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抗癌剤、並びに前記抗癌剤を含む癌の予防又は治療用医薬組成物及び飲食品 NEW

国内特許コード P170014686
整理番号 S2016-0308-N0
掲載日 2017年11月21日
出願番号 特願2016-085063
公開番号 特開2017-193509
出願日 平成28年4月21日(2016.4.21)
公開日 平成29年10月26日(2017.10.26)
発明者
  • 熊谷 日登美
  • 原 弘之
  • 赤尾 真
  • 安藤 俊希
出願人
  • 学校法人日本大学
発明の名称 抗癌剤、並びに前記抗癌剤を含む癌の予防又は治療用医薬組成物及び飲食品 NEW
発明の概要 【課題】無臭で水溶性が高く、効果的な抗癌剤を提供する。
【解決手段】本発明の抗癌剤は、下記一般式(1)で表される化合物、又はその薬学的に許容できる塩を有効成分として含有することを特徴とする。
[化1]



(式中、Rは、炭素数1~6のアルキル基又は炭素数2~6のアルケニル基である。)
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


癌は、1981年以降日本人の死亡原因の第1位となり、疾病対策上の最重要課題として対策が進められてきた。癌の治療法としては、腫瘍の形成部位や病期(ステージ)により異なるが、例えば、外科療法、放射線療法、化学療法(抗癌剤による治療)、免疫療法、ホルモン治療法、又はこれらの治療法を組み合わせた治療法等が挙げられる。しかしながら、放射線療法、化学療法、免疫療法等の癌の治療法には、白血球の減少と発熱、血小板の減少と出血、血色素の減少と貧血、吐き気や嘔吐、しびれ感、咳等の重篤な副作用を伴うことも多い。また、癌の種類やステージにもよるが、癌は一般的に予後不良な疾患である。また、内視鏡や開腹手術による切除(外科療法)が一般的な治療法であり、一方、癌の進行又は転移を認める症例や白血病等の血液の癌に対しては、薬剤を用いた化学療法が一般的な治療法である。



ところで、ニンニクは古来より免疫力改善等で健康維持に良い影響をもたらすものと信じられてきた。また、ニンニクには、前立腺癌や膀胱癌の予防効果や癌細胞の増殖抑制効果があることが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
また、タマネギをはじめとする、ニンニク、ネギ、ニラ、ラッキョウ等のユリ科野菜は、R-システインスルホキシドを細胞質に含有する。R(アルキル基或いはアルケニル基)については、ユリ科野菜間で組成が異なる。ニンニクについて最も詳細に研究されており、ニンニクではアリイン(S-アリル-L-システインスルホキシド)が主成分である。アリイン等のR-システインスルホキシドは、酵素であるアリイナーゼ(C-Sリアーゼ)の働きによりスルフェン酸(sulfenic acids)が生成され、さらにスルフェン酸は重合してチオスルフィネートが生成される。アリシンはニンンクから生成する多様なチオスルフィネートのうちの一つである。さらに、アリシン等のチオスルフィネートも不安定な物質であるため、分解されて、ジアリルスルフィド、ジアリルジスルフィド、ジアリルトリスルフィド等のスルフィド類が生成される。このスルフィド類のうち、ジアリルトリサルファイドが優れた癌細胞増殖抑制効果を有するという報告もある(例えば、特許文献2参照。)。



一方、アリイン(S-アリル-L-システインスルホキシド)については、血糖値抑制作用(例えば、特許文献3参照。)及び血小板凝集抑制作用を有することが知られている。

産業上の利用分野


本発明は、抗癌剤、並びに前記抗癌剤を含む癌の予防又は治療用医薬組成物及び飲食品に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
下記一般式(1)で表される化合物、又はその薬学的に許容できる塩を有効成分として含有することを特徴とする抗癌剤。
【化1】


(式中、Rは、炭素数1~6のアルキル基又は炭素数2~6のアルケニル基である。)

【請求項2】
前記Rが、メチル基、1-プロペニル基又は2-プロペニル基である、請求項1に記載の抗癌剤。

【請求項3】
適用対象とする癌がメラノーマ(悪性黒色腫)である、請求項1又は2に記載の抗癌剤。

【請求項4】
請求項1~3のいずれか一項に記載の抗癌剤、並びに薬理学的に許容され得る担体又は希釈剤のうち少なくともいずれかを含むことを特徴とする癌の予防又は治療用医薬組成物。

【請求項5】
請求項1~3のいずれか一項に記載の抗癌剤を含むことを特徴とする飲食品。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 公開
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