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肺がん患者の予後を評価するための情報を提供する方法、肺がん患者の予後予測方法、内部標準、抗体、肺がん患者の予後予測装置、予後予測装置のプログラム及び記録媒体 NEW

国内特許コード P170014684
整理番号 (S2015-0084-N0)
掲載日 2017年11月21日
出願番号 特願2016-572030
出願日 平成28年1月26日(2016.1.26)
国際出願番号 JP2016052072
国際公開番号 WO2016121715
国際出願日 平成28年1月26日(2016.1.26)
国際公開日 平成28年8月4日(2016.8.4)
優先権データ
  • 特願2015-012728 (2015.1.26) JP
発明者
  • 高橋 隆
  • 柳澤 聖
  • 平川 晃弘
  • 中杤 昌弘
出願人
  • 国立大学法人名古屋大学
発明の名称 肺がん患者の予後を評価するための情報を提供する方法、肺がん患者の予後予測方法、内部標準、抗体、肺がん患者の予後予測装置、予後予測装置のプログラム及び記録媒体 NEW
発明の概要 初期段階の肺がんであっても種類を問わず再発可能性を予測できる方法を提供する。肺がん患者の予後を予測するための情報を提供する方法であって、肺がん患者由来のサンプルにおいて、少なくとも、g1027(Accession No.sp|P12814|ACTN1_HUMAN)、g1237(Accession No.sp|P22392-2|NDKB_HUMAN)、g1463(Accession No.sp|P35221|CTNA1_HUMAN)及びg1821(Accession No.sp|P51690|ARSE_HUMAN)の4種類のタンパク質の発現量を測定する工程、を含む肺がん患者の予後を予測するための情報を提供する方法により、初期段階の肺がんであっても種類を問わず再発可能性を予測できる。
従来技術、競合技術の概要


日本を含む殆どの先進諸国において、癌による部位別死亡者数の中で、肺がんによる死亡は第1位を占めている。肺がんに対しては、様々な治療法の改良及び早期発見用の検査方法の改良が行われているが、日本においは毎年約70,000人の肺がん患者(以下、単に「患者」と記載することがある。)が死亡している。



患者の手術後の主な死亡原因は転移による再発である。そのため、日本においては、画像診断や手術時の目視では発見しきれないがん細胞の転移を抑えるため、手術後にテガフール・ウラシル(UFT(登録商標))等の副作用が比較的少ない抗がん剤を約2年程度飲み続ける術後治療が行われている。この術後治療により、手術のみで経過観察を行う治療方法より、患者の再発を抑えることができる。しかしながら、統計的には、患者の約7割は手術により治癒するといわれている。そのため、約7割の患者は、本来は不要である抗がん剤治療を術後に受けることになり、体にダメージを与えるのみでなく、経済的にも大きな負担になっている。



一方、残りの約3割については、手術ではがん細胞を取り切れずに、再発すると言われている。この約3割の患者に対しては、手術後に、UFTより更に強い抗がん剤治療を施すことが望ましい。しかしながら、現状では手術後は一律にUFT等の抗がん剤を投与している。したがって、手術後の患者毎に再発の可能性の有無を調べ、患者に最も適した術後治療を施すことが望ましい。



また、欧米においては、比較的症状の軽いI期の場合は「経過観察」が主流である。しかしながら、I期の患者の中には進行性の患者も含まれている。そのため、進行性の患者に対しては、手術や抗がん剤投与等の適切な治療を早期に実施することが望ましいが、現状では、一律に経過観察が行われている。



患者の手術後の予後を予測する方法としては、肺腺がん患者から採取した生体由来試料における、ミオシンIIA及び/又はビメンチン発現量を測定することで、予後を予測する方法が知られている(特許文献1参照)。

産業上の利用分野


本発明は、肺がん患者の予後を評価するための情報を提供する方法、肺がん患者の予後予測方法、内部標準、抗体、肺がん患者の予後予測装置、予後予測装置のプログラム及び記録媒体に関する。特に、肺がん患者由来のサンプル中の特定タンパク質の発現量を測定することで肺がん患者の手術後の再発可能性を予測し、肺がん患者に最適な術後治療を実施すための肺がん患者の予後予測方法、予後予測方法に用いられる肺がん患者の予後を評価するための情報を提供する方法、内部標準、抗体、肺がん患者の予後予測装置、予後予測装置のプログラム及び記録媒体に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
肺がん患者の予後を予測するための情報を提供する方法であって、
肺がん患者由来のサンプルにおいて、少なくとも、g1027(Accession No.sp|P12814|ACTN1_HUMAN)、g1237(Accession No.sp|P22392-2|NDKB_HUMAN)、g1463(Accession No.sp|P35221|CTNA1_HUMAN)及びg1821(Accession No.sp|P51690|ARSE_HUMAN)の4種類のタンパク質の発現量を測定する工程、
を含む肺がん患者の予後を予測するための情報を提供する方法。

【請求項2】
請求項1に記載の少なくとも4種類のタンパク質の発現量に基づいて、肺がん患者の再発可能性を予測する工程、
を含む肺がん患者の予後予測方法。

【請求項3】
前記肺がん患者の再発可能性を予測する工程が、
前記少なくとも4種類のタンパク質を含むタンパク質群を用いてPartial Cox regression解析に基づき構築した最終予後予測モデルに、請求項1に記載の少なくとも4種類のタンパク質の発現量を当てはめリスクスコアを算出する工程、
を含む請求項2に記載の肺がん患者の予後予測方法。

【請求項4】
請求項1に記載の少なくとも4種類のタンパク質を含むタンパク質群の発現量に基づき構築した最終予後予測モデル又は閾値を格納した記憶手段、
肺がん患者のサンプルに含まれる前記少なくとも4種類のタンパク質の発現量を、前記記憶手段に記憶された最終予後予測モデルに当てはめリスクスコアを算出、又は閾値と比較することで肺がん患者の再発可能性を予測する予測手段、
を含む肺がん患者の予後予測装置。

【請求項5】
前記最終予測モデルが、Partial Cox regression解析に基づき構築したモデルであることを特徴とする請求項4に記載の肺がん患者の予後予測装置。

【請求項6】
コンピュータを、請求項4又は5に記載の肺がん患者の予後予測装置として機能させるためのプログラム。

【請求項7】
請求項6に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

【請求項8】
請求項1に記載の少なくとも4種類のタンパク質と同じアミノ酸配列を有する合成タンパク質を含み、
前記合成タンパク質の各々が、同位体標識されたアミノ酸を含む内部標準。

【請求項9】
請求項1に記載の少なくとも4種類のタンパク質を検出するための抗体。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 公開
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