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高温高圧水を用いたタンパク質含有物質からのタウリンの合成方法

国内特許コード P03A000422
整理番号 U2000P237
掲載日 2003年8月28日
出願番号 特願2001-140119
公開番号 特開2002-332272
登録番号 特許第3554821号
出願日 平成13年5月10日(2001.5.10)
公開日 平成14年11月22日(2002.11.22)
登録日 平成16年5月21日(2004.5.21)
発明者
  • 藤江 幸一
  • 大門 裕之
  • 佐藤 伸明
出願人
  • 豊橋技術科学大学
発明の名称 高温高圧水を用いたタンパク質含有物質からのタウリンの合成方法
発明の概要 タンパク質を含む生物学的廃棄物から、有用性の高いタウリンを合成できる方法を提供する。本発明は、タンパク質を含む生物学的物質を亜臨界高温高圧水の中で反応させる工程を具備したことを特徴とするタウリンの合成方法を提供する。即ちタンパク質中のシステインが酸化剤等で酸化されてシステイン酸となり、高温高圧で脱炭酸してタウリンとなる。
従来技術、競合技術の概要 難分解性有機物質の分解および/または無機化を目的とした技術として、高温高圧の水を用いた処理法が注目されている。臨界点(374℃、22MPa)以上の状態にある超臨界水は、低極性有機化合物および酸化剤となる酸素とよく混合し、しかも水自身が高い反応性を示すことから、有機化学物質の酸化および/または無機化に適している。一方、臨界点未満の状態にある亜臨界水は、イオン積が高いので水自身が酸触媒的効果を有し、または超臨界水に比べて反応性が低い特徴を有することから、亜臨界水を反応溶媒として用い、プラスチックなどの高分子系廃棄物および化学製造残渣から化学原料を回収して再資源化するための研究が盛んに行われている。上記のような高温高圧の水を用いた反応の応用例として、魚のあら(内臓、骨、鱗)などの廃棄物から、亜臨界水を反応場として利用することにより、乳酸のような有機酸、アミノ酸、DHAおよびEPAのような長鎖不飽和脂肪酸などの有用な物質を製造する技術が報告されている。この技術は、亜臨界水によりタンパク質が加水分解されてアミノ酸および有機酸を生成する反応、並びに、魚のあらに本来的に含まれているDHAおよびEPAなどの長鎖脂肪酸が亜臨界水によって抽出され易くなる現象を利用したものである。しかし、これを更に反応させて別の有用物質を得ることについては未だ報告がない。
産業上の利用分野 生物学的廃棄物の再資源化を目的として、タンパク質を含む物質から、坑血栓作用およびコレステロール低下作用のような有用な薬理作用を有し、また食品添加物として、または界面活性剤の原料としても用いられているタウリンを合成する方法
特許請求の範囲 【請求項1】ケラチン含有物質、エビ殻、およびホタテうろからなる群から選択されるシステインを含有するタンパク質を、高温高圧水の中で反応させる工程を具備したことを特徴とするタウリンの合成方法。
【請求項2】前記ケラチン含有物質は、動物の羽、毛、表皮、および人毛から成る群から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】前記高温高圧水が温度100℃~400℃、圧力飽和蒸気圧~50MPaの水である、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】前記工程においてさらに酸化剤を用いる、請求項1~3の何れか一項に記載の方法。
【請求項5】前記酸化剤が、過ギ酸、過酸化水素、または有機酸である、請求項4に記載の方法。
産業区分
  • 有機化合物
  • 処理操作
  • 廃棄物処理
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 権利存続中
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