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抗アレルギー剤

国内特許コード P04A004768
掲載日 2004年11月29日
出願番号 特願2000-195672
公開番号 特開2002-012545
登録番号 特許第3694733号
出願日 平成12年6月29日(2000.6.29)
公開日 平成14年1月15日(2002.1.15)
登録日 平成17年7月8日(2005.7.8)
発明者
  • 辻 顕光
  • 山本 万里
  • 川本 恵子
  • 立花 宏文
出願人
  • 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
発明の名称 抗アレルギー剤
発明の概要 副作用がなく、長期連用においても安全性の高い、かつ飲食物や化粧料などのように日常的に用いるものに利用できるアレルギー疾患の治療、予防剤を提供すること。ストリクチニン及びそのメチル化誘導体の中から選ばれた少なくとも1種のポリフェノールを有効成分として含有することを特徴とする抗アレルギー剤、抗炎症剤,経口抗アレルギー剤または経口抗炎症剤を含む飲食物,アレルギー症状または炎症症状の予防,抑制,軽減のために、ストリクチニン及びそのメチル化誘導体の中から選ばれた少なくとも1種のポリフェノールを有効成分として含有することを特徴とする経口抗アレルギー剤または経口抗炎症剤を飲食物へ添加する方法、並びにストリクチニン及びそのメチル化誘導体の中から選ばれた少なくとも1種のポリフェノールを有効成分として含有することを特徴とする外用抗アレルギー剤または外用抗炎症剤を含む化粧料。
従来技術、競合技術の概要



近年、アレルギー疾患の増加がみられ、生まれる子供の1/3がアトピー性皮膚炎もしくは喘息を発症するとの報告がある。また、花粉症発症の劇的な増加も大きな社会問題となっている。

食習慣の欧米化、大気汚染、食品添加物、ストレス過多といった私たちを取り巻く環境の変化が、このようなアレルギー症状増加の原因であると考えられている。





アレルギー反応は、関与する免疫担当細胞や免疫グロブリンによりI型からIV型に分けられている。アレルギー性鼻炎,気管支喘息に代表される疾患はI型アレルギー反応に属しており,アレルゲンに曝露されることによりIgE 抗体が多量に産生され、そのIgE 抗体を介してマスト細胞や好塩基球からヒスタミン,ロイコトリエン,プロスタグランジン等のケミカルメディエータが産生・放出され、血管拡張,血管透過性亢進,気管支平滑筋の収縮,神経末端の刺激等が引き起こされることによる。そのため、I型アレルギー疾患の治療には、抗ヒスタミン剤とマスト細胞からのケミカルメディエータ遊離抑制作用をもつ抗アレルギー薬が使われている。

しかし、抗ヒスタミン剤や塩基性抗アレルギー薬には眠気,口渇,胃腸障害等の副作用があり、長期間に渡る連用が問題となる。





IV型アレルギー反応は、T細胞が関与する遅延型の反応で、ランゲルハンス細胞やマクロファージなどの抗原提示細胞を介して抗原情報を受けたT細胞が、様々なサイトカインを産生・放出し、これにより好酸球やマクロファージの集積により遅延型の炎症反応が起こるものである。

アレルギー性接触皮膚炎は、IV型アレルギー反応に基づいて発症する代表的な疾患である。IV型アレルギー疾患の治療には、ステロイド剤が用いられるが、このステロイド剤は、T細胞のサイトカイン産生を抑制して、湿疹の治療では劇的な効果を示す。その反面、長期間の連用によって、副腎皮質機能の低下,皮膚紅潮,委縮,毛細血管拡張などの重篤な副作用を引き起こす可能性がある。





一方、茶は代表的な嗜好飲料であり、2000年余にも渡り多くの人々に飲用されてきた。また、茶は様々な生理機能を有していることが判明しており、例えば抗酸化作用,抗腫瘍作用,発ガン抑制作用,抗菌作用,抗ウイルス作用,抗う触作用などが報告されている。

アレルギー作用に関しては、特開平3-258726号公報において、ウーロン茶抽出物を主成分とする抗アレルギー剤としてマスト細胞からのヒスタミン遊離抑制作用を指標としてI型アレルギー反応に対する治療薬の例が、特開平7-17865号公報において、天然カフェインのI型アレルギー症状の血管透過性亢進作用反応に有効な事例が、特開平10-77231号公報、特開平10-175874号公報において、ウーロン茶抽出物を有効成分とする抗アレルギー剤,抗炎症剤,抗アトピー性皮膚炎剤,抗乾癬剤とした治療薬の例が挙げられている。

さらに、エピガロカテキンガレート,エピカテキンガレートなどの緑茶カテキン類が、ラット腹腔内マスト細胞からのヒスタミン遊離を抑制することが報告されている(日本食品科学工学会誌,Vol.42, No.11, pp 952-958, 1995およびAllergy, Vol.52, No.1, pp 58-64, 1997)。しかし、ストリクチニン等のポリフェノール類がアレルギー反応の起源となるB細胞によるIgE 産生を抑制するとの報告は行われていない。

産業上の利用分野



本発明は、ストリクチニン及びそのメチル化誘導体の中から選ばれた少なくとも1種のポリフェノールを有効成分として含有する医薬に関し、詳しくは即時型アレルギー改善を目的とする医薬に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】 ストリクチニン及びそのメチル化誘導体の中から選ばれた少なくとも1種のポリフェノールを有効成分として含有することを特徴とするIgEクラススイッチを抑制する抗アレルギー剤。
【請求項2】 抗アレルギー剤が経口抗アレルギー剤である請求項1記載のIgEクラススイッチを抑制する抗アレルギー剤。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 登録


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