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超分子構造の血液適合性材料

国内特許コード P03A001597
整理番号 U1997P001
掲載日 2003年11月18日
出願番号 特願平09-117670
公開番号 特開平10-306104
登録番号 特許第2972861号
出願日 平成9年5月8日(1997.5.8)
公開日 平成10年11月17日(1998.11.17)
登録日 平成11年9月3日(1999.9.3)
発明者
  • 由井 伸彦
  • 寺野 稔
  • 森 秀晴
出願人
  • 学校法人北陸先端科学技術大学院大学
発明の名称 超分子構造の血液適合性材料
発明の概要 血小板の代謝を抑制することによりそれ自体優れた血液適合性を示す血液適合性材料を提供する。複数の環状化合物および該複数の環状化合物の空洞を貫通する親水性直鎖状高分子から構成され、該直鎖状高分子の両末端に該直鎖状高分子の該環状化合物の空洞からの離脱を防止するに十分に嵩高い生体内分解性基がそれぞれ導入されてなる超分子構造の血小板代謝抑制性血液適合性材料。
従来技術、競合技術の概要 人工臓器、血液の体外循環回路、血液バッグ等血液と接触して用いられる医療用器具は、信頼性の高い血液適合性を有することが必要である。従来より、医療用器具は、高い機械的強度、成形の容易性等の観点から、ポリプロピレン、ポリエチレン等のポリオレフィン系樹脂から作られている。しかしながら、上記医療用器具を形成する従来の高分子材料は、血液適合性を示すものでないため、使用に際しては、抗血液凝固剤との併用が不可欠である。しかし、人体や血液に対する影響の面から、抗血液凝固剤の連続使用時間に制限があるため、従来の医療用器具を用いて行うことのできる医療行為には、時間的制約が課されてしまう。こうした問題点を背景に、優れた血液適合性を示す材料を開発すべく、数多くの研究が行われている。その代表的なものとして、医療用器具の血液と接触する面にヘパリン等の抗血栓性材料を固定する方法が挙げられる。しかしながら、この方法では、医療用器具毎に抗血栓性材料の固定化処理が必要となるため、効率的でなく、また抗血栓性材料の剥離等に起因する抗血栓性の低下という問題もある。
産業上の利用分野 血液適合性超分子材料、特には、血小板の代謝を抑制し得る超分子構造の血液適合性材料
特許請求の範囲 【請求項1】 複数の環状化合物および該複数の環状化合物の空洞を貫通する親水性直鎖状高分子から構成され、該直鎖状高分子の両末端に該直鎖状高分子の該環状化合物の空洞からの離脱を防止するに十分に嵩高い生体内分解性基がそれぞれ導入されてなる超分子構造の血小板代謝抑制性血液適合性材料。
【請求項2】 該環状化合物が、α-シクロデキストリン、β-シクロデキストリン、γ-シクロデキストリンおよびそれらの混合物からなる群の中から選ばれることを特徴とする請求項1記載の血液適合性材料。
【請求項3】 該直鎖状高分子が、200~10000の数平均分子量を有するポリエチレングリコールであることを特徴とする請求項1または2記載の血液適合性材料。
【請求項4】 該直鎖状高分子が、200~10000の数平均分子量を有し、エチレングリコールを10~90モル%の割合で含有するエチレングリコールとプロピレングリコールとの共重合体であることを特徴とする請求項1または2記載の血液適合性材料。
【請求項5】 生体内分解性基が、オリゴペプチド鎖またはオリゴ糖鎖により構成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項記載の血液適合性材料。
【請求項6】 該シクロデキストリンが、ヒドロキシプロピル化されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項記載の血液適合性材料。
産業区分
  • 高分子化合物
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 権利存続中
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