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ペプチド、ポリヌクレオチド、ベクター、形質転換体、NFκB阻害剤、及びNFκB亢進性疾患の治療剤 NEW 新技術説明会

国内特許コード P170014702
整理番号 (S2015-0250-N0)
掲載日 2017年12月7日
出願番号 特願2016-564896
出願日 平成27年12月16日(2015.12.16)
国際出願番号 JP2015085286
国際公開番号 WO2016098838
国際出願日 平成27年12月16日(2015.12.16)
国際公開日 平成28年6月23日(2016.6.23)
優先権データ
  • 特願2014-257827 (2014.12.19) JP
発明者
  • 岡本 一起
出願人
  • 学校法人 聖マリアンナ医科大学
発明の名称 ペプチド、ポリヌクレオチド、ベクター、形質転換体、NFκB阻害剤、及びNFκB亢進性疾患の治療剤 NEW 新技術説明会
発明の概要 本開示のペプチドは、(a)配列番号1~5のいずれか1つのアミノ酸配列からなるペプチド、(b)配列番号1~5のいずれか1つにおいて1個若しくは数個のアミノ酸残基が置換、欠失、及び/又は付加されたアミノ酸配列からなり、かつ、NFκB阻害作用を有するペプチド、(c)配列番号1~5のいずれか1つのアミノ酸配列に対して80%以上の相同性を有するアミノ酸配列からなり、かつ、NFκB阻害作用を有するペプチド、(d)上記(a)~(c)から選ばれるいずれか1種のペプチドに膜透過ペプチドが融合されたペプチド、(e)上記(a)~(d)から選ばれるいずれか1種のペプチドのN末端にMet残基、MetAla残基、又はAla残基が付加されたペプチド、のいずれか1種のペプチドであり、NFκB阻害作用を有する。
従来技術、競合技術の概要


炎症反応には種々のサイトカインや細胞接着分子の発現も関わっていることが知られている。この炎症性サイトカインがそれぞれに対応した受容体と結合することによって細胞内で各種分子のリン酸化が生じる。このリン酸化のカスケードは最終的に、核内の転写因子であるNFκBを活性化し、各種炎症物質の転写が促進されると考えられている。このように、炎症反応は最終的にNFκBの活性化に集約されており、このNFκBの活性を効果的に阻害する薬剤として、ステロイド薬が広く用いられている。



ステロイド薬は非常に強力な効果を有する一方で、重篤な副作用を引き起こすことも知られている。このため、ステロイド薬に代わるNFκB阻害剤が望まれていた。



このような背景の下、本発明者は、ステロイド薬と同様にNFκBの転写促進活性を直接阻害することができる一方、ステロイド薬のようなホルモン作用を有しない新規なペプチドとして、MTI-IIを発見している(例えば、特許第4874798号公報を参照)。
MTI-IIは、102個のアミノ酸残基からなる小さなペプチドであり、その中でNFκB阻害作用を有する部分は、32番目から75番目までのアミノ酸配列に対応する酸性アミノ酸領域であると考えられている。本発明者は、36番目から75番目までのアミノ酸配列からなるペプチドのC末端に8個のアルギニン残基からなる膜透過ペプチドを融合したペプチド(MPAID(MTI peptide anti-inflammatory drug)とも称する)を化学合成し、HeLa細胞に添加したところ、NFκBの転写促進活性が阻害されることが確認された(例えば、「日本ビタミン学会第66回大会、ビタミン、第88巻第4号、第260頁」及び「第87回日本生化学会大会、生化学、第86巻臨時増刊号、第101頁「4T13a-04」、第136頁「3P-006」」を参照)。また、このペプチドをアトピー性皮膚炎モデル動物に塗布投与したところ、in vivoでの抗炎症効果が確認された(例えば、「第87回日本生化学会大会、生化学、第86巻臨時増刊号、第101頁「4T13a-04」、第136頁「3P-006」」を参照)。

産業上の利用分野


本開示は、NFκB(nuclear factor-kappa B)阻害作用を有する新規なペプチド、該ペプチドをコードするポリヌクレオチド、該ポリヌクレオチドを含むベクター、該ベクターが導入された形質転換体、並びに該ペプチドを有効成分として含むNFκB阻害剤及びNFκB亢進性疾患の治療剤に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
NFκB阻害作用を有する、下記(a)~(e)から選ばれるいずれか1種のペプチド:
(a)配列番号1~5のいずれか1つのアミノ酸配列からなるペプチド、
(b)配列番号1~5のいずれか1つにおいて1個若しくは数個のアミノ酸残基が置換、欠失、及び/又は付加されたアミノ酸配列からなり、かつ、NFκB阻害作用を有するペプチド、
(c)配列番号1~5のいずれか1つのアミノ酸配列に対して80%以上の相同性を有するアミノ酸配列からなり、かつ、NFκB阻害作用を有するペプチド、
(d)前記(a)~(c)から選ばれるいずれか1種のペプチドに膜透過ペプチドが融合されたペプチド、
(e)前記(a)~(d)から選ばれるいずれか1種のペプチドのN末端にMet残基、MetAla残基、又はAla残基が付加されたペプチド。

【請求項2】
前記(b)のペプチドが、配列番号1又は2において1個~4個のアミノ酸残基が置換、欠失、及び/又は付加されたアミノ酸配列からなり、かつ、NFκB阻害作用を有するペプチドである、請求項1に記載のペプチド。

【請求項3】
前記(b)のペプチドが、配列番号3~5のいずれか1つにおいて1個又は2個のアミノ酸残基が置換、欠失、及び/又は付加されたアミノ酸配列からなり、かつ、NFκB阻害作用を有するペプチドである、請求項1に記載のペプチド。

【請求項4】
前記(d)のペプチドが、前記(a)~(c)から選ばれるいずれか1種のペプチドのC末端に膜透過ペプチドが融合されたペプチドである、請求項1~請求項3のいずれか1項に記載のペプチド。

【請求項5】
請求項1~請求項4のいずれか1項に記載のペプチドを有効成分として含むNFκB阻害剤。

【請求項6】
請求項1~請求項4のいずれか1項に記載のペプチドを有効成分として含むNFκB亢進性疾患の治療剤。

【請求項7】
前記NFκB亢進性疾患が炎症性疾患である、請求項6に記載のNFκB亢進性疾患の治療剤。

【請求項8】
請求項1~請求項4のいずれか1項に記載のペプチドをコードするポリヌクレオチド。

【請求項9】
請求項8に記載のポリヌクレオチドを含むベクター。

【請求項10】
請求項9に記載のベクターが導入された形質転換体。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 公開
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