TOP > クイック検索 > 国内特許検索 > 多孔性ポリマーの製造方法および多孔性ポリマー

多孔性ポリマーの製造方法および多孔性ポリマー UPDATE

国内特許コード P170014591
整理番号 S2016-0433-N0
掲載日 2017年9月14日
出願番号 特願2016-022476
公開番号 特開2017-141335
出願日 平成28年2月9日(2016.2.9)
公開日 平成29年8月17日(2017.8.17)
発明者
  • 仁科 勇太
  • 西原 洋知
  • 京谷 隆
  • 大和田 真生
  • 針谷 明夫
出願人
  • 国立大学法人東北大学
  • 国立大学法人 岡山大学
発明の名称 多孔性ポリマーの製造方法および多孔性ポリマー UPDATE
発明の概要 【課題】フラーレンを主成分とした、より大きい比表面積を有する多孔性ポリマーの製造方法および多孔性ポリマーを提供する。
【解決手段】複数の水酸化フラーレンを、2以上の官能基を有する架橋剤で架橋反応させる。このとき、1つの水酸化フラーレンに付加された架橋剤の平均数が2以上5以下となるよう、架橋反応させることが好ましい。また、架橋反応は、エステル化反応またはエーテル化反応であることが好ましい。これにより、3次元の架橋構造を有し、フラーレンの含有量が50wt%より大きい多孔性ポリマーが得られる。
【選択図】図2
従来技術、競合技術の概要


フラーレン(C60)は、炭素原子のみで構成される最小のクラスターで、一つの粒子として見なすこともできる。フラーレンは、熱安定性を有し、非常に安定した構造を有している。また、フラーレン分子の表面は、吸着能、水素化触媒能、ラジカル捕集能など多くの機能を有している。しかし、フラーレン結晶は、ファンデルワールス力により面心立方格子構造をとるため、結晶中に存在するフラーレン分子の殆どは、その表面が外部に露出していない。このため、その優れた表面機能を十分に発揮することができない。実際、フラーレン1分子の比表面積を計算すると、2625 m2/g と非常に大きいが、フラーレン結晶の比表面積をガス吸着により測定すると、ほぼ0 m2/gになっている。



そこで、フラーレン結晶のような密な構造ではなく、フラーレン同士の間に空間が生じるよう、架橋分子を介してフラーレン同士を連結したポリマー構造にすることにより、比表面積の大きい材料が得られると考えられる。従来、フラーレンを架橋分子で連結したポリマーとして、鎖状の架橋分子でフラーレン同士を連結したもの(例えば、非特許文献1乃至5参照)や、フラーレンを組み入れた2次元の有機金属錯体(例えば、非特許文献6参照)、フラーレン薄膜(例えば、特許文献1参照)、フラーレンを含み、3次元規則構造を有する多孔性の共有結合性有機構造体(例えば、非特許文献7参照)などが報告されている。

産業上の利用分野


本発明は、フラーレンを主成分とする多孔性ポリマーの製造方法および多孔性ポリマーに関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
複数の水酸化フラーレンを、2以上の官能基を有する架橋剤で架橋反応させることにより、3次元の架橋構造を有し、フラーレンの含有量が50wt%より大きい多孔性ポリマーを得ることを特徴とする多孔性ポリマーの製造方法。

【請求項2】
溶媒中に前記複数の水酸化フラーレンと前記架橋剤とを加えて加熱することにより、架橋反応させることを特徴とする請求項1記載の多孔性ポリマーの製造方法。

【請求項3】
前記溶媒は、有機溶媒であることを特徴とする請求項2記載の多孔性ポリマーの製造方法。

【請求項4】
前記複数の水酸化フラーレンをエステル化反応させることにより、前記多孔性ポリマーを得ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の多孔性ポリマーの製造方法。

【請求項5】
前記複数の水酸化フラーレンをエーテル化反応させることにより、前記多孔性ポリマーを得ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の多孔性ポリマーの製造方法。

【請求項6】
1つの水酸化フラーレンに付加された架橋剤の平均数が2以上5以下となるよう、架橋反応させることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の多孔性ポリマーの製造方法。

【請求項7】
複数の水酸化フラーレンが3次元的に架橋された構造を有し、フラーレンの含有量が50wt%より大きいことを特徴とする多孔性ポリマー。

【請求項8】
1つの水酸化フラーレンに付加された架橋剤の平均数が2以上5以下であることを特徴とする請求項7記載の多孔性ポリマー。


国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

JP2016022476thum.jpg
出願権利状態 公開
特許内容に関しての問い合せ窓口は岡山大学連携機構知的財産部門です。

技術移転に関しては岡山TLOが窓口になります。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close