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癌温熱治療装置

国内特許コード P03A000667
整理番号 U2000P051
掲載日 2003年8月28日
出願番号 特願2000-201856
公開番号 特開2002-017875
登録番号 特許第3477514号
出願日 平成12年7月4日(2000.7.4)
公開日 平成14年1月22日(2002.1.22)
登録日 平成15年10月3日(2003.10.3)
発明者
  • 斉藤 義明
出願人
  • 学校法人新潟大学
発明の名称 癌温熱治療装置
発明の概要 人体の深部まで有効に加熱することができ、これによって人体における癌の温熱治療を有効に行うことのできる癌温熱治療方法を提供する。空洞共振器1に所定の高周波電力を導入するとともに、空洞共振器1の長手方向において、強度一定の励振モードで共振させる。次いで、空洞共振器1内のテーブル2上に、人体3の体軸方向4が空洞共振器1の長手方向と一致するようにして人体3を配置する。次いで、人体3に上記共振状態にある前記高周波電力を印加する。
従来技術、競合技術の概要 従来においても、立体の空洞共振器により癌を加熱して治療する方法に関する提案はあったが、身体の深部まで有効に加熱することはできなかった。その原因は、従来の方法においては、人の頭と足を結ぶ線を体軸と称することにすると、人体を挿入する前の電界分布では体軸の中央が電界最大になる励振モードが用いられていたことに起因する。すなわち、このような励振モードの空洞共振器内に人体を挿入すると、予め好ましい電界分布に設定しておいた励振モードが変化してしまい、希望する人体深部の電界強度が弱くなり有効な加熱が不可能となってしまうためである。もう一つの原因は、上記方法においては、空洞共振器の共振周波数に一致した高周波電力を印加する必要があるが、人体を挿入した場合においては、空洞共振器の損失が大きくなるため共振周波数が不明確になってしまうことに起因する。すなわち、この場合においては、共振周波数の測定が事実上不可能になるため、空洞共振器の共振周波数に一致した高周波電力を印加することができず、その結果、希望する人体深部の電界強度が弱くなって有効な加熱が不可能となってしまうためである。
産業上の利用分野 癌温熱治療方法、詳しくは、空洞共振器内に人体を配置し、人体の特定部位を加熱して癌を治療する方法
特許請求の範囲 【請求項1】 長手方向において、電界強度一定の励振モードで所定の高周波電力を共振させるための円筒形状の空洞共振器と、前記空洞共振器に対して前記高周波電力を導入するためのアンテナとを具え、治療に供すべき人体を、その体軸が前記空洞共振器の長手方向と平行となるように挿入するように構成されたことを特徴とする、癌温熱治療装置。
【請求項2】 前記アンテナは、前記空洞共振器内において、ループ面が前記空洞共振器の長手方向と平行となるように設置されたループアンテナであることを特徴とする、請求項1に記載の癌温熱治療装置。
【請求項3】 2つのループアンテナを、それらのループ面が前記空洞共振器の長手方向と平行になるようにして前記人体を挟んで配置し、それぞれのループアンテナに逆位相の高周波電力を印加することにより、前記人体の断面方向における中央部の温度が最も高くなるように前記人体を加熱することを特徴とする、請求項2に記載の癌温熱治療装置。
【請求項4】 2つのループアンテナを、それらのループ面が前記空洞共振器の長手方向と平行となるとともに、互いのループ方向が逆向きとなるようにして前記人体を挟んで配置し、それぞれのループアンテナに同位相の高周波電力を印加することにより、前記人体の断面方向における中央部の温度が最も高くなるように前記人体を加熱することを特徴とする、請求項2に記載の癌温熱治療装置。
【請求項5】 複数のループアンテナを、それらのループ面が前記空洞共振器の長手方向と平行になるようにして前記人体を取り囲むように配置し、前記複数のループアンテナに供給する高周波電力の電力強度及び位相を制御することにより、前記人体の加熱部位を任意に調節できるようにしたことを特徴とする、請求項2に記載の癌温熱治療装置。
【請求項6】 前記ループアンテナの長さが、前記高周波電力の波長の1/4であることを特徴とする、請求項2~5のいずれか一に記載の癌温熱治療装置。
【請求項7】 前記ループアンテナのループ面は、横長の惰円形状又は長方形状であることを特徴とする、請求項2~6のいずれか一に記載の癌温熱治療装置。
【請求項8】 前記人体の所定部位を筒状の金属部材で覆い、前記人体の、前記金属部材で覆われた前記所定の部位を除いた部位を加熱するようにしたことを特徴とする、請求項1~7の癌温熱治療装置。
【請求項9】 前記筒状の金属部材の一方の底面を、金属平板で覆うことを特徴とする、請求項8に記載の癌温熱治療装置。
【請求項10】 前記筒状の金属部材の直径、長さ、及び前記空洞共振器内における位置を制御することにより、前記空洞共振器における共振周波数を調節するようにしたことを特徴とする、請求項8又は9に記載の癌温熱治療装置。
【請求項11】 前記空洞共振器内の所定の位置に共振周波数調整部材を設置し、前記空洞共振器における共振周波数を調節するようにしたことを特徴とする、請求項1~10のいずれか一に記載の癌温熱治療装置。
【請求項12】 前記共振周波数調整部材は、金属、誘電体及び人体等価ファントムの少なくとも一つからなることを特徴とする、請求項11に記載の癌温熱治療装置。
【請求項13】 前記空洞共振器内における共振周波数は、1対の励振アンテナ及び受信アンテナによって測定することを特徴とする、請求項1~12のいずれか一に記載の癌温熱治療装置。
【請求項14】 前記励振アンテナ及び前記受信アンテナの少なくとも一方は、前記ループアンテナのループ面と直交する位置に設置することを特徴とする、請求項13に記載の癌温熱治療装置。
産業区分
  • 治療衛生
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 権利存続中
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