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潜行板付きトロール網

国内特許コード P04A004816
掲載日 2004年11月29日
出願番号 特願平10-292973
公開番号 特開2000-102333
登録番号 特許第3398756号
出願日 平成10年9月30日(1998.9.30)
公開日 平成12年4月11日(2000.4.11)
登録日 平成15年2月21日(2003.2.21)
発明者
  • 大関 芳沖
  • 松田 皎
  • 胡 夫祥
出願人
  • 国立研究開発法人水産研究・教育機構
発明の名称 潜行板付きトロール網
発明の概要 【課題】 船速や海況などに影響されずに、小型浮魚類の稚仔魚を高速で定量的に採集するのに適したトロール網装置を提供することを課題とする。
【解決手段】 湾曲型潜行板をトロール網の網口フレームの下方に一定迎角を保持するように吊り索で取り付けてある潜行板付きトロール網。好ましくは、その網口フレームの上方にトロール網全体の水中重量をゼロに近づけるための浮子を付けてある潜行板付きトロール網であり、垂直翼とその両側に張り出させた水平翼とからなり水平翼は上方に湾曲させた断面を有し、両水平翼は翼面と水平面とのなす角度が等しくなるように接合してある湾曲型潜行板を、略等しい長さの左右2本づつの吊り索をもって吊り下げる。特に縦横比 6.0、反り比 15%、上反角20度に形成した湾曲型潜行板を用いると潜行特性が従来に比べ略2倍にアップする。
従来技術、競合技術の概要


稚仔魚を採集することによる魚種別資源量の推定は、漁業の資源管理に欠かせない手段である。従来から稚魚の調査には、アイザックスキッド中層トロール、タッカートロール、長方形中層トロール(RMT:Rectangular Midwater Trawl)、環境センサー付き多段開閉ネット(MOCNESS:Multiple Opening/Closing Net andEnvironmental sensing System)など各種の稚魚採集ネットが使用されている。しかし、アイザックスキッド中層トロールは 2.5m/秒以上の高速曳網ができるものの、曳網水深と網口断面積が船速などによって変化し、定量的な採集が困難である。長方形中層トロールは、網口が4本の水平棒で開閉できるが、曳網索は網口上部の棒のみに付いており、網口が傾くために曳網速度を 1.0m/秒以下に抑えざるを得ない欠点がある。また環境センサー付き多段開閉ネットは 0.7~ 1.2m/秒程度の曳網速度が限界である。このようなことから、漁獲対象魚種の稚魚を定量採集するためには、高い開口比(網目の開口部分の総面積を網口面積で除した値:網のろ過能力を示す)を持ち、かつ目的水深のサンプルのみを採集する機能を有し、さらに船速や海況などの変化により曳網水深及び網口面積が変化しない漁具を開発する必要がある。尚、小型のトロール網の網口フレームの下方に潜行板を取り付けたトロール網装置は、アイザックスキッド中層トロールにおいて、すでに使用されている。

産業上の利用分野


本発明は、稚仔魚の採集に適したトロール網装置に関する。さらに詳しくは、マイワシ、マサバ、カタクチイワシなどの小型浮魚類の稚仔魚を高速で定量的に採集するのに適したトロール網装置に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
垂直翼とその両側に張り出させた水平翼とからなり、水平翼は上方に湾曲させた断面を有し、両水平翼は翼面と水平面とのなす角度がそれぞれ等しくなるように接合してある湾曲型潜行板を、あらかじめ設定した迎角に相当する角度を保持して、トロール網の網口フレームの左右略中央部に取り付けた側板から略等しい長さの左右2本づつの吊り索で網口フレームの下方に吊り下げてある潜行板付きトロール網。

【請求項2】
網口フレームの上方にトロール網全体の水中重量をゼロに近づけるための浮子を付けてある請求項1に記載の潜行板付きトロール網。

【請求項3】
縦横比 6.0、反り比 15%、上反角20度に形成した請求項1に記載の湾曲型潜行板を、迎角20度を保持するように吊り下げてある請求項1又は2に記載の潜行板付きトロール網。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP1998292973thum.jpg
出願権利状態 登録


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