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キレート剤を含むヘリコバクター・ピロリ菌用抗菌剤

国内特許コード P04A004764
掲載日 2004年11月29日
出願番号 特願2000-349003
公開番号 特開2002-154957
登録番号 特許第3680081号
出願日 平成12年11月16日(2000.11.16)
公開日 平成14年5月28日(2002.5.28)
登録日 平成17年5月27日(2005.5.27)
発明者
  • 永井 利郎
  • 老田 茂
出願人
  • 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
発明の名称 キレート剤を含むヘリコバクター・ピロリ菌用抗菌剤
発明の概要 【課題】 慢性胃炎や胃潰瘍の発症に関与するヘリコバクター・ピロリ菌の増殖を阻害する作用を有し、かつ安全性の高い物質を有効成分とする抗菌剤を提供すること。
【解決手段】 エチレンジアミン四酢酸およびその金属塩の中から選ばれた少なくとも1種の物質を有効成分として含有することを特徴とするヘリコバクター・ピロリ菌用抗菌剤。
従来技術、競合技術の概要


近年、慢性胃炎や胃潰瘍の発症に、細菌のヘリコバクター・ピロリ(Helicobacter pylori)が深く関与していることが分かってきた。わが国では、全人口の半数に相当する約6千万人がヘリコバクター・ピロリに感染していると言われている(食の科学、265巻、87~99頁、2000年)。
抗生物質等の投与によって胃中から本菌を除去することにより、慢性胃炎や胃潰瘍の治癒を図ることは可能であるが、患者によっては、除菌され難い場合があり、また抗生物質については耐性菌の出現や副作用の問題もある。
さらに、発症者だけでなく、感染者に対しても除菌を行うことが望ましいが、対象者数が膨大になるため、経済的に困難とされている。



したがって、安全性が高く、かつ容易に摂取可能なヘリコバクター・ピロリ菌用の抗菌剤が求められている。
エチレンジアミン四酢酸(以下、EDTAと略記することがある。)は、各種金属イオンに対するキレート作用を有しており、金属イオンを必要とする酵素の反応阻害剤として知られている。また、EDTAおよびその金属塩は、食品の色安定効果があるため、多くの国で食品添加物として認められている。



このように、EDTA等の安全性評価はすでに確立されており、食品添加物としての1日の摂取許容量(ADI)は2.5mg/体重kgである(FAO/WHO: Codex Alimentarius Commission, List of additives evaluated for their safety in use in food.CAC/FAL 1-1973, 1973年) 。また、アメリカ合衆国では、EDTA二ナトリウムを食品に36~500ppmの濃度範囲で添加することが認められている(Code of Federal Regulations, Title 21: Food and drugs, US Government Printing Office, 1988年) 。

産業上の利用分野


本発明は、ヘリコバクター・ピロリ菌用抗菌剤に関し、詳しくは人体に対する安全性が確認されているキレート剤を有効成分として含有するヘリコバクター・ピロリ菌用抗菌剤に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
有効成分としてエチレンジアミン四酢酸鉄(III)-ナトリウムのみを0.1~0.5mM含有することを特徴とするヘリコバクター・ピロリ菌用抗菌剤。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 登録


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