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抗癌剤および輸液とそれらの製造方法ならびに抗癌物質 NEW コモンズ

国内特許コード P170014706
整理番号 (NU-0568)
掲載日 2017年12月7日
出願番号 特願2016-565922
出願日 平成27年12月23日(2015.12.23)
国際出願番号 JP2015006419
国際公開番号 WO2016103695
国際出願日 平成27年12月23日(2015.12.23)
国際公開日 平成28年6月30日(2016.6.30)
優先権データ
  • 特願2014-261364 (2014.12.24) JP
発明者
  • 水野 正明
  • 堀 勝
  • 吉川 史隆
  • 梶山 広明
  • 内海 史
  • 中村 香江
  • 石川 健治
  • 竹田 圭吾
  • 田中 宏昌
  • 加納 浩之
出願人
  • 国立大学法人名古屋大学
発明の名称 抗癌剤および輸液とそれらの製造方法ならびに抗癌物質 NEW コモンズ
発明の概要 【課題】 正常細胞にほとんど影響を与えることなく癌細胞を選択的に死滅させることができるとともに患者の体内に投与することの可能な抗癌剤および輸液とそれらの製造方法ならびに抗癌物質を提供することである。
【解決手段】 この抗癌剤の製造方法は、水溶液準備工程と、プラズマ照射工程と、を有する。水溶液準備工程では、乳酸と、乳酸ナトリウムと、乳酸カリウムと、乳酸カルシウムと、酢酸と、酢酸ナトリウムと、酢酸カリウムと、酢酸カルシウムと、クエン酸と、クエン酸ナトリウムと、クエン酸カリウムと、クエン酸カルシウムと、炭酸水素カリウムと、炭酸水素カルシウムと、のうちの少なくとも一つを含有する第1の水溶液を準備する。プラズマ照射工程では、第1の水溶液にプラズマを照射して第2の水溶液とする。
【選択図】図12
従来技術、競合技術の概要


プラズマ技術は、電気、化学、材料の各分野に応用されている。そして、近年においては、医療への応用が活発に研究されるようになってきた。プラズマの内部では、電子やイオン等の荷電粒子の他に、紫外線やラジカルが発生する。これらには、生体組織の殺菌をはじめとして、生体組織に対する種々の効果があることが分かってきている。



例えば、特許文献1には、プラズマの直接照射により、血液凝固(特許文献1の実施例4、段落[0063]-[0068]参照)と、組織滅菌(特許文献1の実施例5、段落[0069]-[0074]参照)と、リーシュマニア症(特許文献1の実施例6、段落[0075]-[0077]参照)と、に対して効果があることが記載されている。そして、プラズマは、メラノーマ細胞(悪性黒色腫細胞)を死滅させる効果があると記載されている(特許文献1の実施例7、段落[0078]参照)。



また、特許文献2には、pHが4.8以下となるように調整された液体にプラズマを照射することにより、液体中の菌を殺菌する技術が開示されている(特許文献2の段落[0020]等参照)。また、スーパーオキシドアニオンラジカルやヒドロペルオキシラジカル等が殺菌効果を担っている可能性がある旨が記載されている(特許文献2の段落[0090]-[0099]等参照)。

産業上の利用分野


本明細書の技術分野は、抗癌剤および輸液とそれらの製造方法ならびに抗癌物質に関する。さらに詳細には、プラズマを利用して製造される抗癌剤および輸液とそれらの製造方法ならびに抗癌物質に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
第1の水溶液を準備する水溶液準備工程と、
前記第1の水溶液にプラズマを照射して第2の水溶液とするプラズマ照射工程と、
を有し、
前記第1の水溶液は、
乳酸と、乳酸ナトリウムと、乳酸カリウムと、乳酸カルシウムと、酢酸と、酢酸ナトリウムと、酢酸カリウムと、酢酸カルシウムと、クエン酸と、クエン酸ナトリウムと、クエン酸カリウムと、クエン酸カルシウムと、炭酸水素カリウムと、炭酸水素カルシウムと、のうちの少なくとも一つを含有すること
を特徴とする抗癌剤の製造方法。

【請求項2】
請求項1に記載の抗癌剤の製造方法において、
前記第1の水溶液は、
リンゲル液であること
を特徴とする抗癌剤の製造方法。

【請求項3】
請求項2に記載の抗癌剤の製造方法において、
前記第1の水溶液は、
乳酸リンゲル液であること
を特徴とする抗癌剤の製造方法。

【請求項4】
請求項2に記載の抗癌剤の製造方法において、
前記第1の水溶液は、
酢酸リンゲル液であること
を特徴とする抗癌剤の製造方法。

【請求項5】
請求項2に記載の抗癌剤の製造方法において、
前記第1の水溶液は、
重炭酸リンゲル液であること
を特徴とする抗癌剤の製造方法。

【請求項6】
請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の抗癌剤の製造方法において、
前記第1の水溶液は、
塩化ナトリウムと、塩化カリウムと、塩化カルシウムと、のうちの少なくとも一つを含有すること
を特徴とする抗癌剤の製造方法。

【請求項7】
請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の抗癌剤の製造方法において、
塩化ナトリウムと、塩化カリウムと、塩化カルシウムと、のうちの少なくとも一つを前記第2の水溶液に添加して第3の水溶液とする成分添加工程を有すること
を特徴とする抗癌剤の製造方法。

【請求項8】
請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の抗癌剤の製造方法において、
前記第2の水溶液もしくは前記第3の水溶液を冷凍する冷凍工程を有し、
前記第2の水溶液もしくは前記第3の水溶液は、
塩化ナトリウムと、塩化カリウムと、塩化カルシウムと、を含有すること
を特徴とする抗癌剤の製造方法。

【請求項9】
請求項8に記載の抗癌剤の製造方法において、
前記冷凍工程では、
前記第2の水溶液もしくは前記第3の水溶液を-196℃以上0℃以下の範囲内で冷凍すること
を特徴とする抗癌剤の製造方法。

【請求項10】
請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載の抗癌剤の製造方法において、
前記プラズマ照射工程では、
筒形状部を備える第1電極を前記第1の水溶液の外に配置するとともに第2電極を前記第1の水溶液の中に配置し、
前記第1電極の前記筒形状部から前記第1の水溶液に向かってガスを照射し、
その状態で前記第1電極と前記第2電極との間に電圧を印加すること
を特徴とする抗癌剤の製造方法。

【請求項11】
第1の水溶液を準備する水溶液準備工程と、
前記第1の水溶液にプラズマを照射して第2の水溶液とするプラズマ照射工程と、
を有し、
前記第1の水溶液は、
乳酸と、乳酸ナトリウムと、乳酸カリウムと、乳酸カルシウムと、酢酸と、酢酸ナトリウムと、酢酸カリウムと、酢酸カルシウムと、クエン酸と、クエン酸ナトリウムと、クエン酸カリウムと、クエン酸カルシウムと、炭酸水素カリウムと、炭酸水素カルシウムと、のうちの少なくとも一つを含有すること
を特徴とする輸液の製造方法。

【請求項12】
リンゲル液にプラズマを照射して製造されたものであること
を特徴とする抗癌剤。

【請求項13】
リンゲル液にプラズマを照射して製造されたものであること
を特徴とする輸液。

【請求項14】
CH3 COまたはCH3 COCOOを有し、
癌細胞を選択的に死滅させること
を特徴とする抗癌物質。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 公開
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