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シガトキシンCTX3C合成用の新規化合物 実績あり

国内特許コード P03P000557
整理番号 A051P283
掲載日 2003年10月1日
出願番号 特願2002-035075
公開番号 特開2003-238568
登録番号 特許第3525132号
出願日 平成14年2月13日(2002.2.13)
公開日 平成15年8月27日(2003.8.27)
登録日 平成16年2月27日(2004.2.27)
発明者
  • 平間 正博
  • 井上 将行
出願人
  • 国立研究開発法人科学技術振興機構
発明の名称 シガトキシンCTX3C合成用の新規化合物 実績あり
発明の概要 【課題】 シガトキシン類の化学合成の収率、効率を改善しうる新規なシガトキシン合成用の中間体
【解決手段】 式1で表される、シガトキシン類合成用中間体
【化1】
従来技術、競合技術の概要


本来無毒な魚類が毒化して起こる食中毒シガテラは、熱帯、亜熱帯の珊瑚礁域で広く発生し、年間の患者数は2万人を超える。死亡率は低いものの、知覚異常、下痢、倦怠感、関節痛、痒みなどの症状が場合によっては数ヶ月も続く。このシガテラの主要原因毒として単離・構造決定されたシガトキシン(CTX)類(化合物1など)は、13個のエーテル環が縮環する分子長3nmの巨大分子である。CTX類は渦鞭毛藻(Gambierdiscus toxicus)により生産され、食物連鎖を通じて魚類に蓄積する。400種類にも達する毒魚は、見た目、味、においなどが正常であることから、南方海域の魚類資源開発の大きな障害となっており、CTX類の簡便かつ高感度な免疫学的測定法による検出法の開発が待たれている。
CTX類は神経興奮膜の電位依存性Na+チャネルに特異的に結合し、これを活性化して毒性を発揮するが、その構造レベルでの活性発現機構は明らかにされていない。自然界のCTX類は微量成分であり、生産微細藻による培養生産も遅いことから、天然物による詳細な生物学的研究、抗CTX抗体調製は事実上不可能である。このような状況下、実用的な化学合成による天然物の量的供給が強く望まれている。今までに、本発明者らは既にシガトキシンの全合成を提案している(文献1;Masahiro Hirama et al.Science.Vol.294,p1904-1907)。しかしながら、前記全合成法において、最後のABCDE環部とHIJKLM環部との連結とFG環の形成反応による、シガトキシンCTX 3Cの前駆体であるトリベンジル-CTX3Cを合成する方法を経由するシガトキシンCTX 3Cの全合成において、前記前駆体の3つのベンジル保護基を、前記完成したA~Mまでの環を維持しつつ取り除く工程の反応が難しく、かつ、厳しい条件のために収率が悪いという、不都合があった。しかしながら、前記全合成は、広く魚類に含まれる代表的なシガトキシンであるCTX 3C(文献1、図3)の収束的全合成であり、最終脱保護が唯一の問題であった。

産業上の利用分野


本発明は、効率的な新規なシガトキシン類の全合成ルートとなりうる新規な前記合成用の中間体化合物類に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
式1で表される、7位、29位および44位の水酸基の保護基としてナフチルメチル基として用いたことを特徴とするシガトキシン類合成用中間体。
【化1】
(式中略号に関しては、図1の略号集を参照)

【請求項2】
式2のABCDE環部を構成するA-E環部フラグメント形成化合物と式3のHIJKLM環部を構成するH-M環部フラグメント形成化合物との2つの環を結合する反応により前記式1の化合物の合成方法。
【化2】
【化3】

【請求項3】
前記式2で表される式1の化合物を合成する中間体。

【請求項4】
前記式3で表される式1の化合物を合成する中間体。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2002035075thum.jpg
出願権利状態 登録
参考情報 (研究プロジェクト等) CREST 単一分子・原子レベルの反応制御 領域
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