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腸内Blautiacoccoides増殖刺激剤、不安改善剤および腸炎治療剤 NEW

国内特許コード P170014601
整理番号 S2016-0467-N0
掲載日 2017年9月26日
出願番号 特願2016-032300
公開番号 特開2017-147960
出願日 平成28年2月23日(2016.2.23)
公開日 平成29年8月31日(2017.8.31)
発明者
  • 北垣 浩志
  • 永尾 晃治
  • 中山 二郎
出願人
  • 国立大学法人佐賀大学
発明の名称 腸内Blautiacoccoides増殖刺激剤、不安改善剤および腸炎治療剤 NEW
発明の概要 【課題】
腸内Blautia coccoidesの増殖刺激剤や、腸内Blautia coccoidesの増殖を刺激することで、精神を安定させ不安を改善したり、腸炎を抑制・治療する組成物を提供する。
【解決手段】
スフィンゴ糖脂質を有効成分として含有することを特徴とするスフィンゴ糖脂質含有組成物に関する。より具体的には、スフィンゴ糖脂質を含有する腸内Blautia coccoides増殖刺激剤。または、スフィンゴ糖脂質を含有する不安改善剤。または、スフィンゴ糖脂質を含有する腸炎治療剤。
【選択図】 図1
従来技術、競合技術の概要


食品として経口摂取されるものは、その糖質や脂質、タンパク質、ビタミン、ミネラル等の栄養源等や、薬理効果や機能を奏する成分として直接消化、吸収の対象とされるものが多く知られている。この消化、吸収とも関与するが、人間の腸内には常在する腸内細菌が存在し、この腸内細菌は、人間の健康と重要な関わりを有することが知られている。



腸内細菌には、多種多様な細菌が存在し、その全体として腸内細菌叢と呼ばれて、そのバランスが重要であると考えられている。このバランスは個人や年齢、体調、栄養状態、ストレス等の要因によっても大きく変動することが知られている。一般的に、ヒトの消化管内における有用微生物は善玉菌ともよばれ、ビフィズス菌や乳酸菌等が善玉菌として知られている。



この腸内細菌叢の調節、特に善玉菌の増殖には、食品の影響もあり、ヨーグルト等や、そもそもの善玉菌でもある乳酸菌を含む食品等が腸内細菌叢の調節機能を有することが知られている。しかしながら、和食等、広く健康に良いと言われているものであっても、それらの食事が腸内細菌叢に与える影響についてまでは十分に研究されているとはいえない状態である。



近年、一般的に善玉菌として知られていた菌の他にも、腸内細菌として存在していることが確認されているクロストリジウム属(Clostridum)よる影響が着目され始めている。例えば、この菌を直接経口摂取することで、不安や多動性の改善効果があることが開示されている(特許文献1)。また、クロストリジウム属に属する細菌等を含有する細菌組成物による制御性T細胞の増殖に関する技術が開示されており、これにより自己免疫疾患、炎症性疾患、感染症などを治療または予防する技術が開示されている(特許文献2)。



一方、スフィンゴ糖脂質の一種であるグリコシルセラミドは、植物や茸類等から抽出され、乾燥肌対策の化粧品用途として広く使用されており、皮膚機能の改善に効果があることが報告されている(特許文献3)。さらに、スフィンゴ脂質を過剰に含有する食品を鳥又は哺乳類に投与することで、腸内細菌叢の組成を改善する方法が開示されている(特許文献4)。

産業上の利用分野


本発明は、スフィンゴ糖脂質を含有する腸内Blautia coccoides増殖刺激剤等に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
スフィンゴ糖脂質を含有する腸内Blautia coccoides増殖刺激剤。

【請求項2】
スフィンゴ糖脂質を含有する不安改善剤。

【請求項3】
スフィンゴ糖脂質を含有する腸炎治療剤。

【請求項4】
前記スフィンゴ糖脂質が、グリコシルセラミドであることを特徴とする請求項1記載の腸内Blautia coccides増殖刺激剤。

【請求項5】
前記スフィンゴ糖脂質が、グリコシルセラミドであることを特徴とする請求項2記載の不安改善剤。

【請求項6】
前記スフィンゴ糖脂質が、グリコシルセラミドであることを特徴とする請求項3記載の腸炎治療剤。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2016032300thum.jpg
出願権利状態 公開
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