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活性化金属を用いる塩素化アリールの脱塩素化方法 コモンズ

国内特許コード P03A000565
整理番号 U2000P179
掲載日 2003年8月28日
出願番号 特願2001-065174
公開番号 特開2002-265392
登録番号 特許第3985037号
出願日 平成13年3月8日(2001.3.8)
公開日 平成14年9月18日(2002.9.18)
登録日 平成19年7月20日(2007.7.20)
発明者
  • 田中 秀雄
  • 黒星 学
出願人
  • 国立大学法人 岡山大学
発明の名称 活性化金属を用いる塩素化アリールの脱塩素化方法 コモンズ
発明の概要 低処理コストで、小規模の発生源・保管所において常温・常圧の反応条件下、ポリ塩素化アリール類を脱塩素化処理方法の提供。1個またはそれ以上の塩素原子を有する塩素化アリールを有機溶媒中、金属塩の存在下に金属と反応させる。あるいは、有機溶媒中で金属を陽極として電解することにより、塩素化アリール類を脱塩素化処理する。
従来技術、競合技術の概要
ポリ塩素化ビフェニル(PCB)は、環境中で難分解性であり生物に蓄積されやすいことから、化学審査規制法に基づく特定化学物質に指定され、廃PCB、PCB廃油、およびPCB汚染物等が廃棄物処理法に基づく特別管理産業廃棄物に指定されている。これらの規制の結果、使用されなくなった含PCB物は、現在、大口のみならず中小の事業所に小口で保管されている。これらの廃PCBは紛失・漏洩等の保管上のリスクから、可及的速やかに安全なレベルにまで処理されなければならない。しかし、移送中の事故による広範囲へのPCBの漏出が懸念されるため、一般の廃棄物と異なり、大量集中処理では対応しきれないのが現状であり、各PCB発生源や保管場所での処理が望ましい。また、PCBが多くの中小事業所においても保管されている現状を考えると、できるだけコンパクトな装置を用いて穏和な条件でPCBを分解する方法が望まれる。
【0003】
ところで、多様な発生源・保管所に分散して存在するPCBやダイオキシン等のポリ塩素化アリールの無害化処理技術として、種々の化学的・生物学的方法が開発されている。そのようなポリ塩素化アリールの無害化処理として、(1)高温熱分解、(2)アルカリ分解、(3)水素化脱塩素化、(4)超臨界水酸化、(5)紫外線・微生物分解等が知られている。これらの無害化処理はほとんどが高温・高圧作業条件下におこなわれ、エネルギーコストも高く、処理装置には高い耐熱、耐圧、耐アルカリ性が要求される。また、リチウム等強い還元力を有するアルカリ金属を作用させて塩素化アリールの脱塩素化を行う方法も報告されているが、その取り扱いには格別の配慮が必要で、装置や操作が複雑となる難点がある。
【0004】
これらの従来技術は大量のポリ塩素化アリールを一度に処理するには適している。しかし、処理すべき廃棄物は移動困難であり、多種多様な形態で、しかも数mg~数kgのスケールで多くの中小の発生源・保管所に分散管理されている現状には必ずしも適さない。
産業上の利用分野
本発明は、活性化金属を用いる塩素化アリールの脱塩素化に関する。
特許請求の範囲 【請求項1】 1個またはそれ以上の塩素原子を有する塩素化アリールを有機溶媒中、還元剤としての金属マグネシウムと、該金属マグネシウムよりもイオン化傾向の小さい金属の塩の存在下に、反応させることを特徴とする塩素化アリールの脱塩素化方法。
【請求項2】 1個またはそれ以上の塩素原子を有する塩素化アリールを、有機溶媒中、還元剤としての金属を陽極とし、該金属よりもイオン化傾向の小さい金属の塩の存在下に、電解することを特徴とする塩素化アリールの脱塩素化方法
【請求項3】 該還元としての金属が、アルミニウム、亜鉛、およびニッケルからなる群の中から選ばれる請求項2に記載の脱塩素化方法。
【請求項4】 有機溶媒が、N,N-ジメチルホルムアミド、N-メチルピロリドンおよびN,N-ジメチルアセトアミドからなる群の中から選ばれる少なくとも1種の溶媒を包含する請求項1ないし3のいずれか1項に記載の脱塩素化方法。
【請求項5】 前記金属塩が、ニッケル、スズ、鉛、ビスマス、チタン、鉄、コバルトまたは銅の塩を含む請求項1ないし4のいずれか1項に記載の脱塩素化方法。
産業区分
  • 有機化合物
  • 処理操作
  • その他衛生
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 権利存続中
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