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高分子樹脂の結晶化方法 コモンズ

国内特許コード P03A001324
整理番号 86
掲載日 2003年8月28日
出願番号 特願平10-305169
公開番号 特開2000-128993
登録番号 特許第3026209号
出願日 平成10年10月27日(1998.10.27)
公開日 平成12年5月9日(2000.5.9)
登録日 平成12年1月28日(2000.1.28)
発明者
  • 大嶋 正裕
  • 橋本 伊織
  • 谷垣 昌敬
出願人
  • 学校法人京都大学
発明の名称 高分子樹脂の結晶化方法 コモンズ
発明の概要 結晶化度ならびに耐熱性に優れた結晶性高分子樹脂の結晶化方法を提供する。結晶性樹脂としてペレット状のハインパクトポリプロピレン試料Sをオートクレーブ1中に配置し、1atm・180℃(オイルバス3の設定温度)で加熱溶融して今までの熱履歴を消す。続いて、バルブV1,V2を介してボンベ2より二酸化炭素ガスをオートクレーブ内に満たし、15~60atmの加圧下で気体を樹脂中に溶解させ、その後、オートクレーブをオイルバスから取り出し、自然放熱により試料を冷却・再結晶化させた。得られた結晶構造はいずれもα相であり、圧力の増加と共に結晶性が向上し、融点の上昇が認められた。
従来技術、競合技術の概要 結晶性樹脂、そのなかでもポリオレフイン樹脂は、汎用樹脂として広い分野で利用されている高分子樹脂である。通常、そのような樹脂から電気製品部材や自動車用部材を作る際、樹脂を溶融して、金型に流し込んだり、押し出したりした後、冷却することにより樹脂を固化して製品を得る。その際、冷却の仕方(速度・温度履歴)により、出来あがった成形体の結晶特性、融点特性が大きく異なる。現在では樹脂の結晶性を調節するために、冷却速度を変更することしか利用されておらず、成形体の結晶性を上げようとすると、冷却速度を抑え、ゆっくりと冷却せざるを得ない。このような冷却速度を抑える方法は生産性の向上を著しく阻害してきた。したがって現実には、樹脂の結晶性の向上をすることを放棄し、外観の形状のひけ(冷却したことにより起こる樹脂の縮み)を防止する観点のみから冷却速度を決定しているに過ぎない。学術的には、結晶性樹脂の結晶性を向上させる結晶化方法として、高圧下で冷却し結晶化させる手法が報告されている。しかし、この手法では、たとえば融点を1℃上げるためには40気圧上で加圧することが必要となり、より結晶性の高い製品や融点のより高い製品を得るためには、操作圧力が数百気圧と高くなり装置設計上の問題がある。
産業上の利用分野 結晶化度、耐熱性等の改良された高分子材料および成形体の結晶化方法
特許請求の範囲 【請求項1】 結晶性高分子樹脂を溶融状態で該高分子樹脂に対して溶解性を有する気体の加圧雰囲気に曝し、気体を樹脂中に溶解させ、加圧気体雰囲気中で冷却することによって樹脂を固化させることを特徴とする、高分子樹脂の結晶化方法。
【請求項2】 前記気体は、二酸化炭素あるいは窒素であることを特徴とする請求項1に記載の高分子樹脂の結晶化方法。
【請求項3】 前記高分子樹脂は、ポリエチレン系重合体またはプロピレン重合体であることを特徴とする請求項1または2に記載の高分子樹脂の結晶化方法。
産業区分
  • 高分子化合物
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 権利存続中
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