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新規抗体酵素生産方法および新規抗体酵素 コモンズ

国内特許コード P04P001732
整理番号 A251P23
掲載日 2004年7月30日
出願番号 特願2003-198270
公開番号 特開2004-097211
登録番号 特許第4334931号
出願日 平成15年7月17日(2003.7.17)
公開日 平成16年4月2日(2004.4.2)
登録日 平成21年7月3日(2009.7.3)
優先権データ
  • 特願2002-211756 (2002.7.19) JP
発明者
  • 宇田 泰三
  • 一二三 恵美
出願人
  • 国立研究開発法人科学技術振興機構
発明の名称 新規抗体酵素生産方法および新規抗体酵素 コモンズ
発明の概要 【課題】抗体の高い分子認識能と酵素活性とを併せ持つ抗体酵素を効率的に生産する方法、及びこの生産方法により得られる新規な抗体酵素、並びに、この生産方法に応用できる立体的に特異的な構造を有する抗体酵素を提供する。
【解決手段】本発明に係る抗体酵素生産方法は、アミノ酸配列から予測された抗体の立体構造中に、セリン残基と、アスパラギン酸残基と、ヒスチジン残基またはグルタミン酸残基とが立体構造上近接して存在する触媒三つ組残基構造の存在を確認する抗体構造解析工程を含んでいる。上記触媒三つ組残基構造は、抗体酵素に特異的な構造であるので、これにより抗体酵素を効率的にスクリーニングすることができる。
【選択図】 図1
従来技術、競合技術の概要


近年、酵素様活性をもつ抗体、即ち、抗体酵素について、種々の報告がなされている。例えば、S.Paulらは、自己免疫疾患患者の分離精製した自己抗体がVIP(神経ペプチド:Vasoactive Intestinal Peptide)を分解する活性を有することを報告している(非特許文献1)。また、Gabibovらは、SLE(Systemic lupus erythematosus)等の自己免疫疾患や免疫細胞増殖性疾患患者から分離した自己抗体にDNAを酵素的に分解する抗体が存在することを報告している(非特許文献2および非特許文献3)。



また、本発明者らは、AIDS(後天性免疫不全症候群)の原因となるエイズウイルス(HIV)の外膜タンパク質gp41の不変領域を抗原とするモノクローナル抗体を取得し、このモノクローナル抗体の機能を詳細に解析した。その結果、このモノクローナル抗体の軽鎖領域は、HIVの外膜タンパク質gp41を特異的に分解する、非常に高い活性を有することを報告している(非特許文献4)。



このように抗体酵素は、抗体の高い分子認識能と酵素活性とを併せ持つため、医療、化学工業、食品工業等といった、多くの面で応用が期待されている。



これまで、このような抗体酵素を作製・取得する方法としては、基底状態にあるペプチド、あるいはタンパク質を動物等に免疫し、得られた抗体の全てについて酵素活性を測定して、目的の酵素活性を有する抗体だけを選択して取得するという方法しか知られていなかった。



【非特許文献1】
Paul, S., et al., Science, 244: 1158, 1989.



【非特許文献2】
Shuster, A.M., et al., Science, 256: 665, 1992.,



【非特許文献3】
Gabibov, A.G., et al., Appl. Biochem. Biotech., 47: 293, 1994.



【非特許文献4】
Hifumi, E., Okamoto, Y., Uda, T., J. Biosci. Bioeng.
88(3), 323-327 (1999)

産業上の利用分野


本発明は、抗体の高い分子認識能と酵素活性とを併せ持つ抗体酵素を高い効率で生産する新規な抗体酵素の生産方法と、この生産方法により生産される抗体酵素と、この生産方法に応用できる立体的に特異的な構造を有する抗体酵素とに関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
ヘリコバクター・ピロリ菌のウレアーゼに対する抗体断片であり、かつ、ペプチドの分解酵素として作用する抗体酵素であって、配列番号16に示すアミノ酸配列を含んでなることを特徴とする抗体酵素。

【請求項2】
請求項1に記載の抗体酵素をコードする、遺伝子。

【請求項3】
配列番号17に示す塩基配列からなることを特徴とする請求項2に記載の遺伝子。

【請求項4】
請求項2または3に記載の遺伝子を含む、ベクター。

【請求項5】
請求項2または3に記載の遺伝子が導入されている、ホスト細胞。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2003198270thum.jpg
出願権利状態 登録
参考情報 (研究プロジェクト等) CREST 医療に向けた化学・生物系分子を利用したバイオ素子・システムの創製 領域
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