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昆虫廃棄物又は死骸の分離・選別装置及び方法

国内特許コード P04A004864
掲載日 2004年11月29日
出願番号 特願2002-073565
公開番号 特開2003-266019
登録番号 特許第3627018号
出願日 平成14年3月18日(2002.3.18)
公開日 平成15年9月24日(2003.9.24)
登録日 平成16年12月17日(2004.12.17)
発明者
  • 羽賀 篤信
  • 松江 登久
  • 水谷 哲治
出願人
  • 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
発明の名称 昆虫廃棄物又は死骸の分離・選別装置及び方法
発明の概要 【課題】 機械化による昆虫廃棄物又は死骸の分離・選別装置及び分離・選別方法の提供。
【解決手段】 昆虫廃棄物を投入するホッパー2と、その下方部分を構成する第一ガイド手段3と、少なくとも一部がメッシュ状になっている第二ガイド手段5と、ガイド手段5の下流側端部に設けられた互いに噛み合った二つのブラシ6a、6bからなる第一ブラシ部材6と、ブラシ部材6に噛み合って設けられた第二ブラシ部材7と、ブラシ部材7に噛み合って設けられた第三ブラシ部材8と、第一分離板9、第二分離板10及び第三分離板11と、第一エアーノズル手段18及び第二エアーノズル手段20とを備える。
従来技術、競合技術の概要


従来、昆虫の廃棄物又は死骸は、メッシュの異なる篩いを利用して、表皮及び内部器官の2種類に分別し、回収していた。この場合、廃棄物又は死骸中の粉体の回収には、市販の電磁式篩い振盪器を利用して回収していた。また、表皮と内部器官とを分別する際の篩い作業は手作業で行われていた。

産業上の利用分野


本発明は、昆虫廃棄物又は死骸の分離・選別装置及び方法に関し、特に、昆虫廃棄物又は死骸から表皮、内部器官、残渣粉体を分離・選別する装置及び方法に関する。ここで、昆虫廃棄物又は死骸とは、昆虫自体又はその死骸を意味し、例えば、有用物質を採取した後の昆虫又はその死骸を意味する。また、残渣粉体とは、表皮及び内部器官等の粉体を意味する。

特許請求の範囲 【請求項1】
被処理物である昆虫廃棄物又は死骸の分離・選別装置であって、該被処理物を投入するための、下方部分が該被処理物を誘導する第一ガイド手段として機能するホッパーと、該ホッパーから被処理物を誘導するための第二ガイド手段と、該第二ガイド手段の下流側端部に設けられた互いに噛み合った二つのブラシからなる第一ブラシ部材と、該第一ブラシ部材の下流側に、その少なくとも一つのブラシに噛み合って設けられた第二ブラシ部材と、該第二ブラシ部材の下流側に第二ブラシ部材に噛み合って設けられた第三ブラシ部材とを備えたことを特徴とする昆虫廃棄物又は死骸の分離・選別装置。

【請求項2】
請求項1記載の昆虫廃棄物又は死骸の分離・選別装置において、該分離・選別装置はさらに、該第一ガイド手段を揺動するための揺動ドライバーを備えており、該第二ガイド手段は、その少なくとも一部がメッシュ状に構成され、該第一ブラシ部材は、被処理物を二つのブラシの間に挟み込んで該被処理物の表皮を引き裂いて体内の内部器官を表皮と分離するように構成され、該第二ブラシ部材は、該第一ブラシ部材から送られた分離物を破砕するように構成され、該第三ブラシ部材は、該第二ブラシ部材から送られた破砕物を表皮、内部器官、及び残渣粉体に比重差を利用して遠心分離するように構成されたことを特徴とする分離・選別装置。

【請求項3】
請求項1又は2記載の昆虫廃棄物又は死骸の分離・選別装置において、該第三ブラシ部材の下流側に、間隔を置いて順番に第一分離板、第二分離板及び第三分離板を配置し、該第一分離板と第二分離板とはその高さが調節できるように構成され、該第一分離板は、該第三ブラシ部材の上流側から落下する残渣粉体及び該第三ブラシ部材で遠心分離された残渣粉体を受け取って、該装置の下方に配設された粉体回収容器へと誘導するように構成され、また、該第二分離板は、その上端部分が該第一分離板よりも高くなるように構成され、該第三ブラシ部材で遠心分離され、該第一分離板の上端を飛び越えてくる表皮を受け取って、該装置の下方に配設された表皮回収容器へと誘導するように構成され、また、該第三分離板は、該第三ブラシ部材で遠心分離され、該第二分離板の上端を飛び越えてくる内部器官を受け取って、該装置の下方に配設された内部器官回収容器へと誘導するように構成されたことを特徴とする分離・選別装置。

【請求項4】
請求項3記載の昆虫廃棄物又は死骸の分離・選別装置において、該第二分離板は、第一篩い手段を備え、該第三ブラシ部材で遠心分離され、該第二分離板上に落下する表皮と混在する残渣粉体とが該第一篩い手段で分離されるように構成され、また、該第三分離板は、第二篩い手段を備え、該第三ブラシ部材で遠心分離され、該第三分離板上に落下する内部器官と混在する表皮とが分離されるように構成されたことを特徴とする分離・選別装置。

