TOP > 国内特許検索 > 高強度Zr基金属ガラス

高強度Zr基金属ガラス コモンズ

国内特許コード P03P000990
整理番号 E051P31
掲載日 2003年10月21日
出願番号 特願2002-039149
公開番号 特開2003-239051
登録番号 特許第3737056号
出願日 平成14年2月15日(2002.2.15)
公開日 平成15年8月27日(2003.8.27)
登録日 平成17年11月4日(2005.11.4)
発明者
  • 井上 明久
  • 張 涛
出願人
  • 国立研究開発法人科学技術振興機構
発明の名称 高強度Zr基金属ガラス コモンズ
発明の概要 【課題】従来のZr基ガラス合金は、高融点のNb、Taなどの元素を含んでいるため、これらの元素は、他の構成元素との融点差が大きいので、均一な母材を溶製するのが困難である。また、Beなど毒性の強い元素を含有している。本発明は、Nb、Taなどの高融点の元素を含まずに、母材を溶製することが容易で、2000MPaの高強度を示す金属ガラスを得ることを目的とする。
【構成】 式:Zr1-x-yAlxCoまたは式:Zr1-x-y-zAlxCo(Fe,Ni,Cu)で表される組成[式中のx、y、zは原子比率であり、それぞれx=15~25、y=20~30、z≦10]で表される組成を有する引張強度2000MPa以上のZr基金属ガラス。金型鋳造法で直径または厚みが3mm以上のガラス相をもつバルク金属ガラスが得られる。
従来技術、競合技術の概要


金属または合金は、溶融状態から十分に大きな冷却速度で冷却すると、非晶質相が得られることがわかっている。従来の非晶質合金は非晶質相形成の臨界冷却速度は、104 ~106 K/秒であり、このため非晶質合金は急速冷却の可能な薄体、粉末あるいは細線状などに限られていた。薄体や細線状だけではなく、バルク状の非晶質合金が作製可能となれば、
例えば高強度や高靭性といった非晶質合金の有する優れた特性により、非晶質合金の用途範囲を著しく拡大できる。



金型鋳造法によりバルク状の非晶質合金が得られるためには、103 K/秒以下の遅い冷却速度で非晶質相が形成される合金が必要である。1990年頃から遅い冷却速度で非晶質化する合金の研究が進み、そのような合金は金属でありながら、酸化物ガラスのように安定な非晶質で、高温で容易に塑性変形(粘性流動)できるため、「金属ガラス」または「金属ガラス合金」と呼ばれ、例えばMater.Trans.,JIM,Vol.32,No.11(1991)10051010に示されるZr-Al-TM(TM=Co,Ni,Cu)合金、特公平7-122120号公報に示されるX(X=Zr,Hf)-M(M=Ni,Cu,Fe,Co,Mn)-Al合金、特開平8-74010号公報、特開平8-199318号公報に示されるZr-A(A=Ti,Hf,Al,Ga)-B(B=Fe,Co,Ni,Cu)-C(C=Pd,Pt,Au,Ag)合金、特開2000-129378号公報に示されるZr-Al-Ni-Cu=M(M=Ti,Nb,Pd)合金、特開2000-265252号公報に示されるX(X=Zr,Hf)-M(M=Ni,Cu,Fe,Co,Mn)-Al-T(T=Ru,Osなど)-P(P=Ag,Nb,Ta)合金、米国特許5288344号明細書、米国特許5368659号明細書に示される(Zr-Ti)(Cu-Ni)Be合金等各種Zr系金属ガラスが開発されている。

産業上の利用分野


本発明は、過冷却液体域が70K以上で、かつ引張強度が2000MPa以上とZr基金属ガラスに関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
式:Zr100---AlxCo(Fe,Ni,Cu)[式中のx、yは原子であり、
それぞれx=15~25、y=20~30、x+y=40502<z<6]で表される組成を有し、
過冷却液体域が70K以上、かつ引張強度2000MPa以上のZr基金属ガラス。
国際特許分類(IPC)
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

13159_01SUM.gif
出願権利状態 登録
参考情報 (研究プロジェクト等) ERATO 井上過冷金属プロジェクト 領域
ライセンスをご希望の方、特許の内容に興味を持たれた方は、問合せボタンを押してください。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close