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パラジウムの選択的抽出剤、およびこれを用いたパラジウムの選択的抽出・回収方法 新技術説明会

国内特許コード P03A003093
整理番号 U1999P043
掲載日 2003年12月22日
出願番号 特願平11-282924
公開番号 特開2001-106537
登録番号 特許第3081920号
出願日 平成11年10月4日(1999.10.4)
公開日 平成13年4月17日(2001.4.17)
登録日 平成12年6月30日(2000.6.30)
発明者
  • 貝掛 勝也
  • 馬場 由成
出願人
  • 学校法人宮崎大学
発明の名称 パラジウムの選択的抽出剤、およびこれを用いたパラジウムの選択的抽出・回収方法 新技術説明会
発明の概要 パラジウムに加えて卑金属および/または他の貴金属が共存する系であっても、当該系からパラジウムを高い選択性をもって効率的に抽出し得るパラジウムの選択的抽出剤およびこの抽出剤を用いたパラジウムの抽出・回収方法を提供する。金属イオンとして少なくともパラジウムを含有する塩酸酸性水溶液からパラジウムを選択的に抽出するための核酸塩基(カフェインを除く)を有効成分とするパラジウムの選択的抽出剤。
従来技術、競合技術の概要 パラジウムは、金、白金、ロジウム等の他の貴金属と同様、工業的に触媒として利用され、この他装飾品として我々の身の回りに存在している。パラジウムはこれらの需要がありながら天然資源として採掘される量が少ないため、貴重な天然資源となっている。このため、鉱石中に多量に含まれる鉄、銅、ニッケル等の卑金属からのパラジウムの分離、さらに例えば自動車の排気ガス処理用触媒として用いられたパラジウムが他の同様の触媒として用いられた金、白金、ロジウムなどの貴金属触媒と一緒に回収された場合にこれら性質の似た他の貴金属からのパラジウムの分離が不可欠である。そこで選択的にパラジウムを分離、回収するためにさまざまなパラジウム抽出剤の開発が成されている。従来、パラジウムの抽出に用いられる溶媒抽出剤としては、ジヘキシルスルフィド(SFI-6)やLIX系のオキシム類などの工業的抽出剤が用いられている。これらは卑金属から貴金属のみを回収するための選択性は高いが、抽出率が不十分であり、抽出速度も遅い。さらに、有機相に抽出した後の逆抽出が困難であるなどの欠点がある。これら抽出剤を使用した場合、パラジウムの抽出は平衡達成に長時間を要するため、白金等の貴金属との分離をする際には、操業可能な時間内にはほとんど抽出できないという難点がある。一方、環境ホルモンにいわれるように、環境保全にも配慮したパラジウム抽出剤の分子設計が必要となる。
産業上の利用分野 核酸塩基(カフェインを除く)を有効成分とするパラジウムの選択的抽出剤、およびこの抽出剤を用いたパラジウムの選択的抽出・回収方法
特許請求の範囲 【請求項1】 金属イオンとして少なくともパラジウムを含有する塩酸酸性水溶液からパラジウムを選択的に抽出するための核酸塩基(カフェインを除く)を有効成分とするパラジウムの選択的抽出剤。
【請求項2】 請求項1に記載のパラジウムの選択的抽出剤であって、前記核酸塩基は下式で表されるテオフィリン誘導体またはテオブロミン誘導体であることを特徴とする選択的抽出剤。
【化1】但し、RおよびRは炭素数2以上の直鎖、分枝鎖または環状のアルキル基、若しくはベンジル基である。
【請求項3】 金属イオンとして少なくともパラジウムを含有する塩酸酸性水溶液に核酸塩基(カフェインを除く)を有効成分とするパラジウムの選択的抽出剤を含有する抽出溶媒を液-液接触させ、パラジウムを当該抽出溶媒中に抽出することを特徴とするパラジウムの選択的抽出方法。
【請求項4】 請求項3に記載のパラジウムの選択的抽出方法であって、前記核酸塩基は、下式で表されるテオフィリン誘導体またはテオブロミン誘導体であることを特徴とする選択的抽出方法。
【化2】但し、RおよびRは炭素数2以上の直鎖、分枝鎖または環状のアルキル基、若しくはベンジル基である。
【請求項5】 金属イオンとして少なくともパラジウムを含有する塩酸酸性水溶液に核酸塩基(カフェインを除く)を有効成分とするパラジウムの選択的抽出剤を含有する抽出溶媒を液-液接触させ、パラジウムを当該抽出溶媒中に抽出し、この抽出したパラジウムを含有する前記抽出溶媒に水性の逆抽出溶媒を液-液接触させ、前記パラジウムを当該逆抽出溶媒中に逆抽出することを特徴とするパラジウムの回収方法。
【請求項6】 請求項5に記載のパラジウムの回収方法において、前記核酸塩基が下式で表されるテオフィリン誘導体またはテオブロミン誘導体であることを特徴とする回収方法。
【化3】但し、RおよびRは炭素数2以上の直鎖、分枝鎖または環状のアルキル基、若しくはベンジル基である。
【請求項7】 前記抽出溶媒はクロロホルム又はトルエンに2-エチルヘキシルアルコールをクロロホルム又はトルエンの重量に対して5~30重量%添加したものであることを特徴とする請求項3~6のいずれか1項に記載の方法。
産業区分
  • 無機化合物
  • 処理操作
  • その他無機化学
  • 有機化合物
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 権利存続中


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