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試料の搭載方法

国内特許コード P04A004673
整理番号 NIRS-148
掲載日 2004年9月2日
出願番号 特願2002-270433
公開番号 特開2004-108889
登録番号 特許第3896458号
出願日 平成14年9月17日(2002.9.17)
公開日 平成16年4月8日(2004.4.8)
登録日 平成19年1月5日(2007.1.5)
発明者
  • 原田 良信
  • 太田 美由紀
出願人
  • 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構
発明の名称 試料の搭載方法
発明の概要 【課題】1枚のスライドグラス上に、処理にタイムラグがなく、しかもゲルを薄く、極めて均一になるように多数の試料を搭載しうる方法を提供する。
【解決手段】スライドグラスおよびカバーグラスを用いてスライドグラス上に試料を載せる方法において、該スライドグラスと該カバーグラスの間に、複数の切欠きを有するインサートを挟み込み、その切欠きに試料を表面張力により流し込み、試料をスライドグラス上に載せることを特徴とする試料の搭載方法。
【選択図】   図3
従来技術、競合技術の概要


コメットアッセイ法(Comet assay、別名 Single-cell gel electrophoresis)は動物の細胞に薬剤や放射線を与え、その影響による細胞核DNAの損傷を計測する方法で、薬剤などが細胞に及ぼす傷害の度合を簡便かつ安価に評価できる。新しく開発した医薬品や化学物質の毒性を初期段階で評価する方法として多く用いられている。



実際の方法は、以下の通りである。動物の細胞に評価したい薬剤等を与えた後、その細胞を寒天ゲルと混合、スライドグラス上に薄く広げる。薬液によって細胞膜を破壊した後、緩衝液(buffer)を満たした電気泳動槽中に沈め、電圧をかけることにより、電気泳動を行なう(これにより細胞中の壊れたDNAが引っ張られ、細胞の外に出てくる)。さらにゲルに部分に適当な染色液を振りかけ、DNAを染色し、流れ出たDNA(この形が彗星に似ていることからコメットアッセイと呼ばれる)の量や長さを計測し、細胞のDNAがどれほど破壊されたのかを計測する。



寒天ゲルを載せたスライドを作成するに際しては、従来、細胞と混合したゲルをスライド上に垂らし、別のスライドグラス(カバーグラス)を押し付けることにより、ゲルを広げる。実際には細胞の存在するゲルを含めた3層構造にして行なう場合が多い。通常、1試料について1枚のスライドグラスを用いる。このような 従来の方法では、細胞を包埋するゲルの厚みが必ずしも一定ではなく、さらにスライド作成に多くの時間を要する。後者は非常に短い時間での実験が要求されるDNA修復の解析の場合に試料間のタイムラグ等の問題を生じ、試料間の誤差の原因となることも考えられる。

産業上の利用分野


本発明は、試料の搭載方法に関し、さらに詳しくはコメットアッセイ法等に好適な測定試料に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
スライドグラスおよびカバーグラスを用いてスライドグラス上に試料を載せる方法において、該スライドグラスと該カバーグラスの間に、複数の切欠きを有するインサートを挟み込み、その切欠きにゾルもしくはゲルである試料を表面張力により流し込み、ゾルもしくはゲルである試料をスライドグラス上に載せることを特徴とする試料の搭載方法。

【請求項2】
ゲルが、細胞と寒天ゲルの混合物である請求項記載の搭載方法。

【請求項3】
試料がコメットアッセイに供される請求項1記載の搭載方法。

【請求項4】
インサートが長手方向の一端もしくは両端に複数の切欠きを有する請求項1記載の搭載方法。

【請求項5】
複数の切欠きへの試料の流し込みが、マルチチャンネルピペットにより同時に行われる請求項1記載の搭載方法。

【請求項6】
切欠きに試料を表面張力により流し込んだ後に、該カバーグラスおよび該インサートが脱着される請求項1記載の搭載方法。

【請求項7】
スライドグラス;カバーグラス;ならびに該スライドグラスと該カバーグラスの間に挟み込むためのインサートを含み、該インサートは複数の切欠きを有し、その切欠きにゾルもしくはゲルである試料を表面張力により流し込み、スライドグラス上にゾルもしくはゲルである試料を搭載しうることを特徴とする試料の搭載キット。

【請求項8】
試料を流し込みためのマルチチャンネルピペットをさらに含む請求項記載の試料の搭載キット。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2002270433thum.jpg
出願権利状態 登録
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