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白金及びパラジウムを含む試料から白金とパラジウムを選択的に回収する方法 コモンズ

国内特許コード P04P001189
整理番号 Y2002-P370
掲載日 2004年9月24日
出願番号 特願2003-018345
公開番号 特開2004-231977
登録番号 特許第3938909号
出願日 平成15年1月28日(2003.1.28)
公開日 平成16年8月19日(2004.8.19)
登録日 平成19年4月6日(2007.4.6)
発明者
  • 藤田 豊久
  • 劉 克俊
  • 柴山 敦
出願人
  • 科学技術振興機構
発明の名称 白金及びパラジウムを含む試料から白金とパラジウムを選択的に回収する方法 コモンズ
発明の概要 複数種の貴金属が含まれる試料から所望の貴金属を浸出する方法を提供する。少なくとも2段階から成る貴金属の浸出方法であって、この2段階において、それぞれ酸化段階の異なるハロゲン化オキソ酸を用るか、又は同種のハロゲン化オキソ酸を用いてその濃度を変える。即ち、複数の貴金属を含む試料を、次亜ハロゲン酸又は亜ハロゲン酸のアルカリ金属塩及びこのハロゲンの酸のアルカリ金属塩を主成分とする浸出液により浸出する第1段階、及び、この第1段階で溶解しない固体を、ハロゲン酸又は過ハロゲン酸のアルカリ金属塩及び該ハロゲンの酸を主成分とする浸出液により浸出する第2段階から成る。
従来技術、競合技術の概要 金、白金、パラジウムなどの貴金属類は、高い宝飾性と特有の物理・化学性質を持つことから、宝飾品や歯科材料、また、電気・機械産業やIT産業など、各種の産業界で幅広く使用されている。それに伴って、廃棄物として発生する貴金属が膨大に発生するため、それら貴金属を廃棄物から回収することや再資源化していくことが社会的に要求されてきた。ところが、貴金属は、物理的、化学的性質が類似していることから、貴金属類同士が混在する条件下では、これまで相互分離を行うことが極めて難しいとされてきた。また、比較となる従来技術においても、貴金属の浸出・溶解方法が幾つか提案されてきたが、効率性や工程の複雑さなどの課題が残されていた。金、パラジウム、白金などの貴金属をリサイクルする方法は、これまで幾つも提案されてきた。例えば、浸出処理方法を用いるものでは、貴金属の溶解技術として、王水等の無機酸により貴金属を溶解する方法が知られ、その他、シアン化物による溶解方法、塩酸中に塩素を吹き込むことで白金族を溶解する方法、及び塩酸中にHを添加して白金族を溶解する方法などが提案されている。ところが、これらの方法では、ほとんどの場合、加熱処理が必要であり、処理工程の複雑さも指摘されてきた。また、ハロゲン単体、可溶性ハロゲン化塩、及び水や有機溶媒の溶解液で貴金属を溶解・浸出させる方法が報告されてきたが、貴金属の中でもパラジウム、白金に限定した浸出処理法の研究報告は現在も極めて少ないのが実状である。例えば、金については次亜塩素酸ナトリウムを用いた金の浸出回収法に関する研究が報告されているが、パラジウムと白金については塩素酸類などを用いた浸出回収法は未だ報告されていない。このような状況のため、現在の貴金属に関連した産業からは、金、パラジウム、白金などを容易に浸出回収し、さらに、貴金属類が共存した状態から、目的金属を選択的に回収できる技術の開発が強く望まれてきた。
産業上の利用分野 貴金属の浸出方法に関し、より詳細には、複数種の貴金属が含まれる試料から所望の貴金属を浸出回収する方法
特許請求の範囲 【請求項1】 白金及びパラジウムを含む試料を、(a)MClO又はMClO及び(b)MClを主成分とする浸出液によりパラジウムを浸出する第1段階、及び、この第1段階で溶解しない固体を、(c)MClO及び(d)HClを主成分とする浸出液により白金を浸出する第2段階から成り、(a)MClO又はMClOの濃度が1~2モル/リットル、(b)MClの濃度が0.05~2.0モル/リットル、(c)MClOの濃度が0.01~1.5モル/リットル、(d)HClの濃度が5.0~15モル/リットルであり、各浸出液のpHが2.0以下であり、Mがナトリウム又はカリウムを表す、白金及びパラジウムを含む試料から白金とパラジウムを選択的に回収する方法。
【請求項2】 白金及びパラジウムを含む試料を、(a)MClO及び(b)HCl又はMClを主成分とする浸出液によりパラジウムを浸出する第1段階、及び、この第1段階で溶解しない固体を、この第1段階と成分を同じくする浸出液であって、(a)MClO及び(b)HCl又はMClの濃度がいずれも前段階より高濃度である浸出液により白金を浸出する第2段階から成り、第1段階におけるMClOの濃度が0.001~0.8モル/リットル、MClの濃度が0.05~2.0モル/リットル、HClの濃度が5.0~15モル/リットル、第2段階におけるMClOの濃度が0.01~1.8モル/リットル、MClの濃度が0.05~2.0モル/リットル、HClの濃度が5.0~30モル/リットルであり、各浸出液のpHが2.0以下であり、Mがナトリウム又はカリウムを表す、白金及びパラジウムを含む試料から白金とパラジウムを選択的に回収する方法。
【請求項3】 前記試料が、白金及びパラジウム以外の貴金属および貴金属以外の金属から成る群から選択される金属を含む請求項1又は2に記載の方法。
産業区分
  • 冶金、熱処理
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 権利存続中
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