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歯科用セルフエッチングプライマー処理剤

国内特許コード P04A004397
整理番号 NUBIC-2000000070
掲載日 2004年8月6日
出願番号 特願2001-092131
公開番号 特開2002-284616
登録番号 特許第4859157号
出願日 平成13年3月28日(2001.3.28)
公開日 平成14年10月3日(2002.10.3)
登録日 平成23年11月11日(2011.11.11)
発明者
  • 根本 君也
  • 早川 徹
  • 菊竹 一代
出願人
  • 学校法人日本大学
発明の名称 歯科用セルフエッチングプライマー処理剤
発明の概要 歯のエナメル質に接着性レジンセメントを接着させる際に歯のエナメル質の表面処理のために用いる歯科用セルフエッチングプライマー処理剤を提供することを目的とする。4-META/MMA-TBBレジンなどの接着性レジンセメントを歯のエナメル質に接着させる際に、2-メタクリロイルオキシエチルリン酸などのメタアクリレートもしくはアクリレートの酸性モノマー、2-ヒドロキシエチルメタクリレートなどのメタアクリレートもしくはアクリレートの水溶性モノマー、及び塩化第二鉄などの金属塩を含む水溶液をセルフエッチングプライマー処理剤でエナメル質を処理した場合には、エナメル質への接着性レジンセメントの接着強度並びにその耐久性が向上する。またこのセルフエッチングプライマー処理剤は、エナメル質へ塗布後、水洗の必要がなくエアーブローで乾燥するのみでよく操作性が極めて優れている。
従来技術、競合技術の概要
現在では、歯科臨床において、歯のエナメル質に、虫歯充填剤としてコンポジットレジンを充填させる場合、あらかじめ接着剤やボンディング材を接着させるために、通常、歯のエナメル質の表面処理のためにセルフエッチングプライマー処理剤が広く用いられている。セルフエッチングプライマー処理剤は、歯のエナメル質にコンポジットレジンやボンディング材を接着させる際に必要とされる、歯のエナメル質のエッチング処理とプライマー処理の両者の機能を併せ持った表面処理剤である。即ち、エナメル歯面を脱灰してエナメル小柱とエナメル小柱間質との酸に対する抵抗差により表面に凹凸を生じさせて粗造化し、この粗造面にコンポジットレジンやボンディング材が侵入して硬化することにより機械的維持力が高まりコンポジットレジンやボンディング材との接着を可能にするエッチング処理と、コンポジットレジンやボンディング材との接着に適した状態に歯のエナメル質を改質するプライマー処理の両者の機能を併せ持っている。セルフエッチングプライマー処理剤は、エッチング処理とプライマー処理の両方の機能を併せ持っているため、口腔内での操作は簡略化されるという利点を有している。
【0003】
このようなセルフエッチングプライマー処理剤としては、コンポジットレジンを歯のエナメル質に接着させる際に用いるものとして、メタクリロイルオキシデカメチレンリン酸などの酸成分、2-ヒドロキシエチルメタクリレートなどの水溶性モノマー及び過酸化アンモニウム、カンファーキノン/アミンなどの光重合触媒からなるセルフエッチングプライマー処理剤が知られている(Oper Dent,24(3),172-180,1999;Dent Mater J,8(1),86-92,1989;DentMater J,15(2),132-143,1996;接着歯学,15(3),221-228,1997; J Dent Res,76(1),02-609,1997;接着歯学,17(2),91-99,1999; J Dent Res,73(5),1088-1095,1994;J Dent Res,73(6),1212-1220,1994;Dent Mater, 14(2),99-105,1998)。
一方、歯のエナメル質に歯科矯正用ブラケットなどを装着させる際にあらかじめ接着させるボンディング材として、4-メタアクリルオキシエチルトリメト酸無水物(4-META)を溶解したメチルメタクリレート(MMA)をポリメチルメタクリレート(PMMA)の存在下で部分酸化トリ-n-ブチルボラン(TBB)により重合した4-META/MMA-TBBレジンが開発されている(歯科理工学雑誌 23(6):88-92,1982;接着歯学 7:57-68,1989;日本歯科評論 575:137-152,1990; 1999;接着歯学 13:156-170,1995)。この4-META/MMA-TBBレジンを歯のエナメル質に接着させる際に用いるエッチングするための処理剤として、65%リン酸水溶液が知られている。
産業上の利用分野
本発明は、歯科用セルフエッチングプライマー処理剤に関する。更に詳細には、歯のエナメル質に接着性レジンセメントを接着させる際に歯のエナメル質の表面処理のために用いる歯科用セルフエッチングプライマー処理剤、及び該歯科用セルフエッチングプライマー処理剤を構成試薬として含む、歯に歯科用材料を接着させるための歯科用キットに関する。
特許請求の範囲 【請求項1】 歯のエナメル質に、4-メタアクリルオキシエチルトリメリト酸無水物(4-META)を溶解したメチルメタクリレート(MMA)をポリメチルメタクリレート(PMMA)の存在下で部分酸化トリ-n-ブチルボラン(TBB)により重合した4-META/MMA-TBBレジンである接着性レジンセメントを接着させる際に歯のエナメル質の表面処理のために用いる歯科用セルフエッチングプライマー処理剤であって、
メタアクリレートもしくはアクリレートのリン酸エステル系モノマーあるいはメタアクリレートもしくはアクリレートのカルボン酸系モノマーである、メタアクリレートもしくはアクリレートの酸性モノマー、
メタアクリル酸もしくはアクリル酸のヒドロキシアルキルエステルである、メタアクリレートもしくはアクリレートの水溶性モノマー、
及び塩化第二鉄である金属塩
を含む水溶液からなる歯科用セルフエッチングプライマー処理剤であり、塩化第二鉄を、水溶液中に2から7重量%含有する、歯科用セルフエッチングプライマー処理剤
【請求項2】 請求項1に記載の歯科用セルフエッチングプライマー処理剤、及び4-メタアクリルオキシエチルトリメリト酸無水物(4-META)を溶解したメチルメタクリレート(MMA)をポリメチルメタクリレート(PMMA)の存在下で部分酸化トリ-n-ブチルボラン(TBB)により重合した4-META/MMA-TBBレジンである接着性レジンセメントもしくはそれを調製するための試薬を含む、歯に歯科用材料を接着させるための歯科用キット。
産業区分
  • 治療衛生
  • 高分子化合物
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 権利存続中
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