容に興味を持たれた方は,下記「問合せ先」まで直接お問い合わせくださいますよう,お願い申し上げます。


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