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補聴システム及び補聴方法 コモンズ 新技術説明会

国内特許コード P04A004061
整理番号 U2001P259
掲載日 2004年4月28日
出願番号 特願2002-215762
公開番号 特開2004-064141
登録番号 特許第3548805号
出願日 平成14年7月24日(2002.7.24)
公開日 平成16年2月26日(2004.2.26)
登録日 平成16年4月30日(2004.4.30)
発明者
  • 和田 仁
  • 小池 卓二
  • 小林 俊光
出願人
  • 学校法人東北大学
発明の名称 補聴システム及び補聴方法 コモンズ 新技術説明会
発明の概要

【課題】高音域であっても正確な音圧増幅特性を実現でき、人体への侵襲を必要としない補聴システム及び補聴方法を提供すること。
【解決手段】マイク11に入力された音声は電気信号に変換され、アンプ13により増幅される。増幅された電気信号は、交流電流として一次コイル15に供給される。一次コイル15に交流電流が流れると、当該一次コイル15の周りの磁場が時間的に変化し、二次コイル17に誘導起電力が発生する。二次コイル17と電気的に接続されている振動コイル21には、当該誘導起電力による電流が供給される。振動コイル21に誘導起電力による電流が流れると、当該振動コイル21の周りには、この誘導起電力に起因する誘導磁場が発生する。この誘導磁場と永久磁石19とが形成する静磁場との相互作用により、鼓膜面に設けられた振動コイル21を加振する。
【選択図】   図2

従来技術、競合技術の概要
補聴器とは、難聴の人のために、音を集めたり増幅したりして聞こえやすくするための装置である。現在使用されている補聴器は大きく二つのタイプに分けることができる。一つは、一般に普及しているイヤホンタイプの補聴器である。このタイプの補聴器は、外耳領域に配置され、外部音声を増幅して出力し、空気の振動により鼓膜を振動させるものである。その形態としては、例えば携帯型イヤホンラジオ型のもの,耳かけ型のもの,耳栓のように外耳道への挿入型のもの等がある。
【0003】
もう一つは、ピエゾ素子や永久磁石等の振動子を直接耳小骨に取り付けて駆動させる人工中耳タイプの補聴器である。このタイプの補聴器は、外耳道の音響特性の影響を受けないから、質の高い音を提供することができる。
【0004】
しかしながら、各タイプの補聴器には、それぞれ以下に述べる問題がある。
【0005】
イヤホンタイプの補聴器は、狭く複雑な形状の外耳道に配置されるため、高音域まで正確な音圧増幅特性を実現するのは困難である。すなわち、音が伝わる経路が、外耳道の如く管状で複雑な形状をしている場合、共振や干渉が生じる。従って、補聴器を通した聞こえ方は、自然音と違ってしまう。
【0006】
また、人工中耳タイプの補聴器は、振動子を取り付ける際に頭蓋骨の一部を削り取る,中耳の耳小骨を取り除く等、人体への“侵襲”を必要とする。従って、使用者への精神的、肉体的な負担は大きい。
産業上の利用分野
本発明は、電磁コイルを用いて、鼓膜面に留置された振動コイルを振動させる補聴システム及び補聴方法に関する。
特許請求の範囲 【請求項1】外耳領域から鼓膜にかけて設けられる補聴システムであって、
入力した外部音声に基づいて電流を発生する電流発生手段と、
前記電流に基づいて、磁場の時間的変化を誘導する第1のコイルと、
前記磁場の時間的変化に基づいて、誘導起電力を発生する第2のコイルと、
前記鼓膜に対向して設けられる磁場発生手段と、
前記第2のコイルと電気的に接続され、かつ前記鼓膜に設けられるコイルであって、前記誘導起電力に基づいて極性が変化する磁場を発生し、当該極性が変化する磁場と前記磁場発生手段が発生する磁場との相互作用により自身が振動することで前記鼓膜を振動させる振動コイルと、
を具備することを特徴とする補聴システム。
【請求項2】前記振動コイルは、前記鼓膜の外耳領域側の面に、オイル又はクリップを用いて接着されていることを特徴とする請求項1記載の補聴システム。
【請求項3】人体との接触部分については、生体適合性のある絶縁素材にて被覆されていることを特徴とする請求項1記載の補聴システム。
【請求項4】外耳領域に設けられた音声入力手段から入力した前記外部音声に基づいて交流電流を発生させ、
前記交流電流を第1のコイルに流すことによって、磁場の時間的変化を誘導し、
前記磁場の時間的変化に基づいて、第2のコイルに誘導起電力を発生させ、
前記誘導起電力に基づいて極性が変化する誘導磁場を、鼓膜に設けられた振動コイルに発生させ、
前記鼓膜に対向して設けられた磁石による静磁場と、前記振動コイルが発生する誘導磁場により、前記振動コイルを振動させることで前記鼓膜を振動させること、
を特徴とする補聴方法。
【請求項5】前記振動コイルは、前記鼓膜の外耳領域側の面に、オイル又はクリップを用いて接着されていることを特徴とする請求項4記載の補聴方法。
産業区分
  • 治療衛生
国際特許分類(IPC)
画像

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JP2002215762thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
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