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高親水性高分子モノマーを主剤とする電子顕微鏡用包埋方法 NEW

国内特許コード P170014701
整理番号 OU-0313
掲載日 2017年12月7日
出願番号 特願2016-069228
公開番号 特開2017-181316
出願日 平成28年3月30日(2016.3.30)
公開日 平成29年10月5日(2017.10.5)
発明者
  • 北村 裕和
  • 伊藤 葵
  • 藤倉 義久
出願人
  • 国立大学法人 大分大学
発明の名称 高親水性高分子モノマーを主剤とする電子顕微鏡用包埋方法 NEW
発明の概要 【課題】ホルマリン代替液となる高親水性樹脂を基礎素材とした新規な包埋剤、および該包埋剤を用いた電子顕微鏡用包埋方法を提供する。
【解決手段】高い親水性を有し、重合すると高分子になるN-ビニル-2-ピロリドン(NVP)を用いて、当該モノマーの濃度を98~100%にした水溶液に、該水溶液100重量部に対し1~5重量部の架橋剤、0.0001~0.001重量部の重合促進剤、ならびに他のモノマーとして、メタクリル酸メチル、メタクリル酸ヒドロキシエチル、メタクリル酸ドデシル、2-メチル-2-プロペン酸、C12-16アルキルエステル、(1-メチルエチリデン)ビス(4,1-フェニレンオキシ-2,1-エタンジイル)ビスメタクリレートからなる群から1種以上選択される0~100重量部のモノマーを添加した包埋用液体に組織を浸漬し、静置して重合させることを特徴とする組織包埋方法。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


免疫組織細胞化学における透過型電子顕微鏡による観察領域では、既存のLowicryl K4MやLR-White等の電子顕微鏡用包埋剤を用いても、生物学的試料、例えば抗体の種類によっては観察できないか、または非常に不十分な結果しか得ることができない場合が多い。



例えば、透過電子顕微鏡試料の電子染色法として、エポキシ樹脂に包埋・重合し薄切した細胞組織を酢酸ウラニウム水溶液に浸漬し、これを洗浄後、鉛染色液に浸漬後、洗浄する方法が知られている(特許文献1)。また、細胞内に水分とラジカルソースを含む組織を包埋標本化するに際して、組織を高親水性高分子に架橋剤と重合開始制御剤を含有させた高親水性高分子モノマー溶液に浸漬し、窒素ガスバブリング後、静置して重合させる組織包埋方法も知られている(特許文献2、3)。しかしながら、これらの包埋方法では、例えば、100nm以下の極薄透過電子顕微鏡用の試料を調製することが困難であり、多種の抗体の染色観察には不適用である。そのため、高親水性樹脂を基礎素材とした新しい包埋剤を開発する必要があった。

産業上の利用分野


本発明は、ホルマリン代替液となる高親水性高分子モノマーを主剤とする電子顕微鏡用包埋方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
高い親水性を有し、重合すると高分子になるN-ビニル-2-ピロリドンを用いて、当該N-ビニル-2-ピロリドンの濃度を98~100%にした水溶液に、該水溶液100重量部に対し1~5重量部の架橋剤、0.0001~0.001重量部の重合促進剤、ならびに他のモノマーとして、メタクリル酸メチル、メタクリル酸ヒドロキシエチル、メタクリル酸ドデシル、2-メチル-2-プロペン酸、C12-16アルキルエステル、(1-メチルエチリデン)ビス(4,1-フェニレンオキシ-2,1-エタンジイル)ビスメタクリレートからなる群から1種以上選択される0~100重量部のモノマーを添加した包埋用液体に組織を浸漬し、静置して重合させることを特徴とする組織包埋方法。

【請求項2】
架橋剤が、N,N’-メチレン-ジアクリルアミドが選択される、請求項1に記載の組織包埋方法。

【請求項3】
重合促進剤が、Qcu-1およびQcu-3からなる群から選択される、請求項1または2に記載の組織包埋方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 公開
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