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採型用陰圧粒子バッグ

国内特許コード P03A003331
整理番号 Y01-P469
掲載日 2003年12月22日
出願番号 特願2002-071789
公開番号 特開2003-265507
登録番号 特許第4092439号
出願日 平成14年3月15日(2002.3.15)
公開日 平成15年9月24日(2003.9.24)
登録日 平成20年3月14日(2008.3.14)
発明者
  • 佐々木 一彦
  • 藤田 欣也
出願人
  • 独立行政法人科学技術振興機構
  • 国立身体障害者リハビリテーションセンター総長
発明の名称 採型用陰圧粒子バッグ
発明の概要 採型対象部位を短時間で採型し、接触部形状を容易に微調整できる採型用陰圧粒子バッグを用い、即時試用可能なチェック用義肢装具を製作する。採型用陰圧粒子バッグは、低伸縮性弾性材料製のバッグ外膜11に高伸縮性弾性材料製バッグ内膜12の上縁部を折り返して密着させている。バッグ外膜11及びバッグ内膜12で形成される内部空洞に保形用粒子14が充填され、エアバッグ13を膨張させることにより採型対象部位に押し付けられる。次いで、吸引ノズル20から内部空洞を真空吸引すると、陰圧粒子バッグ10が所定形状に保持され、採型対象部位が採型される。
従来技術、競合技術の概要
義肢は、従来から次の手順で製作されている。
(1) 被施術者の肢断端を石膏付きギブス包帯で採型し、雌型を製作する。
(2) 雌型に石膏を充填し、石膏雄型を製作する。
(3) 石膏雄型を修正した後、石膏雄型からチェック用の樹脂製雌型を製作する。
(4) チェック用樹脂雌型を義肢用部品と連結し、チェック用義肢を製作する。
(5) 被施術者にチェック用義肢を装着させ、試用する。
(6)熱処理,パテ塗り,切削等でチェック用義肢を修正し、試用で判った欠陥を解消する。
(7) 試用で欠陥がなければ、チェック用義肢から雄型を再度製作し、本義肢を製作する。
【0003】
なかでも、採型からチェック用義肢の製作までに数多くの作業が必要なため、採型後に即時試用できず、適切な適合を得るまでに複数回の試用及び長期にわたる作製期間が必要になっている。装具に関しても、同様な採型作業が必要で、適切な適合性を得るまでに修正作業を強いられる。
計算機を併用した光学的又は機械的手段で肢断端の正確な形状を採型するCAD装置も一部で使用されているが、非荷重状態での採型であり、しかも即時試用できないため、実使用時に加わる荷重を考慮した適切な形状が得られない。(Bulletin of the Japanese Society of Prosthetics and Orthotics, 1999, Vol. 15 special issue, p.198-203)
【0004】
切断術直後の早期訓練を図るため、陰圧粒子バッグを用いた下腿義足も知られている。しかし、非伸縮性の膜素材を使用し、扁平形状の陰圧粒子バッグを脚周辺に巻き付けた後で義足を装着する構造であるため、身体形状との適合性が低く、日常的に使用する義足を製作するための採型用途に適さない。(The Journal of the international society for prosthetics and orthotics, 1983, Vol.7, No.2, p.91-95)
緊急搬送や救急固定用に陰圧粒子バッグの副子もあるが、同様に非伸縮性の膜素材を使用し扁平形状の陰圧粒子バッグを対象部位に巻き付けてベルトで固定するため、身体形状を適切に採型できず、表面形状適合性の点で義肢装具製作用採型用途には不適である。(http://public.sakura-rubber.co.jp/fire/chapter06/6-03-01.htm)
【0005】
座位保持装置を製作するための採型装置に使用されている陰圧粒子バッグは、膜素材が高伸縮性のゴムであるため身体形状に適合した採型が可能である。しかし、高伸縮性の膜素材でできているため、陰圧印加時にバッグの剛性が低い。そのため、義肢装具用の採型用途に使用した場合、即時試用によって動的荷重付加時の適合性を確認できず、動的荷重付加時の適合性が保証されない(The journal of the Japanese Academy of Prosthetists and Orthotists, June 2001, Vol.9, No.1, p.37-50)
産業上の利用分野
本発明は、採型後に即時試用可能なチェック用義肢装具を製作するための採型用陰圧粒子バッグ及び採型方法に関する。
特許請求の範囲 【請求項1】 高伸縮性弾性材料で作られ、採型時に採型対象部位に被せられるバッグ内膜と、
低伸縮性弾性材料で作られ、前記バッグ内膜の外側を覆うように配置されたバッグ外膜と、
前記バッグ内膜と前記バッグ外膜との間に存在する内部空洞と、
前記内部空洞に充填された保形用粒子と、
前記バッグ外膜を貫通して外部に伸びたエア供給ノズルを備え、前記バッグ外膜の内壁面に円周方向に沿って環状に配置されたエアバッグとを有し、
前記内部空洞を真空吸引するとともに、前記エアバッグに圧縮空気を供給して、前記バッグ内膜を採型対象部位に適合する形状に保持することを特徴とする採型用陰圧粒子バッグ。
産業区分
  • 治療衛生
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 権利存続中
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