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キチンビーズ、キトサンビーズ、これらビーズの製造方法及びこれらビーズからなる担体並びに微胞子虫胞子の製造法

国内特許コード P04A004717
掲載日 2004年11月29日
出願番号 特願平10-549014
登録番号 特許第3368323号
出願日 平成9年10月16日(1997.10.16)
登録日 平成14年11月15日(2002.11.15)
国際出願番号 JP1997003741
国際公開番号 WO1998051711
国際出願日 平成9年10月16日(1997.10.16)
国際公開日 平成10年11月19日(1998.11.19)
優先権データ
  • 特願平09-124255 (1997.5.14) JP
発明者
  • 塚田 益裕
  • 白田 昭
  • 早坂 昭二
出願人
  • 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
発明の名称 キチンビーズ、キトサンビーズ、これらビーズの製造方法及びこれらビーズからなる担体並びに微胞子虫胞子の製造法
発明の概要 本発明は、主要な細胞壁物質がキチンである微胞子虫胞子からなる均一微細粒径のキチンビーズ、該キチンをN-脱アセチル化せしめた均一微細粒径のキトサンビーズ、これらビーズの製造方法及びこれらビーズからなる担体並びに微胞子虫胞子の製造法に関するものである。昆虫又は培養細胞内で微胞子虫胞子を増殖せしめて、キチンを主要な細胞壁物質とする均一微細粒径のキチンビーズを得る。細胞壁物質のキチンをN-脱アセチル化させてキトサンビーズを得る。昆虫が家蚕幼虫である場合、2齢起蚕の家蚕幼虫に濃度5×102~5×108個/mlの微胞子虫胞子を経口又は経皮的に接種して増殖させた後、生育した5齢期の家蚕幼虫体内から増殖された微胞子虫胞子を取り出し、精製することによって、均一微細粒径のキチンビーズが得られ、これから前記と同様にキトサンビーズが得られる。これらのビーズを、抗生物質、微生物等の各種物質を固定又は封入するための担体とする。
従来技術、競合技術の概要


キトサンは、物理化学的吸着性、生体適合性及び微生物分解性が良好であるため、医薬・医療用、香料用、化粧品用、接着材・塗料用及び複写・記録表示用の材料等として、幅広い産業分野で利用できる生体高分子である。一方、粒径にばらつきの少ない多孔質ビーズは酵素等の固定化用担体として化学分野、医療分野、食品分野及び工業プロセス分野等幅広い各種産業分野で利用されている。そこで、キトサンの均一粒径の多孔質ビーズが提供できれば、多様な方面で利用・活用することが期待できる。
従来、キトサンビーズは、例えば、次のような複雑な方法で調製されていた。先ず、甲殻類の外骨格を形成する成分から無機物を除去してキトサンとし、これを有機酸で十分に溶解させた均一なドープとする。このドープを塩基性凝固液中に滴下又は放出して凝固させることによりキトサンビーズを製造していた(Knorr,D.,M.Daly:Mechanics and diffusional changes observed in multi-layer chitosan/alginate coacervate capsules,Process Biochemistry,4,48-50(1988))。

産業上の利用分野


本発明は、主要な細胞壁物質がキチンである微胞子虫胞子からなる均一微細粒径のキチンビーズ、該キチンをN-脱アセチル化せしめた均一微細粒径のキトサンビーズ、これらビーズの製造方法及びこれらビーズからなる担体に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
昆虫又は培養細胞内で増殖された微胞子虫胞子からなる、キチンを主要な細胞壁物質とする均一微細粒径のキチンビーズ及び該細胞壁物質のキチンをN-脱アセチル化させたキトサンビーズ。

【請求項2】
前記キチンビーズ及びキトサンビーズが蛋白質の除去された非抗原性のものである請求項1記載のキチンビーズ及びキトサンビーズ。

【請求項3】
前記増殖微胞子虫胞子がその細胞壁に孔を有するものであり且つ前記キチンビーズ及びキトサンビーズが中空である請求項1又は2記載のキチンビーズ及びキトサンビーズ。

【請求項4】
昆虫若しくは培養細胞内で増殖された微胞子虫胞子からなる、キチンを主要な細胞壁物質とする均一微細粒径のキチンビーズ又は該細胞壁物質のキチンをN-脱アセチル化させたキトサンビーズからなる担体。

【請求項5】
前記キチンビーズ及びキトサンビーズが蛋白質の除去された非抗原性のものである請求項4記載の担体。

【請求項6】
前記増殖微胞子虫胞子がその細胞壁に孔を有するものであり且つ前記キチンビーズ及びキトサンビーズが中空である請求項4又は5記載の担体。

【請求項7】
前記担体が、生理活性物質、抗生物質、生体細胞、微生物、染料、医薬品、農薬、香料、飼料素材、若しくは食品素材を固定させ又は導入するために用いられるものである請求項4~6のいずれかに記載の担体。

【請求項8】
昆虫に濃度5×102~5×108個/mlの微胞子虫胞子を経口又は経皮的に接種して増殖させた後、生育した昆虫体内より増殖した該微胞子虫胞子を取り出し、精製して、均一の微細粒子であるキチンビーズを得ることを特徴とする均一微細粒径のキチンビーズの製造法。

【請求項9】
前記昆虫が2齡期蚕であり、前記生育後の昆虫が5齡期であることを特徴とする請求項8記載の均一微細粒径のキチンビーズの製造法。

【請求項10】
前記昆虫が家蚕幼虫であることを特徴とする請求項8又は9記載の均一微細粒径のキチンビーズの製造法。

【請求項11】
昆虫に濃度5×102~5×108個/mlの微胞子虫胞子を経口又は経皮的に接種して増殖させた後、生育した昆虫体内より増殖した該微胞子虫胞子を取り出し、精製して、均一の微細粒子であるキチンビーズを得、次いでキチンビーズのキチンをN-脱アセチル化してキトサンビーズを得ることを特徴とする均一微細粒径のキトサンビーズの製造法。

【請求項12】
前記昆虫が2齡期蚕であり、前記生育後の昆虫が5齡期であることを特徴とする請求項11記載の均一微細粒径のキトサンビーズの製造法。

【請求項13】
前記昆虫が家蚕幼虫であることを特徴とする請求項11又は12記載の均一微細粒径のキトサンビーズの製造法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 登録


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