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光応答性高分子、カルボン酸アンモニウムの結晶の製造方法およびカルボキシル基を有する重合体とアミンとの層状結晶の製造方法 コモンズ

国内特許コード P03P000797
整理番号 K053P32
掲載日 2003年7月10日
出願番号 特願2002-201880
公開番号 特開2003-146944
登録番号 特許第4229262号
出願日 平成14年7月10日(2002.7.10)
公開日 平成15年5月21日(2003.5.21)
登録日 平成20年12月12日(2008.12.12)
優先権データ
  • 特願2001-257028 (2001.8.27) JP
発明者
  • 松本 章一
  • 小谷 徹
出願人
  • 国立研究開発法人科学技術振興機構
発明の名称 光応答性高分子、カルボン酸アンモニウムの結晶の製造方法およびカルボキシル基を有する重合体とアミンとの層状結晶の製造方法 コモンズ
発明の概要 【課題】 新規な光応答性高分子、およびそれに適した簡便なカルボン酸アンモニウムの結晶の製造方法を提供する。
【解決手段】 カルボン酸の結晶とアミンおよびアンモニアからなる群より選ばれる少なくとも1種の化合物とを液体媒質の非存在下で混合する。上記カルボン酸として、(Z,Z)-ムコン酸等のようなカルボキシル基を有する共役ジエンを用い、アミンおよびアンモニアからなる群より選ばれる少なくとも1種の化合物として、式RCH2NH2(式中、Rは炭素数5以上の直鎖アルキル基またはアリール基を表す)で表される第1級アミンを用いる。また、-Ar-N=N-Ar’-(式中、ArおよびAr’はそれぞれ独立して、芳香族炭化水素2価基を表す)で表される2価基を持つアミンを、ポリムコン酸等のようなカルボキシル基を有する共役ジエンの重合体の層状結晶にインターカレートさせる。これによって、新規な光応答性高分子が得られる。
従来技術、競合技術の概要


従来より、カルボン酸の結晶とアミンとを用いてカルボン酸アンモニウムの結晶を製造する方法が知られている。



例えば、本願発明者等は、ムコン酸の結晶と直鎖アルキルアミンとをメタノールや水のような溶媒に溶解させて混合した後、溶媒を除去し、得られた固体を再結晶することにより、ムコン酸アルキルアンモニウムの結晶が得られることを報告している。



また、本願発明者等は、上記の方法で得たムコン酸アルキルアンモニウムの結晶に光、X線、γ線等を照射する固相重合により高分子結晶が生成すること、この高分子結晶を酸を用いて加水分解した後に溶媒を除去することによりポリムコン酸の層状結晶が得られることを報告している。



さらに、本願発明者等は、上記の方法で得たポリムコン酸の層状結晶を、メタノールや水のような分散媒中に分散させた状態で、直鎖アルキルアミンと混合した後、分散媒を除去することにより、ポリムコン酸の層状結晶の層間に直鎖アルキルアミンがインターカレートされることを報告している。

産業上の利用分野


本発明は、層状の結晶性高分子中に光応答性基を含むゲスト化合物がインターカレートされた新規な光応答性高分子、およびその製造に適したカルボン酸アンモニウム塩の結晶の製造方法であって、カルボン酸の結晶とアミンおよびアンモニアからなる群より選ばれる少なくとも1種の化合物とを用いてカルボン酸アンモニウムの結晶を製造する方法に関するものである。より詳細には、本発明は、カルボン酸を有する層状の結晶性高分子中にアゾ基を含むアミンがゲスト化合物としてインターカレートされたものであって、光照射によりアゾ基がシス-トランス異性化して吸収特性や構造が変化しうる光応答性高分子、およびその製造に適した簡便なカルボン酸アンモニウム塩の結晶の製造方法を提供するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
カルボン酸の結晶と、アミンおよびアンモニアからなる群より選ばれる少なくとも1種の化合物とを、液体媒質の非存在下で混合し、
上記カルボン酸の結晶として、カルボキシル基を有する共役ジエンを用い、上記アミンおよびアンモニアからなる群より選ばれる少なくとも1種の化合物として、次式RCH2NH2(式中、Rは炭素数5以上の直鎖アルキル基またはアリール基を表す)で表される第1級アミンを用いることを特徴とするカルボン酸アンモニウムの結晶の製造方法。

【請求項2】
カルボキシル基を有する共役ジエンの重合体の層状結晶
次式R’NH2(式中、R’は、官能基を有していてもよい炭化水素基を表す)で表される第1級アミンとを、液体媒質の非存在下で混合して、カルボキシル基を有する重合体とアミンとの層状結晶を得ることを特徴とするカルボキシル基を有する重合体とアミンとの層状結晶の製造方法。

【請求項3】
カルボキシル基を有する共役ジエンと、次式RCH2NH2(式中、Rは炭素数5以上の直鎖アルキル基またはアリール基を表す)で表される第1級アミンとを、液体媒質の非存在下で混合し、アンモニウムカルボキシレート基を有する共役ジエンの結晶を得る第1のステップと、
アンモニウムカルボキシレート基を有する共役ジエンの結晶を固相で重合させ、アンモニウムカルボキシレート基を有する共役ジエンの重合体の層状結晶を得る第2のステップと、
アンモニウムカルボキシレート基を有する共役ジエンの重合体の層状結晶を加熱することによりアンモニウムイオンを脱離させ、カルボキシル基を有する共役ジエンの重合体の層状結晶を得る第3のステップと、
カルボキシル基を有する共役ジエンの重合体の層状結晶と、次式R’NH2(式中、R’は、官能基を有していてもよい炭化水素基を表す)で表される第1級アミンとを、液体媒質の非存在下で混合する第4のステップとを含むことを特徴とするカルボキシル基を有する重合体とアミンとの層状結晶の製造方法。

【請求項4】
請求項2または3に記載の、カルボキシル基を有する共役ジエンの重合体の層状結晶を用い、次の一般式-Ar-N=N-Ar’-(上記式中、ArおよびAr’は、それぞれ独立して、芳香族炭化水素2価基を表す)で表される2価基を持つアミンを用い、このアミンを上記層状結晶にインターカレートさせることを特徴とするカルボキシル基を有する重合体とアミンとの層状結晶の製造方法。

【請求項5】
請求項4に記載の製造方法により得られた、カルボキシル基を有する重合体とアミンとの層状結晶であることを特徴とする光応答性高分子
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 登録
参考情報 (研究プロジェクト等) さきがけ 変換と制御 領域
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