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豚丹毒菌の莢膜欠損変異株 YS-1株

国内特許コード P04A004771
掲載日 2004年11月29日
出願番号 特願平09-333767
公開番号 特開平11-151084
登録番号 特許第2992980号
出願日 平成9年11月19日(1997.11.19)
公開日 平成11年6月8日(1999.6.8)
登録日 平成11年10月22日(1999.10.22)
発明者
  • 下地 善弘
  • 森 康行
  • 関崎 勉
  • 新井 啓五
出願人
  • 農林水産省家畜衛生試験場長
  • 下地 善弘
  • 森 康行
  • 関崎 勉
  • 新井 啓五
発明の名称 豚丹毒菌の莢膜欠損変異株 YS-1株
発明の概要 豚丹毒菌強毒株Fujisawa-SmRの染色体上にトランスポゾンTn916を導入する。Tn916は腸球菌のある株で発見されたテトラサイクリン耐性遺伝子を保有し、接合伝達により目的とする細菌の染色体に導入することが可能な転移遺伝子である。得られるTn916挿入変異株の中から、親株であるFujisawa-SmR株とコロニー形態が異なる変異株(33H6株)を選択した。33H6株は、テトラサイクリン耐性遺伝子であるTn916が導入されているため、テトラサイクリン感受性を示さない。また、この株は親株であるFujisawa-SmR株が有する莢膜の形成能を有していない上、親株の有する病原性も失っている。Tn916は染色体から脱落すると、その際に、挿入されていた場所に変異を起こすことが知られている。この性質を利用して、莢膜形成に関与する遺伝子に変異の起った変異株を作成した。すなわち、この33H6株を継代して、コロニー形態が親株であるFujisawa-SmR株と異なり、莢膜形成能を有しておらず、かつテトラサイクリン感受性を有するようになったものを選択し、この変異株をYS-1株と命名した。
従来技術、競合技術の概要 豚丹毒は、豚丹毒菌(Erysipelothrix rhusiopathiae)に起因する感染症である。現在、豚丹毒菌感染症の生ワクチンとして、様々な方法で弱毒化した弱毒菌が用いられているが、その弱毒菌の弱毒化のメカニズムは不明である。また、これらの弱毒生ワクチン株は、病原性の復帰が危惧されており、接種により逆に感染させてしまうおそれが払拭できない。したがって、病原性が安定した弱毒菌、すなわち病原遺伝子を不活化したワクチン株の開発が望まれている。わが国では、豚の豚丹毒菌感染症のワクチン株として、アクリフラビン色素耐性菌を利用した小金井株が用いられている。しかしながら、アクリフラビン耐性度は、マーカーとして用いるアクリフラビン色素製品のメーカーによって異なることが報告されている。そのため、アクリフラビンは、生ワクチンのマーカーとしての信頼性は低い。それ故、アクリフラビンに代わる信頼度の高い遺伝的マーカーを持ったワクチン株の開発が望まれている。
産業上の利用分野 豚丹毒菌莢膜欠損変異株 YS-1株及び該YS-1株を豚丹毒菌感染症の生ワクチンとして使用する方法
特許請求の範囲 【請求項1】 豚丹毒菌強毒株 Fujisawa-SmR のトランスポゾン変異株に由来し、テトラサイクリン感受性を示す豚丹毒菌莢膜欠損変異株 YS-1株(FERM P-16466)。
【請求項2】 請求項1記載の豚丹毒菌莢膜欠損変異株 YS-1株(FERM P-16466)を豚丹毒菌感染症の生ワクチンとして使用する方法。
産業区分
  • 微生物工業
  • 畜産
  • 薬品
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 権利存続中


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