【請求項5】
請求項3又は4記載の昆虫廃棄物又は死骸の分離・選別装置において、該第三分離板の下流側近傍に第一エアーノズル手段を設け、該第三分離板で分離された表皮が該第二分離板へと誘導され、分離された内部器官は下流へと誘導されるように構成されたことを特徴とする分離・選別装置。

【請求項6】
請求項5記載の昆虫廃棄物又は死骸の分離・選別装置において、該第一エアーノズル手段の下方で該第二分離板の下流側近傍に第二エアーノズル手段を設け、また、該第二分離板の下流側直下に、該第二分離板からの落下物の落下方向に対して所定の角度をもった第三ガイド手段の傾斜板を設け、該第二分離板に設けた第一篩い手段で分離されずに第二分離板から落下する表皮及び混在した内部器官が該第三ガイド手段に突き当たり、該第二エアーノズル手段からのエアーの噴射によって分離されるように構成されたことを特徴とする分離・選別装置。

【請求項7】
請求項3~6のいずれかに記載の昆虫廃棄物又は死骸の分離・選別装置において、該第一分離板の一部が誘導ガイド手段として機能するようにし、下方部分が被処理物を誘導する第一ガイド手段として機能するホッパーと該ホッパーから被処理物を誘導するための第二ガイド手段の下流側端部に設けられた互いに噛み合った二つのブラシからなる第一ブラシ部材との間に設けられたメッシュ状部分及び該第一ブラシ部材乃至第三ブラシ部材から該第一分離板へと落下する細かい表皮破片や内部器官破片を含んだ残渣粉体のうち比較的細かい表皮破片や内部器官破片を含んだ粉体が、該誘導ガイド手段を経て該手段の下方に配設された粉体回収容器内へ誘導され、また、該誘導ガイド手段の下方に第四ガイド手段を設け、この第四ガイド手段により、該細かい表皮破片や内部器官破片を含んだ残渣粉体のうち比較的大きい表皮破片や内部器官破片を含んだ粉体、さらに比較的細かい表皮破片や内部器官を含んだ残渣粉体と、比較的大きい表皮破片や内部器官破片を含んだ残渣粉体とに分離され、前者が粉体回収容器内へ誘導され、後者が該粉体回収容器に隣接する表皮破片及び内部器官破片回収容器内へ誘導されるように構成されたことを特徴とする分離・選別装置。

【請求項8】
被処理物である昆虫廃棄物又は死骸から表皮、内部器官、及び残渣粉体を分離・選別する方法であって、該被処理物をホッパー内へ投入し、該被処理物を揺動して、互いに噛み合った二つのブラシからなる第一ブラシ手段へ誘導し、該ブラシの間に挟み込んで該被処理物の表皮を引き裂いて体内の内部器官を表皮と分離し、分離された表皮と内部器官とをさらに第二ブラシ手段へ送って破砕し、次いで、第三ブラシ手段へ送ってさらに破砕し、該第三ブラシ部材の回転により、表皮、内部器官、及び残渣粉体を比重差を利用して遠心分離し、分離された残渣粉体を第一分離板を経て粉体回収容器内へ誘導し、また、分離された表皮を第二分離板を経て表皮回収容器内へ誘導し、また、分離された内部器官を第三分離板を経て内部器官回収容器内へ誘導し、表皮、内部器官、残渣粉体を回収することを特徴とする昆虫廃棄物又は死骸の分離・選別方法。

【請求項9】
請求項8記載の昆虫廃棄物又は死骸の分離・選別方法において、該ホッパーと該第一ブラシ部材との間に設けられたメッシュ状部分及び該第一ブラシ部材乃至第三ブラシ部材から該第一分離板へと落下する細かい表皮破片や内部器官破片を含んだ残渣粉体のうち比較的細かい表皮破片や内部器官破片を含んだ粉体を、誘導ガイド手段を経て粉体回収容器内へ誘導して回収し、また、該メッシュ状部分及び第一ブラシ部材乃至第三ブラシ部材から該第一分離板へと落下する細かい表皮破片や内部器官破片を含んだ残渣粉体のうち比較的大きな表皮破片や内部器官破片を含んだ粉体を、該誘導ガイド手段を経て誘導し、該誘導ガイド手段の下方に設けた第四ガイド手段に当てて弾かせ、さらに比較的細かい表皮破片や内部器官を含んだ残渣粉体と、比較的大きい表皮破片や内部器官破片を含んだ残渣粉体とに分離し、前者を粉体回収容器内へ誘導し、後者を該粉体回収容器に隣接する表皮破片及び内部器官破片回収容器内へ誘導して回収することを特徴とする分離・選別方法。

【請求項10】
請求項8記載の昆虫廃棄物又は死骸の分離・選別方法において、該第三分離板でこの分離板上に落下した内部器官及び混在する表皮から表皮を分離し、分離した表皮を該第三分離板の下流側近傍に設けた第一エアーノズル手段により該第二分離板へ誘導し、該第二分離板を経て表皮回収容器内へ誘導して回収すること、また、該第二分離板で分離されずにこの分離板から落下する表皮及び混在した内部器官を、該第二分離板の下流側直下に設けた第三ガイド手段の傾斜板に突き当て、該第二分離板の下流側近傍に設けた第二エアーノズル手段からのエアーの噴射により表皮と内部器官とに分離し、それぞれの回収容器へ誘導して回収することを特徴とする分離・選別方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2002073565thum.jpg
出願権利状態 登録


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