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活性化抗体酵素および活性化抗体酵素の製造方法 コモンズ

国内特許コード P03P000979
整理番号 A251P04
掲載日 2004年2月24日
出願番号 特願2002-206284
公開番号 特開2004-041143
登録番号 特許第4316194号
出願日 平成14年7月15日(2002.7.15)
公開日 平成16年2月12日(2004.2.12)
登録日 平成21年5月29日(2009.5.29)
発明者
  • 宇田 泰三
  • 松浦 欽司
  • 一二三 恵美
出願人
  • 独立行政法人科学技術振興機構
発明の名称 活性化抗体酵素および活性化抗体酵素の製造方法 コモンズ
発明の概要

【課題】簡便かつ容易に抗体酵素の酵素活性を向上させる方法を提供する
【解決手段】本発明の抗体酵素の活性向上法は、抗体酵素として知られる抗体軽鎖ベンスジョーンズタンパクの少なくとも定常領域を、リシルエンドペプチダーゼなどのプロテアーゼで除去し、可変領域断片とすることにより、当該抗体酵素の酵素活性を向上させる方法である。
【選択図】 なし

従来技術、競合技術の概要
抗体酵素は抗体でありながら酵素作用を示す非常にユニークなタンパク質であり、抗体触媒、catalytic antibody、abzymeとも言われている。世界的にいくつかの抗体酵素が報告されているが、基礎的な研究が多いのが現状である。
【0003】
現在までに報告されている抗体酵素は、その酵素活性が低く、この点が抗体酵素の実用化を妨げている最も大きな要因の1つである。
【0004】
このため、抗体酵素の酵素活性を向上させるために、ファージディスプレイ法、遺伝子組換え、点突然変異といった方法が試みられている。これらのうち、ファージディスプレイ法を用いて抗体酵素の酵素活性を向上させることに成功した例がある。しかしながら、抗体酵素の酵素活性を向上させる研究は少なく、上記ファージディスプレイ法以外の方法で抗体酵素の酵素活性を向上させた例は知られていない。
【0005】
ファージディスプレイ法により抗体酵素の酵素活性を向上させる方法は、抗体遺伝子ライブラリーを組み込んだファージ群にそれぞれ組み込まれた遺伝子の抗体を表面に発現させ、目的とする標的または酵素阻害剤を固着させたプレートにそのファージを撒いた後洗い流して、目的とする標的または酵素阻害剤と結合するものと、結合しないものとに分別する。そして、結合したファージを再び溶出し集めて、前記と同様の方法によりプレートに撒き、更に結合の強い抗体成分を発現しているファージを集める。この操作を繰り返し、結合条件を強くしながら、標的物または酵素阻害剤と強い親和性を持った抗体をスクリーニングしていき、その遺伝子を大腸菌に組み込み、可溶性タンパク質として取得し、酵素活性を測定して、酵素活性の向上した抗体酵素を取得するものである(Methods in Molecular Biology, Vol 51 377-394: Antibody Engineering Protocols Edited by:S.Paul Humana Press Inc., Towa,NJ)。
産業上の利用分野
本発明は、医薬品、バイオテクノロジーに属し、抗体酵素の活性向上法に関し、より詳細には、適切なプロテアーゼを用いて抗体酵素の定常領域を切断し抗体酵素の酵素活性を向上させる抗体酵素の活性法に関するものである。
特許請求の範囲 【請求項1】 酵素活性が向上した活性化抗体酵素の製造方法であって、
リシルエンドペプチダーゼにより、抗体酵素の少なくとも定常領域を除去する工程と、
定常領域を除去する前よりも酵素活性が向上した抗体酵素を選抜する工程とを含むことを特徴とする活性化抗体酵素の製造方法。
【請求項2】 上記少なくとも定常領域を除去する工程では、リシルエンドペプチダーゼにより、酵素の活性中心と超可変領域とを含む可変領域断片を取得することを特徴とする請求項1に記載の活性化抗体酵素の製造方法。
【請求項3】 上記抗体酵素は、ヒト型抗体酵素であることを特徴とする請求項1または2に記載の活性化抗体酵素の製造方法。
【請求項4】 上記抗体酵素は、抗体軽鎖であることを特徴とする請求項1~のいずれか1項に記載の活性化抗体酵素の製造方法。
【請求項5】 上記抗体酵素は、ベンスジョーンズタンパクであることを特徴とする請求項1~のいずれか1項に記載の活性化抗体酵素の製造方法。
【請求項6】 上記ベンスジョーンズタンパクのサブタイプが、HIR,YAM,MORおよびMOKのいずれかであることを特徴とする請求項に記載の活性化抗体酵素の製造方法。
【請求項7】 定常領域が除去され、かつ、定常領域が除去される前よりも酵素活性が向上していることを特徴とする活性化抗体酵素であって、
上記抗体酵素は、サブタイプがHIR,YAM,MORおよびMOKのいずれかであるベンスジョーンズタンパクであることを特徴とする活性化抗体酵素。
産業区分
  • 微生物工業
  • 薬品
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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23844_01SUM.gif
出願権利状態 権利存続中
参考情報 (研究プロジェクト等) CREST 医療に向けた化学・生物系分子を利用したバイオ素子・システムの創製 領域
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