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糸状菌により生産されるセルロース

国内特許コード P03A002956
掲載日 2003年12月22日
出願番号 特願2000-275211
公開番号 特開2001-161389
登録番号 特許第3607919号
出願日 平成12年9月11日(2000.9.11)
公開日 平成13年6月19日(2001.6.19)
登録日 平成16年10月22日(2004.10.22)
優先権データ
  • 特願1999-281425 (1999.10.1) JP
発明者
  • 森田 直樹
  • 星野 保
  • 澤田 美智子
  • 奥山 英登志
  • 栗木 みどり
  • 川上 顕
  • 寺見 文宏
出願人
  • 独立行政法人産業技術総合研究所
  • 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構
発明の名称 糸状菌により生産されるセルロース
発明の概要 以下の工程:(i)セルロース生産能を有する糸状菌を培養する工程、及び(ii)工程(i)により得られる培養物からセルロースを回収する工程を含むセルロースの製造方法、並びに、糸状菌によって生産されるセルロース。本発明によれば、糸状菌からセルロースを生産する技術が提供される。また、各種産業素材、添加物等として利用し得る新規糸状菌性セルロースが提供される。
従来技術、競合技術の概要
セルロースは植物の細胞壁の主要構成要素であり、我々が紙として利用しているセルロースの殆どは木材等の植物由来のものである。
植物以外にも、原核生物である細菌類の中には培養中に細胞外の培養液にセルロースを生産する菌が存在し、それらのセルロースはバクテリアセルロースと呼ばれる。バクテリアセルロースは、水に対する分散性に優れている特性から、食品、化粧品などに添加物として利用されており、また、木材パルプなどから製造されるセルロースとは異なった物理的性質を持っているため、オーディオスピーカーの音響振動板などの各種産業用素材として応用利用されている。
【0003】
一方、真核生物である糸状菌は、細胞外多糖を生産することが知られている。このような糸状菌により生産される多糖のうち、セルロースと同様にグルコースで構成される多糖としては、α-グルカンであるプルラン(文献)とエルシナン(文献)、β-グルカンであるβ-(1→3)・(1→6)-グルカン及びβ-(1→6)・β-(1→4)グルカンの分岐または側鎖をもつβ-(1→3)-グルカン(文献)が報告されている。
しかし、糸状菌によりβ-(1→4)-グルカンであるセルロースが生産されるとの報告はない。
産業上の利用分野
本発明は、微生物によるセルロースの生産に関し、より詳細には、好冷性糸状菌に属するセルロース生産菌を用いるセルロースの生産方法及び該生産方法によって得られるセルロースに関する。
特許請求の範囲 【請求項1】以下の工程:
(i)セルロース生産能を有するミクロドキウム属に属する糸状菌を培養する工程、及び
(ii)工程(i)により得られる培養物からセルロースを回収する工程
を含むセルロースの製造方法。
【請求項2】前記ミクロドキウム属に属する糸状菌がミクロドキウム・ニバレ(FERM P-17547)である請求項1記載の製造方法。
【請求項3】請求項1又は2記載の製造方法によって得られるセルロース。
【請求項4】ミクロドキウム・ニバレ(FERM P-17547)の培養物から回収することができ、
以下の理化学的性質:
(a)分子量がゲル濾過法で計測した場合には35万~80万の範囲内である;
(b)2Mトリフルオロ酢酸中、121℃で2時間処理したときに、完全な加水分解を受ける;及び
(c)凍結乾燥してX線回折分析を行った場合に、2θ=5.0°~45.0°においてピークを示さない;
を有するセルロース。
産業区分
  • 微生物工業
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 権利存続中
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