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新規タンパク質及びその使用 NEW

国内特許コード P170014647
整理番号 S2016-0565-N0
掲載日 2017年10月24日
出願番号 特願2016-062651
公開番号 特開2017-169547
出願日 平成28年3月25日(2016.3.25)
公開日 平成29年9月28日(2017.9.28)
発明者
  • 小林 達彦
  • 熊野 匠人
出願人
  • 国立大学法人 筑波大学
発明の名称 新規タンパク質及びその使用 NEW
発明の概要 【課題】セサミンを代謝する新たな酵素及びその遺伝子を提供する。
【解決手段】以下のいずれかに記載の核酸:(a)特定の配列を有する核酸、(b)特定の配列と同一性が80%以上でありセサミン又はその誘導体をカテコール体に変換するタンパク質をコードする核酸、(c)特定の配列と相補的な核酸とストリンジェントな条件下でハイブリダイズし且つセサミン又はその誘導体をカテコール体に変換するタンパク質をコードする核酸、(d)特定の配列のタンパク質をコードする核酸、(e)特定の配列と同一性が80%以上であり且つセサミン又はその誘導体をカテコール体に変換するタンパク質をコードする核酸、(f)特定の配列において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加され且つセサミン又はその誘導体をカテコール体に変換するタンパク質をコードする核酸。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


セサミンはゴマリグナンの一種であり、ゴマ種子に含まれている脂溶性化合物である。セサミンはサプリメントとして利用されており、ヒトを含む動物の体内で、抗酸化活性、アルコールの代謝促進、脂肪酸の代謝の調節等の作用を示すとされている。下記式(1)にセサミンの化学式を示す。



【化1】




しかしながら、試験管内の反応では、セサミンそのものには抗酸化活性はほとんど認められないことが知られている。そして、セサミンは肝臓でセサミンモノカテコール、セサミンジカテコール等のカテコール体に代謝され、これらのカテコール体がラジカル消去活性や過酸化脂質生成抑制活性等の抗酸化活性を示すことが明らかにされている。



マウスやヒトにおけるセサミンの代謝についてはいくつかの報告がなされている。例えば、非特許文献1には、ヒト肝臓のシトクロムP450がセサミンを代謝することが記載されている。

産業上の利用分野


本発明は、新規タンパク質及びその使用に関する。より具体的には、核酸、組換えベクター、形質転換体、セサミン又はその誘導体をカテコール体に変換する活性を有するタンパク質、セサミン又はその誘導体のカテコール体への変換用組成物、セサミン又はその誘導体のカテコール体の製造方法及びシノモナス属細菌株に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
以下の(a)~(f)のいずれかに記載の核酸。
(a)配列番号1に記載の塩基配列からなる核酸
(b)配列番号1に記載の塩基配列と同一性が80%以上である塩基配列からなり且つテトラヒドロ葉酸の存在下でセサミン又はその誘導体をカテコール体に変換する活性を有するタンパク質をコードする核酸
(c)配列番号1に記載の塩基配列からなる核酸と相補的な塩基配列からなる核酸とストリンジェントな条件下でハイブリダイズする塩基配列からなり且つテトラヒドロ葉酸の存在下でセサミン又はその誘導体をカテコール体に変換する活性を有するタンパク質をコードする核酸
(d)配列番号2に記載のアミノ酸配列からなるタンパク質をコードする核酸
(e)配列番号2に記載のアミノ酸配列と同一性が80%以上であるアミノ酸配列からなり且つテトラヒドロ葉酸の存在下でセサミン又はその誘導体をカテコール体に変換する活性を有するタンパク質をコードする核酸
(f)配列番号2に記載のアミノ酸配列において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなり且つテトラヒドロ葉酸の存在下でセサミン又はその誘導体をカテコール体に変換する活性を有するタンパク質をコードする核酸

【請求項2】
請求項1に記載の核酸を含有する組換えベクター。

【請求項3】
請求項2に記載の組換えベクターを含有する形質転換体。

【請求項4】
以下の(g)~(i)のいずれかに記載のタンパク質。
(g)配列番号2に記載のアミノ酸配列からなるタンパク質
(h)配列番号2に記載のアミノ酸配列と同一性が80%以上であるアミノ酸配列からなり且つテトラヒドロ葉酸の存在下でセサミン又はその誘導体をカテコール体に変換する活性を有するタンパク質
(i)配列番号2に記載のアミノ酸配列において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなり且つテトラヒドロ葉酸の存在下でセサミン又はその誘導体をカテコール体に変換する活性を有するタンパク質

【請求項5】
請求項4に記載のタンパク質とテトラヒドロ葉酸とを含む、セサミン又はその誘導体のカテコール体への変換用組成物。

【請求項6】
セサミン又はセサミン誘導体と請求項4に記載のタンパク質とテトラヒドロ葉酸とを接触させる工程を備える、セサミン又はその誘導体のカテコール体の製造方法。

【請求項7】
セサミン又はセサミン誘導体と請求項4に記載のタンパク質とテトラヒドロ葉酸とを接触させる前記工程が、セサミン又はセサミン誘導体と請求項3に記載の形質転換体とを接触させる工程である、請求項6に記載の製造方法。

【請求項8】
セサミン又はセサミン誘導体と請求項4に記載のタンパク質とテトラヒドロ葉酸とを接触させる前記工程が、セサミン又はセサミン誘導体とシノモナス属細菌とを接触させる工程である、請求項6に記載の製造方法。

【請求項9】
受領番号NITE AP-02230であるシノモナス属細菌No.22株(Sinomonas sp. No.22)。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 公開
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