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ゲル化剤及びその製造方法 コモンズ

国内特許コード P03P000800
整理番号 K056P01
掲載日 2003年10月21日
出願番号 特願2002-064487
公開番号 特開2003-261859
登録番号 特許第3813519号
出願日 平成14年3月8日(2002.3.8)
公開日 平成15年9月19日(2003.9.19)
登録日 平成18年6月9日(2006.6.9)
発明者
  • 直田 健
  • 郡 弘
出願人
  • 独立行政法人科学技術振興機構
発明の名称 ゲル化剤及びその製造方法 コモンズ
発明の概要 極性、非極性を問わず、種々の立体構造、電子的性質を有する分子からなるあらゆる流動性化合物に対して、ゲル形成能を一般的に有するとともに高効率にて、ゲル形成能を発現し得るゲル化剤を提供する。ゲル化剤は、自己組織化の凝集力としてπ-πスタッキングを利用して3次元構造体を形成し、内部に流動性化合物の分子を取り込むことによって、流動性化合物をゲル化する。さらに、ゲル化剤は、外部からの刺激に対する応答性を有し、外部刺激によりゲル化する。
従来技術、競合技術の概要
ゲル化剤は、ゲル化剤自身の自己組織化によって3次元構造体を構築し、この3次元構造体内に、有機溶媒等の流動性化合物を取り込んでいる。これにより、流動性化合物の流動性を低下させ、固体状のゲルが形成される。このようなゲル形成能を有するゲル化剤として、これまでに、例えば図2(a)~(f)及び図3(a)(b)に示すように、数多くの低分子ゲル化剤が見出されている。
【0003】
図2(a)~(f)に示す低分子ゲル化剤は、ゲル化を実現するために、自己組織化の主たる凝集力として水素結合を利用している(それぞれの低分子ゲル化剤に関する文献は次の通り。(a);K.Hanabusa,M.Yamada,M.Kimura,H.Shirai,Angew.Chem.Int.Ed.Engl.,35,p.1949(1996)、(b);J.Makarevic,M.Jokic,B.Peric,V.Tomisic,B.Kojic-P.,M.Zinic,Chem.Eur.J.,7,p.3328,(2001)、(c);J.van Esch,F.Schoonbeek,M.de Loos,H.Kooijman,A.L.Spek,R.M.Kellogg,B.L.Feringa,Chem.Eur.J.,5,p.937(1999)、(d);K.Yoza,Y.Ono,K.Yoshihara,T.Akao,H.Shinmori,M.Takeuchi,S.Shinkai,D.N.Reinhoudt,Chem.Commun.p.907(1998)、(e);U.Maitra,P.V.Kumar,N.Chandra,L.J.D'Souza,M.D.Prasanna,A.R.Raju,Chem.Commun.,p.595(1999)、(f);A.Ajayagosh,S.J.George,J.Am.Chem.Soc.,123,p.5148(2001))。
【0004】
また、図3(a)(b)に示す低分子ゲル化剤は、コレステロール類似化合物等の疎水性部位(コレステロール部位)間に働くファンデルワールス力(分子間相互作用)を利用して、低分子ゲル化剤を凝集させている(文献:(a);Y.C.Lin,B.Kachar,R.G.Weiss,J.Am.Chem.Soc.,111,p.5542(1989)、(b);K.Murata,M.Aoki,T.Suzuki,T.Harada,H.Kawabata,T.Komori,F.Ohseto,K.Ueda,S.Shinkai,J.Am.Chem.Soc.,116,p.6664(1994))。
【0005】
上記の低分子ゲル化剤は、水素結合やファンデルワールス力を利用して、低分子ゲル化剤を自己集合させて3次元構造を形成し、流動性化合物を取り込むことによって、ゲル化している。
【0006】
上記の低分子ゲル化剤のうち、図2(e)に示す低分子ゲル化剤は、自己組織化の凝集力として、主として水素結合を利用し、さらに、補助的にドナー・アクセプター相互作用を用いている。また、図2(f)に示す低分子ゲル化剤は、水素結合を主な凝集力とし、補助的にπ-πスタッキングを利用している。
産業上の利用分野
本発明は、液状化合物に添加することにより、流動性化合物の流動性を低下させて固化させるゲル化剤に関するものである。
特許請求の範囲 【請求項1】 ビスサリチルアルジミンを配位子として有する環状多核金属錯体を含んでいることを特徴とするゲル化剤。
【請求項2】 上記環状多核金属錯体は、一般式
【化学式1】
(式中、M,Mは、それぞれ2価の金属を表し、R~Rは、それぞれH又はアルキル基を表し、nは、5又は7である)にて表され、anti体であることを特徴とする請求項1記載のゲル化剤。
【請求項3】 (CR10鎖(ここで、R,R10は、それぞれH又はアルキル基を表し、mは、5又は7である)を有するビスサリチルアルジミンと2価の金属塩とを反応させることを特徴とするゲル化剤の製造方法。
【請求項4】 anti体を単離することを特徴とする請求項3記載のゲル化剤の製造方法。
産業区分
  • その他無機化学
  • 有機化合物
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 権利存続中
参考情報 (研究プロジェクト等) さきがけ 合成と制御 領域
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